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レビューアーランキング
先月(2017年2月)

蒼空猫さんのレビュー一覧

投稿者:蒼空猫

63 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本ネコさまとぼく

2010/03/23 23:28

ああ・・・にゃんこさまaaa

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

我が家はねこづくしです。
ねこまみれです。
縞に三毛に黒・・・のおねこさまに癒され かつ つかわされる日々でございます。
そんなわけで猫の写真集や絵画もついつい買ってしまうのです。

岩合光昭さんは動物写真家で、猫写真でもとても有名な方ですが、岩合さんの撮る猫たちはいわゆる「かわいらしさ」を狙ったものではなく、「ねこ」そのものの凛とした強さやしなやかさ、陽だまりのようなあたたかさであったり、町と人とねこが なにげなく共存している本来のありかたであるように思うのです。

表紙の写真は「まぶたをねこにおしてもらっているところ」らしいですが、ふたりともなんとも幸せそうな顔をしてると思いませんか?
肉球・・ぐみの様にぷにぷにで、ちょっとひんやり 猫好きにはたまらない一品です。
ねこの何がいいって、とことんマイペース。
とことん 自由なところではないでしょうか。
ねこの面倒をみているようで 面倒をみられてるようなきがたまにします。

中表紙のねこには貫禄が漂い、港のねこには哀愁と逞しさが。
日本でだけでなく各国の猫たちの素顔が うつっているのでしょう。
また 本書には岩合さんとねことの出会いや経過も書かれてあります。まさに岩合ネコBEST OF BEST!!
猫好きなかたには お勧めしたい一冊です。

余談ですが、ごはんが欲しい我が家の猫が、寝てる旦那をおこす必殺技も 顔面肉球ぴたぴた攻撃です。うめいてますが笑いをこらえじっくり観察します。

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紙の本きょうはなんのひ?

2010/06/02 00:08

しーらないの?しらないの♪

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は皆さんが絶賛されているように、とても素晴らしく ずっと残したい本の一冊だと思います。
ストーリーもわくわく謎解きさまが楽しいのですが、林朋子さんの描く子供の愛らしさや親子の素朴で温かい交流の画もとてもよいのです。

すでに表紙からストーリーは決まっています。
おとうさんとおかあさんをうかがいながら、その後ろをそーっと手紙を持ったまみちゃんが通ります。
中表紙でそのてがみをおとうさんの上着にいれるまみちゃん・・・
朝「おかあさん 今日何のひだかかしってるの?
しーらないの、しらないの、しらなきゃかいだん三段目」と歌を歌ってスキップしながら学校へ・・
さあ、おかあさんが階段をみると犬のぬいぐるみが赤いひものついた手紙をもっています。
その手紙には次の場所・・・
こうして九枚の手紙を順番にみつけ十番目の手紙はおとうさんの上着に・・・
ようやく 見つけた 重なった十個の箱のなかには素敵なプレゼント。
でも それで終わらない。
手紙のある部分を重ねると「けっこんきねんびおめでとう」の言葉が隠されていたのです。
手紙も十枚、箱も十個。きょうはまみちゃんのおとうさんとおかあさんの十回目の結婚記念日。
とても心優しいまみちゃんには、ぬいぐるみそっくりな子犬がおとうさんおかあさんからプレゼントされます。

このゲーム、おかあさんがまみちゃんの好きなものや大事なものををちゃんと知っているから楽しんでできるのです。
結婚記念日をしっているまみちゃんはきっと、おかあさんといろんなことをよく話す女の子なのでしょう。
そして、モノが大事なのではなく「楽しませるココロ」こそが何よりのプレゼントなのだと、おかあさんをみて知っているのでしょうね。
こんなサプライズに出会えたらうれしいですね。
なによりこんな心遣いのできるこに育ってほしいなと思うのはエゴでしょうか。

おりしも 今日は私も結婚記念日を迎えました。
そして記念すべき50冊目の書評になります。ここまでこれたことに夫と皆様に感謝いたします。


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紙の本ずーっとずっとだいすきだよ

2010/02/22 01:28

ずーーーーーーーーーーっと 続く気持ち

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

作者のハンス・ウィルヘルムさんは西ドイツに生まれ、現在、アメリカ合衆国のコネチカットに住んで、絵本の仕事に専心されている。
本書は初版1988年より2009年にわたり60刷発行のロングセラーとなっている一冊である。

ずっと小さい頃から一緒に過ごしてきたエルフィー(犬)が、「ぼく」が大きくなるにつれ歳をとり、だんだんと死に向かう様子が描かれている。水彩の滲みと陰影をいかした画が、「ぼく」の優しさとともに2人の記憶を淡く彩っているかのようである。

一般的に動物は人間よりも早く歳をとってしまう。それは哀しいけれど変えられない事実だ。理解はしていても人間は「老い」や「死」を遠ざけようとする。
当たり前の日々がいつまでも続くように思うが、必ず「別れ」は訪れ、その時に今までの関係の全てが凝縮されてしまうのではないだろうか。
この男の子はとても強い子だ。大好きな友達が弱っているときから、いづれ訪れる死を静かに感じながらも、自分はいま何をすべきなのか どうしたら相手に伝わるのかをわかっているし、今までの2人の関係にも後悔は感じられない。

男の子はエルフィーが死んで すぐ立ち直ったわけではないだろう。けれど好きだという気持ちと エルフィーと過ごした時間はずーーーっと消えるわけじゃないとわかっているから、愛したことに 年月を一緒に重ね 心が通っていたことに自信があるから、この男の子は悲しむよりだいすきだと最後まで伝えることを選んだのではないだろうか。
「伝える」と「想っていても伝えない」にはおおきな違いがある。相手を抱きしめ言葉にすることで、より「確か」になるものがきっとあるのだろう。

この男の子にとっては兄弟や友達以上だったのかもしれないエルフィー。
相手が、人間だろうと動物だろうと、愛するものに対して、心のありったけで、「だいすきだよ」と伝えること。それは、双方に温かく強い絆を残してくれる。そして、やがてやってくる「別れ」すらも包み込み慰めてくれるだろう。



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紙の本おふとんかけたら

2010/02/09 00:42

おふとんで寝たくなる本

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は「おしくら・まんじゅう」でも書評させていただいた、かがくいさんの作品である。
小さく短い話しながら、この本もやはり遊び心が詰まった魅力的な一冊である。
今回は皆さんのよくある身近なものにお布団をかけて寝かせてしまうのだが、寝るのはトイレットペーパーだったり、豆だったり・・・個人的にはソフトクリームさんが寝ている姿にメロメロ。その皆の幸せそうな顔といったら・・・もちろん、ものたちが寝るとどうなったかはみてのお楽しみ!
かけ布団の模様も細かく、ものに合わせた模様にちゃんとなっているのも面白い。
こどもは似たような繰り返す音も好むようで、「ぬーく、ぬくっ♪」などの言葉をいろんなリズムで読んでくれる。我が家では寝る前の絵本の定番でもある。絵本の主人公達以外にもお布団かけたらどうなるか子どもと話すのも楽しい。
この本と同じく、にこにこと幸せな気分で布団に入り、ぬくぬくとした布団でねる心地よさはなんにもかえがたいものだとおもう。

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紙の本ぼくのいえにけがはえて

2010/07/25 01:34

イ毛メンな家??

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

じゃららら じゃららん
しゅしゅるる るるるん

ぼくは不思議な音で目が覚めました。
それは屋根の毛が伸びて風に揺れている音でした。

・・・・・・・・・屋根に・・毛っ!!!!!??

この本のおもしろさは毛だらけなだけではありません。
ぼくが頼んだ床屋さんも、どこにでもいそうなおじいちゃんなのに
とってもとっても ミラクルな床屋さんなのです。

髪の毛を切るためには、まず始めに髪の毛を濡らさなければなりません。床屋さん、そのために どこかに電話をかけます。
床屋さん 家の毛を濡らすために消防士になります。
「きり、ふんしゃー!!」
髪の毛を切るときはダンサーに。
シャンプーをする時には工事現場の監督に。
電話一本でいろんな人に変身し、家の髪の毛を整えていきます。
そのスケールもどんどんどんどんどん大きくなり、恐竜に神様まで登場しちゃいます。

この自由な発想にただびっくり!
だけど、自分も子どものころ この画のように窓や戸を目鼻や口に見立て 家を「顔」にたとえていたことがあったなあ、と。
さすがに「毛」は思い浮かびませんでしたが・・・
作者の子どものような自由でユニークで「ありえない」話に、水彩の伸びやかで大胆な画は子どもたちが大好きなものでしょう。

この本を読んで、家に毛が生えたことを想像してしまう この頃なのです。

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紙の本ほんやのいぬくん

2010/03/12 02:25

ホンヤ、ハジメマシタ。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は発売されたばかりの注目の新刊である。
作画のルイーズさんは本書が初の邦訳絵本であるが、やわらかな淡水彩と個性的ながらかわいらしい画が文にとても合っている。
訳のほんじょうまなみさんは女優ながら絵本作家としても幅広く活躍されており、本書は四作目の翻訳本となる。

この本の主人公は 本がまるごと大好きで本屋をひらいてしまう 白くて小さな犬くんである。
本の匂いに 本の寝心地・・・ 本がすきなひとなら、犬くんが感じてるであろう あの 本を手にしたときの高揚感や安心感 期待感が理解できるだろう。
何より 本を手にしている犬くんの満ち足りた幸せそうな顔が、どれだけ 本を愛してるかを物語っている。

そんな 犬くんは本屋をOPENする日、お風呂にはいって・・・髪を乾かし・・・鼻をぶーんとかむ。
ああ、いぬくんにとって とても「とくべつなひ」なのだなぁ。一番いい状態で迎えたい気持ちはなんとなくわかる。
だけど・・・

哀しいかな だーれもこない。

犬くんの垂れた耳に しょぼーんと大きな机に伏せる姿・・・
思わず声をかけたくなる。
犬くんの耳やしっぽの仕草から一喜一憂が わかりやすくて思わず笑みをこぼしてしまう。

そこへようやく 現れた小さなお客さん。
そして2人は 大好きな本の世界を丸ごと 体験して楽しんでいる。
本って 一人で堪能しても もちろん最高だけれど、同じ世界を共有できる相手がいると ワクワクもドキドキも二倍で もっと最高になる。犬くんはそれを伝えたくて、本屋をひらいたのかなぁ?
自分のすきな本を好きになってもらうのも、新しく素敵な本を教えてもらうのも 本の出会いって 尽きることがない。
読んだ本が 丸ごと自分のためだけに存在し、いつでもどこでも その世界ではなんの制約もいらない ただそっと本をひらくだけで。

これって 「本」だからできることじゃないかな。

本が大好きでよかったと つくづく思う。

ねえ?いぬくん??

 

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紙の本ちいさなあなたへ

2010/04/30 01:37

生みだし紡ぎゆくもの

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本を読んで想うは 産み出してくれた母の笑顔
この本を読んで願うのは 産み出した 小さな命の幸せ

子どもが産まれて紡いでゆくのは 命そのものだけではない
自分自身も、親子という絆も、責任も・・・全て 幾重にも織り成し 重なり 迷い 明日へ・・未来へ・・子どもへ・・孫へと紡ぎ 繰り返していくものなのでしょう
こんなにも いとおしく 撫でるかのようページをめくりたくなるような本なのは、帯に書いてある通り「母」という存在のすべてがつまっているからなのでしょう。
 
あのひ わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、
その いっぽん いっぽんに キスをした

こう始まるおかあさんと産まれたこどもの出会い。
そして 赤ちゃんはどんどん小さな子どもになり・・
お母さんは寝てるこどもの側で夢をみます。
自分がかって 経験をしたように、いつか 悲しいしらせに耳をふさぎたくなったり ほのぐらいもりへ さまよいあることもあるのだろうな、 と。

子どもを育てるということは 自分をもう一度生き直すようなものですね。
こどもとたくさんの「初めて」に出会い・・・
子どもを愛すれば愛するほど、自分がこんなにも愛し愛されていたことを思い出すのです。
そしていつか、私も母のように孫に 子の面影を見る日がくるのでしょう。

子どもがいつか 自分だけの路を選び 歩んでいくとき
親が出来るのは 見守ることだけ・・

この本は、自分と母のこと 自分と子どものこと・・様々な記憶や想いを女の子とお母さんの一生から思い出させてくれます
 
自分が生まれた日 それは母が精一杯「生」を守り、「生きること」を教えてくれた日なのです
自分がこどもの時に視えなかったものに ようやく気づいた今。
命をくれた母父に ・・・
命を感じさせてくれた子どもに・・・
命を紡いでくれた 全ての人に ただ感謝するだけです。

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紙の本おへそのあな

2010/04/06 23:17

うまれておいで。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

長谷川 義史さんの作品はユーモラスでいて、子どもの視点がいかされています。その おおらかな 作風にあたたかな「生」をまざまざと私は感じるのです。
本書は おなかの中の赤ちゃんの視点で、家族の絆を描いています。

おかあさんのお腹にいるけど、ぼくはなんでもしっているの。
おへその中から 視ているの。
家族が自分をどれほど、大事に 心待ちにしているかを・・・。

ぼくの世界はさかさま。
おかあさんがぼくをうみやすいように。
ぼくの世界はたまゆらの群青色の海。
でも、あなから 家族をみた時、ぼくの世界はじんわり明るくなってゆく・・・

おにいちゃんはおもちゃをつくっている。
おとうさんは歌をつくっている。
おねえちゃんはお花に水をあげている。
おかあさんはバランスよくいろんなものを食べている。

全部 ぼくのため。

みんながぼくに「うまれておいで・・・」って言ってくれてる。
おへその穴が月のように満ちる。
だから おへその穴から言ったんだ。
「  明日 うまれていくからね  」って。

おなかにいた時、息子はどんな景色を視ていたのでしょう。
この家族から感じるような、安心感やあたたかさを感じていてくれていたでしょうか。赤ちゃんは自分の意思で産まれる日を決めるようです。
その日をちょっぴりの不安と、大きな嬉しさで待っていたときを思い出します。
へその緒でつながっている赤ちゃんとおかあさん。
けれど、へその緒がつながっていなくても、産まれて切られてしまっても、家族の絆が切られることはないでしょう。
みえないへその緒は赤ちゃんを心待ちにするみんなに繋がっていることでしょう。
 
全ての産まれてくるあかちゃんが、この本のようにみんなに愛され 祝福され産まれてくることを願います。。





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紙の本あいうえおの本

2010/03/23 01:13

ことばの引き出し

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は一言で言うなら「素晴らしいっ!!」の一言に尽きます。この本を手にするたび 感嘆の溜息がもれるほどです。

本書の内容については他の書評家さんもふれていますが「あ」から「ん」までの50音の平仮名が一文字ずつと、その一文字の平仮名がつく画が見開きでのっているものです。
なにがすごいって 騙し絵をかいているかただけあって、画が芸術的なのです。
安野光雅の作品は 派手な色をほとんど使わない淡い水彩ですが、光沢やしわに影まで 細部にわたり丹念に描かれ妙にリアルなのです。
さらに、錯覚や常識を上手に利用した騙し画がちりばめられ、大人でも見ていて飽きないのです。
ことばもこんなにあるのか!と驚くほどです。井戸やまわりどうろうなど現代の子ではなじみないものもでてきますが、それもまた親子の会話を育むものの一つとなりそうです。

「と」では、トンボ模様の時計の上にトンカチをもった小人が時計を叩いていたり、「ち」では ち と え の平仮名の知恵の輪であったりと、想像豊かに描かれています。

ことばのはじまりとなる「あいうえお」
本書の表紙のように、あいうえおには深い深い引き出しがあるようです。本書には モノを表現するだけにとどまらず、50音のもつ奥深さが現されているようにおもいます。
自分のことばの引き出しにはどれほどの「あいうえお」があるだろうか、と思わず悩んでしまいました。

カタカナの本も 是非出版されてほしいものです。

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紙の本ドロップロップ

2010/02/16 01:57

きらきら☆こころ色

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ドロップはお好きですか?どんな味がすきですか。

こんにち どこのお店でも色々な味や種類の様々なアメが売っている。しかし「ドロップ」と聞くと、やはりどこか懐かしさをただよわせる 子どもの頃によく食べた あの缶入りの色とりどりのアメを思いだしてしまうのである。

なに味がでるかわからないワクワクと小さな期待感。カランと小気味よい音がして出てくるあの楽しさ・・・

本書は第4回椋鳩十賞、毎日童話新人賞最優秀賞受賞をした村山早紀氏とオリジナル作品を多数出版されている杉田比呂美氏の本であり、
いろんな味のドロップにまつわる少女の家族への記憶や想いを、かわいい少女のイラストとともに描いてある。

特に「だいだい」のこのシーンは情景が浮かぶようで気持ちがとてもあたたかくなる。

『だいだいいろは オレンジの あじ 
 おばあちゃんが おくってくれた
 はこいりみかんの あったかい いろ

 おうちに ともる あかりの いろ
 おかえりなさい そんな いろ

 おたんじょうびの ろうそくの いろ
 ハッピーバースデイ
 まいにちが だれかの たんじょうび
 
 しあわせな しあわせな たんじょうび』

少女にとって ドロップはキラキラひかる宝石のような宝物のような・・・幸せの時間の味なのだろう。

この本を読むと「女の子」に戻ったような気分になる。
見たもの、聞いたものと同じくらいに「味」も記憶をよびさましてくれるものなのだとあらためて気づく。
少女が愛された優しいあたたかい記憶とともに、いつまでもドロップの味おぼえていてほしいと願う。



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紙の本きみのためのうた

2010/06/22 02:23

父親ってなんだろう

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私が一番初めの書評に選んだ「みどりのくまとあかいくま」。一冊目は「チガウ」ものどうしがお互いの色を受け入れることで、かけがえない天使に出会う本でした。
本書は シリーズとなった第4弾、お父さんになったみどりのくまと天使のお話です。

お父さんとしての役割・・責任・・理想・・願い。
親ならば大抵の方々が感じるであろう想い・・・
おとうさんの視点から親子の関係性を静かに問うている本でしょうか。
最初にであったとき、みどりのくまはこうおもいます。
「きみは はかないくらい かるいはずなのに ぼくにはずしっしりとおもくて・・・」
それははじめて手にする責任と命の重さです。

みどりのくまは「父親とは力強くたくましいもの。
いつでも 見守ってくれて 何かあったときには、だれよりも 頼りになる。」と理想をたてますが、
現実は「きみにためばかりに 時間をつかってあげられないんだ。 ときどき めんどうになってくる きみの存在。
そして あとで気づくきみの顔」なのです。

父親が、毎日 こどもと密な時間をすごすのも難しいし、こどもの要求に応えてあげたくても満足にあげられない事実はあるでしょう。
けれど、直接的なかかわりあいだけが父親ではありませんよね。
家庭を支えていくことも、自分の時間をもち リラックスしたり自分を高める姿を見せることも大事な父親の役割だと思います。

こどもに仕事を理解してもらうのは難しいかもしれません。
でもきっと、頑張って仕事をしているお父さんも、自分を楽しんでいるお父さんも子供はちゃんと見ているでしょう。
一緒に遊ぶことが例え少なくても、嫌いなところも好きなところも含めて、最初の「おとこ」のモデルはおとうさんなのですから。

最後の章は親から子が離れ、巣立つ一歩を自転車で現しています。
そして、ここだけ こどもの視点からも描かれているのです。

子供がこれから通る路は、まっすぐではなく 曲がりくねったり細かったり 大きな石があるかもしれません。
こどもは「だいじょうぶ」というお父さんの言葉で、お父さんを信じ お父さんが信じてくれた自分を信じることが出来たとき 一人で前へ進むことが出来るでしょう。

そして じぶんだけのみちを 歩き始めるのです。

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紙の本だいすき。

2010/04/08 10:28

こんなにあふれるほどの想いがあるのに・・・ ぎゅっとつめると、たったひとつの言葉にしかならない 「だいすき」

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。


きみがいないと
お月さまもきみにみえて・・・
おちばだって なんだか恐くて・・・
退屈でつまらない・・・。
もう一度 会えたなら
秋がきれいだって 気づくのに・・・
冬のさむさだって ぜんぜんへっちゃらなのに・・・
毎日がわくわくするんだ。

本書は「ちいさなたからもの」でも書評させていただいたアンドレ・ダーハン(作)角田光代(訳)さんの作品です。
淡水彩と鉛筆の線を生かしたやわらかな画で、トラネコの赤い魚へのピュアな想いがつまっている作品です。

ネコは魚が好きなのです。
本来は食う食われるの関係性ですが、あえて この関係性をアンドレ・ダーハンさんが選んだのは種別を超えた純粋な愛を表現したかったからかもしれません。
ネコが魚の水槽にはいり、いっしょにねたり、抱き合っている姿をみると なんだか優しいくすぐったいような気持ちになります。

好きになることで寂しさや孤独をより感じ、好きになることで嬉しくてふわふわして世界が明るくなる。
その相反しながらも共存する関係と想いが短い文ながらつたわります。
好き・・というキモチは不思議なものですね。

読むと、なんだかほんわりして、大好きな相手をぎゅっと抱きしめたくなるような本だと思います。



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紙の本ぴよちゃんとひまわり

2010/02/09 01:49

ひまわりのようでありたい

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は いりやまさとしさんの多数ある「ぴよちゃんシリーズ」の中の一冊であるが、このシリーズは仕掛け本もでており、成長に合わせて乳児から幼児まで長く楽しめる絵本である。
ひまわり畑に大喜びだったこどものために夫が買ってきた一冊で、タイトルと表紙の絵からも一目両全だが、かわいいひよこのぴよちゃんとひまわりさんの出会いから別れまでが描いてある。ひまわりが咲く前からひまわりをイメージさせてくれるのはぴよちゃんの黄色と草原の緑色のせいだろう。

ある日、種を見つけてたべようとするぴよちゃんに「ちょっとまって。あしたまでまったら おいしいはっぱが たべられるよ」という種の会話から出会いが始まる。
ぴよちゃんは葉っぱが増えるたび、いただきま~すと食べようとするが、いっぱいの葉っぱがでることをそのたび種から聞き、食べるのを先延ばしにする。その駆け引きもなんとも微笑ましいが、食べようと一生懸命に種の世話をしたぴよちゃんなのに「ひまわりさんっておひさまみたい。だって側にいると きらきらあかるくて なんだかうれしい きもちになるんだもん」とひまわりに寄り添っている姿はなんだか嬉しくなる。
だが、大好きなひまわりは、もちろん夏になれば枯れてしまう。ぽとぽと涙をおとすぴよちゃんにひまわりは「ありがとう」とつぶやき おくりものを残すのである。

「いのち」には いつか必ず終わりがくる。
「いのち」の  カタチが違っても友達になれる。
「いのち」は  消えてもおわりではない。
ぴよちゃんがひまわりさんとの思い出をずっと忘れない限り。そして、ひまわりさんが残したおくりものはずっと続いていくのだから。
小さな子どもでも、この本から大事なことを学ぶ事ができるだろう。

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紙の本おしくら・まんじゅう

2010/01/29 01:31

おしくらまんじゅー押されて泣くな♪

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

誰もが幼い頃に遊んだ記憶があるだろう。

おしくらまんじゅう。
昔ながらの体遊びですね。

かがくいさんは、私の大好きな絵本作家のひとりであるが、このかたが描くストーリーはとてもユーモラスでどこかシュール。『モノ』に命を吹き込むのがとても上手だとおもう。ものの特性や特徴を捉えながら、生き生きと描かれており、絵もクレヨンやパステルを使ったような質感と丸みのあるタッチで描かれている。
本書は、おしくらまんじゅうの遊びをモチーフにその名前の通り 白いまんじゅうと赤いまんじゅうが、いろんなものを挟んでおしくらまんじゅうする絵本である。

その挟む相手といったら、こんにゃくになっとうに・・ゆうれい!?
挟んでるときの表情に挟んだ後のオチ。ページをめくるたびに笑いがもれる。

なんともとにかく楽しい。
何度こどもと読んでも何度でも一緒に大笑いさせてくれる、とっておきの一冊である。
ぜひ、おしくらまんじゅうされたモノ達がどうなったかをこの目でみてほしい。

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愛のプレゼント

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ねえ、ママ、ボクを愛してる?

愛された記憶。
それは愛されていた記憶。

息子を抱きしめながら、抱きしめてくれてた母をおもう。
息子に愛してるかと聞かれれば、間違いなく強く抱きしめ即答する。『誰よりも愛している。』と。

だけど、こどもは不安だ。だから聞く。自分をみてほしい、と。つたない言葉のかわりに全身で愛を叫ぶ。愛をうけようとする。愛をはかる。愛をためす。
親はわかっているはず、当たり前だと思い、愛の言葉をだんだんなくしてないだろうか。
日々の目先のいたずらに目をつりあげ、怒る事に忙しく、家事や仕事に疲れ、抱きしめることを忘れていないだろうか。
親からの愛情をうけ、愛を言葉や態度で確認し、こどもは愛を伝えることを学ぶ。極端にいえば、抱きしめられたことがなければ、だれかを抱きしめることなどできないのだ。

《ぼく》はいう。ボクが、こどもでいられる時間はみじかいんだ。

ホントにそれはあっとゆうまの時間なのだろう。
こどもにとって《イマ》この瞬間すらも成長をしつづける、きらきら輝くかけがえない瞬間の連続なのだから。

《ボク》はいう。ボクのこどもじだいは、じつはママとパパへのボクからのプレゼントなんだよ。

なんという素敵な言葉だろうか。
なんというあたたかい言葉だろうか。
ママにしてくれたのは産まれてきてくれたこども。
こどもが産まれてきてくれたことが最初のプレゼント

あらためて大事なことを気づかさせてくれる。
子どもをもつお母さんに、ぜひとも読んでほしいと思う。
私は、出産をむかえた友人にこの本をプレゼントした。
とても優しい気持ちになり、こどもに早くあいたくなったといってもらえた。
葉 祥明さんのかく絵や文はとてもシンプル。だからこそ語りかけてくるものが多い。それはとてもシンプルに心にやんわりとしみてくるだろう。

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