サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. T.Dさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年3月)

投稿数順ランキング
先月(2017年3月)

  1. 1

    UP

  2. 2

    UP

  3. 3

    UP

    3月のライオン(1)

    3月のライオン(1)

    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

  4. 4

    UP

  5. 5

    UP

    はらぺこあおむし 改訂

    はらぺこあおむし 改訂

    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

T.Dさんのレビュー一覧

投稿者:T.D

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本船宿たき川捕物暦

2010/05/15 17:09

風情

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

時は、江戸時代、田沼時代。後に庶民に倹約を強いることになる白河藩主になったばかりの松平定信から、幼馴染を通して主人公の真木倩一郎から呼び出されるところから話が始まる。田沼時代、松平定信と歴史上の人物が登場し、後のことを知っていて読んでいるため、興味がわくところもあるが、主役は、真木の住む長屋の住人達をはじめとする江戸の人々である。
 真木がふとしたきっかけでかかわることになる船宿たき川の米造、お葉親子、目明し達。剣の腕は一流は、時代小説の主人公の必須要素、男っぷりのよさと正義感も。その上、理詰めでものを考える力も人並み以上。
 船宿たき川の親子の事件に、娘お葉を守りたい気持ちからかかわる内に、目明かしの制度(?)の滝川一益にまでさかのぼる由来からが語られ、以外な事件の真相と、江戸時代ゆえの解決のつけ方の困難さ、その困難を乗り越える主人公の勇気と、庶民の力強さが語られる。
 無論、すべてが歴史的な事実ではなく、作者の作り出した世界であり、その物語はとても興味深いものであるが、この作品の魅力は、この事件の解決までのサスペンスの部分よりは、登場人物と、江戸の庶民の暮らしの描写、その風情の魅力にある。真木の住む長屋、船宿、目明し達の家業とする商いの様子、暮らしぶりが、事件の経過とともに季節毎に描かれ、まるで江戸のくらしを体験しているかのように知ることができる。「木枯らし紋次郎」が長く続き、また読まれた原因のひとつが、紋次郎の関わる事件のみではなく、その時代の人々の生活ぶりが実感できるように書かれていたということもあるように、この小説も、舞台となる江戸の風情が魅力的な小説である。長く続くシリーズになって欲しい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示