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    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

pluralityさんのレビュー一覧

投稿者:plurality

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紙の本カルメン 改版

2010/02/24 01:15

恋愛と死と

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「恋愛の死を想わせるのは進化論的根拠を持っているのかも知れない。蜘蛛や蜂は交尾を終ると、忽ち雄は雌のために刺し殺されてしまうのである。わたしは伊太利の旅役者の歌劇「カルメン」を演ずるのを見た時、どうもカルメンの一挙一動に蜂を感じてならなかった。」

 これは芥川竜之介の『侏儒の言葉』のうちにある、「恋愛と死と」からの引用である。芥川が見たのは歌劇であるが、本書はその原作であるメリメの小説だ。

 ビゼーの歌劇『カルメン』はメリメの小説『カルメン』以上に世に知られていると言ってもよいかもしれないが、メリメの『カルメン』は歌劇のそれとはまた異なった魅力がある。たとえば、メリメがアンダルシアについて語る第四章は、歌劇には取りあげられていない。またメリメの文体そのものがホセとカルメンの沈痛な激情によって貫かれており、私たちの胸を締めつけるのである。
 
 そうした小説『カルメン』固有の魅力が描き出す、恋愛と死。本書は、その両者の悲劇的な関わりあいについて深く考えさせてくれる古典である。


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