サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. ひとときさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

ひとときさんのレビュー一覧

投稿者:ひととき

16 件中 1 件~ 15 件を表示

読み物としても面白い

12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

学生のころは、英語が好きでした。
英語で話しかけられることが徐々に増えてきた最近、新たに英語を勉強しようと思ったら、全然わからないことにショックを受けていました。

何冊か英会話入門的な本や、長文読解を買ってみたけれど、ちっとも長続きしない。
1ページにつき1フレーズの本でも、1回読んだら、ハイさよなら。

・・・これはイカンと、やはり最近はまっているコミックエッセイコーナーを見てみたら、面白そうなこの本が目にとびこんできました。

純粋に、面白い。
それでいて、とてもショックでした。

直訳して会話していた最近の自分が、とても恥ずかしい。
どおりで相手がキョトンとした顔をしていたと、これを読んで納得しました。

発音にまったくの自信のなかった私(間違ってはいないけど、不思議な発音だね…と言われていた)は、それゆえに通じにくかったのだろう…と思いつつも、会話していましたが、実は、時代錯誤な言い回しだからということに、これを読んで気づきました。

まさしくタイトル通り「ちょっとヘンな英語」でいたので、何度も読んで勉強しなおしといったところです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ウィンター・ホリデー

2012/01/23 12:28

待ってましたー!

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「ワーキングホリデー」の続刊です。

あの親子は、どうなったのか。
母親との関係は修復されるのか。
ナナや雪夜の過去の清算はどうなるのか。
何度読んでも、もろもろが気になっていた本の待望の続刊です。

素直に、とっても面白かったです。

坂木さんの作品は、所々で人の気持ちをえぐるような、それでいてきちんと救ってくれる描写があるのですが、そのあたりも裏切られることなく、心にせまってきました。

前作の夏休み後のイベントである、冬休み中のクリスマス・大晦日・正月、ちょっと時間がたってバレンタインとホワイトデーを舞台に、宅配便ならではの様相に加えて、元ホストとしての主人公の活躍が期待できました。
「父親になる」という過程をちょっと遅いながらも満喫しているようで、とっても微笑ましいです。

今回は元恋人・進の母親である由紀子さんも後半はたっぷりと登場し、輪郭がはっきりとしてきました。

また、他作品ともリンクしている箇所がいくつかあり、思わず「あ、あの人だ!」とニヤリとしてしまう箇所が楽しめました。
その登場人物は意外といえば意外であり、そちら側の続編も早く読みたいー!と悶えてしまいます。

何度読んでも飽きない、キラキラとちょっと変わった家族とそこにかかわる人々の宝石のような輝きのある小説です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ

2011/04/26 09:30

変わらない、それ以上の温かさ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

また、会えました!
待ってました!!

とんでもなくご都合主義ではあるので、そこら辺の批判もいくつか見ていますが、それを補うに余るくらいの素晴らしい内容です。

1話目は我南人の後輩と、研人と友だちの話です。
いつものように勘一の気持ちの良い説教が、私にはちょっと痛かったですね。
親として一緒に叱られている気分でした。

2話目は引き続き我南人の後輩と、青の話です。
この後輩の関係者は、別の作品「Q.O.L」に出ているようで、私はまだ未読なのでこの後に購入する予定です。話はリンクしていないとは思うのですが・・・。

3話目は常連さんたちの一部と、懐かしい人の登場です。
またまた読み返したくなってしまうくらいに大好きなお話の懐かしい人です。

4話目は淑子さんと、藤島さんのお話です。
藤島さんのあることがわかります。6冊目にしてようやくかぁ~なんて細かいことを思いました。

1冊で1年がたったしまうので、みなさんの成長とか動きが早いです。
それが嬉しいような、サザエさんのようにいつまでも変わらない堀田家を見ていたいような、時間の流れに関しては複雑な気持ちです。
次からは1冊で半年分くらいにしてくれないかな。でないと勘一がどんどん年寄りになっちゃうから(笑)。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本プラチナデータ

2010/07/07 10:47

これまでとかわらない作品

9人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

テーマに興味を感じたので、久々に東野作品を新刊にて購入。

長く東野作品を読んでいるが途中から気づいたのは、丁寧に読み込んでいけば犯人が途中でわかってしまうということ。
この作品も例外ではなかった。(唯一の例外は「容疑者Xの献身」のみ)


全ての事件は、DNAが解決する・・・。
犯罪防止のための国民のDNA情報を国が管理するという法案が通り、警察庁はDNA捜査システムを導入する。
警視庁の浅間は事件の遺留品のDNA解析を求め、神楽のもとへ訪れる。
結果は「Not Found」。犯人はこの世に存在しないのか?
時を同じくして殺されたのはこのシステムを開発した兄妹であり、その犯人について解析した結果は神楽であった。
追う者から追われるものへ。



私がそもそもコンピューターに対しての信頼感が薄いせいか、作品中のシステムについて疑いの目がかなり強い。
なので、読み薦めていても「それ、みたことか」となってしまう。

なんとも人間味のない登場人物が多いせいか、浅間刑事にとても好感がもてる。
しかし、その人間味のなさが現代をよーく表していて不気味なくらいだった。

それなりに面白いテーマではあるのだが、結局どこに焦点をあてているのか途中から微妙になってしまい、犯人ばかりかその犯罪理由までもわかってしまったので、少しばかり拍子抜けしてしまった。
登場人物の頭が良すぎるために、自分がついていけなかっただけなのだろうか(笑)。

上の人たちはコンピューターを使っているのか使われているのか、下の駒は人に操られているのかコンピュータに操られているのか。
最後は落ち着くところに落ち着いたのだが、ちょっと微妙な気がする。
それに、神楽の決着のつけ方があっさりしすぎて物足りなかった。

とりあえず、テーマはとても好みなので、再び浅間刑事と神楽に出会えることを望みたい。
でも、これで完結なんだろうなぁ~。




このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本てふてふ荘へようこそ

2011/06/09 09:22

じんわりとした幸せ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近「○○荘」というタイトルを多く見かける。
そのどれもがなぜかあまり外れなく楽しめる。
この作品もその例にもれずに、とっても面白い。

帯のあらすじを眺めただけでは想像もつかなかった展開だった。
なので、読み終わってからあらためて帯を見ると、納得。
この「秘密観」がなんともいえない味わいをかもし出している。

これから読む方は、ぜひとも深く考えずに読み出して欲しい。

全部で6号室あるアパートのそれぞれの住人のお話。
どれも別に個性的というわけでなく、どこにでもいるような人たち。
ある意味ちょっと「負け組」っぽい感じが、どことなく身近で共感しやすい分、時々心に突き刺さるようなイタイ場面がしばしば登場する。
そうしておいて、各章の最後にはじんわりと切なさと幸せがせまってきて、読み終えるのがもったいない気分になる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

憧憬☆カトマンズ

2012/02/22 11:11

苦手を克服

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

気になっていたけれど、なかなか購入までいたらなかった小説でした。
明るい本が読みたい…と書店に行ったときに、何気なく手に取り購入。
・・・びっくりするほど、面白かったです。

主人公がギャル系のような感じなので、はっきりいって苦手人種にはいるため、
入り込むのは微妙かな~と思いつつ読み進めると、あまりの面白さにとまりませんでした。

以前読んだことのある、「セレモニー黒真珠」がちょっと暗めだったので、
その路線と真逆をいくような展開に、ちょっと作風が変わったのかと思ったら、
ただただ、設定の違いによる印象だったのかもしれません。

で、肝心な内容ですが、派遣さんの事情とか主人公たちのスタンスとか、
キャラを完全に把握するのは小説を半分くらい過ぎたころからでしたが、
ありえないリアルに笑って泣いて、とってもハッピーな気分になりました。

うじうじと悩むこともあれば、ギャル系といっても同じようなものであり、
それでも、その登場人物たちの関係性がとっても羨ましく、爽快な小説です。

恋愛事情も、ハッピーエンドに終わりますので、愉快痛快な気分になりますよ。
年甲斐もなく、一緒にキャーキャーはしゃぎたい気持ちになりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本舟を編む

2012/01/23 17:43

とっても地味だが深い本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

紙の辞書が好きな私は、その帯の紹介に惹かれて手に取ってしまいました。
読み始めたら、止まらない面白さです。

辞書作りというのは、それは膨大な数の言葉を吟味していかなければならないので、まあ時間はかかるだろうな~と思っていましたが、そんな軽い「時間」ではありませんでした。
常に模索して一つ一つの言葉を受け止めて考えるその姿勢に、敬意を表したいです。
そのこだわりには脱帽です。
…と、オタクのようなうんちくだらけの内容かと思われがちな辞書作りですが、きちんとそこに絡めたロマンスもあり、「いつの時代の恋愛なの?」とつっこみたくなるほどのじれったさですが、三浦作品にありがちな「ナナメ目線の感覚」がいい味を出しています。

言葉を大事にする辞書づくりの本だからか、思わずこの本もじっくりと言葉に気を付けながら読んでいました。
なので、いつもよりもこれまた時間のかかる読書となるわけです。辞書作りと同じですね~。

主人公のほかに、部署にいる3名の視点からも描かれていますが、それが自然に移行しているので、まったく違和感はありませんでした。

今の教育産業は電子辞書におされて、紙の辞書の出版は少なく感じますが、これを読むと今まで以上に、紙の辞書が愛しく思えてきます。

辞書が好きな人、言葉が好きな人、本が好きな人、さらに紙が好きな人は、それはとっても楽しめる小説です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本花咲小路四丁目の聖人

2012/02/07 16:48

憧れるかも。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一度は憧れることのある、外国人の父親。
今ではめずらしくないけれど、自分の小さいころは周りにいなかったせいか、漫画や小説で読んで憧れたものでした。

この小説では、こんな家族がいたら、心配は心配だけれど、楽しい毎日だろうな~と想像するだけで、ワクワクしました。

最近、商店街や田舎などの町興し系小説を読む機会が増えましたが、その中でも抜群に面白かったです。
まあ、商店街が舞台だけれども、話の内容は日常の事件解決モノなので、著者の「東京バンドワゴン」に近いかもしれません。

時に厳しいお言葉もあるけれど、やっぱりあたたかいものでいっぱいの小説でした。

引退した大泥棒のご隠居とあっても、そこはイメージのイギリス紳士…とってもダンディです。
最後は、やっぱりご都合主義的な解決方法でしたが、それもまたこの著者の醍醐味なので、期待して読んでいました。面白さは大当たりです。

主人公は、そんな外国人紳士を父親にもつ娘の語りが中心で、その老紳士を手伝う2人とか、商店街の人々との絡みなどが、下町の雰囲気がとってもよく出ていて、気持ちの良い内容です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ツナグ

2010/11/09 13:35

深く考える

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

死者との再会を叶えてくれる「使者」。
「アイドル」「長男」「親友」「待ち人」から、それらをふりかえるように「使者」のお話が続く。

「アイドルの心得」
隠れファンの女性がアイドルを呼び出すお話。
モデルが誰だかなんとなく想像ついてしまった(笑)。
一面からしか見えないちょっと一方的な話と感じたけれど、普通に先を楽しめるような感じだった。

「長男の心得」
昔はこういう家長が多かったんだろうな~と思わせる、頑固で偏屈な長男のお話。
読んでいて、その言動にいちいちムカついてしまうくらい(笑)。
前のお話とあわせて、ちょっと憑き物落としっぽい感じのラストだった。

「親友の心得」
親友が死んでしまった。その原因とは・・・。
なんだか、これは一番消化不良だった。
何を訴えたかったのか・・・というか、不安定な気分そのものの高校生だったからか、イメージがつかみにくいお話だった。
原因ははっきりするんだけど、ラストのオチがいまいちだったのかもしれない、私には。

「待ち人の心得」
失踪した婚約者を求めるお話。
これは泣いた。電車内だったのに泣いた。
オチがわかっていたのにやられてしまった。
らしいといえば「親友」が辻村作品らしいのかもしれないけれど、私としてはこの話が一番心を揺さぶられた。
感情が一気に引き出されてしまったラストは、この本の最後の「使者の心得」を読まずにして、またもう一度「待ち人」最初から読み返したほど良かった。

「使者の心得」
「使者」という謎が解けるお話。
それまでのお話をふりかえる感じで進んでゆくので、時々前のページに戻って読み返したりした楽しさがあった。
この章を読んでいて考える。自分が会いたいのは誰か?
今、会いたい人を選ぶのか、まだとっておくのか。
人の心に深く関わる仕事を、改めて違った面から考えられるような感じだった。

さて、最後を読むと、まだまだ続けられそうな小説だが、読みたいような、ここで終わって欲しいような・・・。
辻村作品にはいつもアナザーストーリーでよいから、もう一度どこかで会いたいような人物がいっぱいいて面白い。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本祝もものき事務所 1

2010/12/06 15:06

ドラマっぽい小説

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まず、ありえない設定が多いです(笑)。
現代作品なのですが、こーんないい男・いい女がいるわけないです!

が、その人物1人1人がとても魅力的で、心惹かれずにはいられないという・・・。
とにかく、人物描写と会話のテンポは本当に気持ちのいい楽しい作家さんです。

もののき事務所は絶対的に困難な案件が運ばれてくるわけですが、今回の話を読む限りでは充分にありえる納得できる謎でした。

登場人物たちの能力や機動力は別として、そこら辺、謎を解く手がかりにぶつかるのはちょっと否めない部分もありましたが、根拠としては納得。

デルフィニアに始まるシリーズがとにかく面白くて何度読み返しても飽きないくらいのキャラクターと会話のテンポにやられてしまっている私ですが、こちらの作品はそこまでくいつくことはないですが、次のお話をどうしても期待してしまう終わり方でした。

今、マンガや小説などが原作のドラマ・映画化が流行っていますが、これこそ連続ドラマとかになりそうな内容ですね。
まあ、実際になったら小説イメージ重視の私はきっと見ないのでしょうけれど・・・。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本光待つ場所へ

2010/07/02 12:49

スピンオフ作品

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「しあわせのこみち」
「冷たい校舎の時は止まる」の清水あやめが大学時代のものをえがいた作品。
とても身近に感じられてくるあやめとなっている。
また、あやめの鷹野への思いもすっきりとさせていて、なかなかにまとまりがあった。

「チハラトーコの物語」
「スロウハイツの神様」の千原冬子のその後をえがいた作品。
過去の出来事も色々と書かれているので、自伝のように感じる。
途中まで下手をすると気持ちが悪くなるような感情の嵐だったが、最後の「彼女」がでてきての会話がとても気持ちのいい読後感のよくなった作品。

「樹氷の街」
「名前のない放課後」から天木目線で中学時代のものをえがいた作品。
秀人、椿に加え、「凍りのくじら」からも3人登場。


それぞれ、大学、20代後半、中学と時代の違う作品なのに、それぞれの心理描写がリアルにできあがっていて秀逸。
どれもこれもが下手をするとあまりにリアルで気持ち悪くなるところだが、ほぼ必ず最後に救いがあるので読後感がとても良くなる。

ただ、せめて帯の部分にでもスピンオフ作品ということを感じさせる紹介文がほしかった。
でないと、ここから辻村作品に入ってしまったら非常にもったいない。
それぞれが独立して読める作品にはなっているけれど、「チハラトーコ」に関しては後に読まないと醍醐味がなくなってしまう。

作品がリンクしているのが面白いところだけど、これだけ作品が発表されると、どんな人物だったか忘れてしまっていたり、細かい事件の描写を何気なくされても気づかなかったりしてしまう。
その度に「冷たい校舎・・・」以外は読み返しているのだけれど(読み返しても面白いけれど)、あまりにリンクが複雑?になってきて大変だ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本鍵のない夢を見る

2012/05/24 11:06

リアルな日常

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

連作集か何かかな~と思っていたら、まんま短編集でした。

いつも思っていることですが、人間の負の部分を書き出して、こちらの心を乱すのがうまいな~と、この作品でも感じました。女性の心理描写を描くのはピカ一だと私は勝手に思っています。

見栄を張ってみたり、取り繕うと思うとドツボにはまっていく、あの恥ずかしい思いとか、そのままリアルに書かれています。

自分がイヤだな~と思っている部分をまるまるさらけ出してくれるので、主人公に感情移入できちゃう自分にちょっと反省です。


お話は日常ミステリーといったところなのでしょうが、謎というものはありません。
それに読んでいれば、多分結末はこうだろうな~と予想がついてしまいます。
結局、これらの主人公はこの先どうなるんだ?・・・という疑問はありますが、それはご想像におまかせします・・・といったところでしょうか。
お話はきちんと完結しているとは思います。ある意味、怖いですけどね。

5編中、最後の話がとくに怖かったです。
やっとできた子どもが誘拐された?とパニックになり、結婚から出産育児にいたるまでを回想していくのですが、だんだん軸がずれていく主人公に静かな怖さを感じます。
結末は、とっても気持ちがわかってしまい、途中から読むのが苦しかったです。

他作品も、泥棒、放火、DV、殺人と、ちまたでニュースになるような題材ばかりです。
4本目の殺人モノはちょっと私にはあいませんでしたが、リアルに感じました。

辻村作品のいつもの遊び心のある登場人物は、「これがそうかな?」と思うところがありましたが、けっこう著作数が増えてくると覚えていられないものですね(笑)。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本オーダーメイド殺人クラブ

2011/07/08 09:45

まさしくリアルな子どもたち

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あちこちで紹介されているあらすじとは、読後の印象がまるで違っていた。
意外にも・・・としては失礼だが、面白かった。
辻村深月らしい作品といったところだろうか。

しかし、登場人物はリンクしていないので、これを単発で読むことはできる。

中学生独特の言い回しや、その世界観は、現代の中学生にまさしくリアルにかぶっていて、その表現には驚くばかりだった。
自分はすでに大人といわれる年齢だが、身近に中学生がいたのでウンウン頷ける関係が多々見られた。

自殺したい・・・と簡単に考える中学生はけっこう多い。
それが本気かどうか、この作品の主人公であるアンと同じような感覚の子どももリアルにいるのである。

仲間はずれの恐怖感、友だちの恋愛事情、男女の距離感、親子関係など、それらの心理描写が巧みに「リアル」に描かれている。

アンの行動は、比較的、理想的な展開に持ち込まれている。
そこら辺は、現役中学生からしたら「ありえない」ことであり、大人目線で読めば、人生のうちの可愛らしい思い出となるほんの一瞬ではないだろうか。

ラストをどう締めくくるのか、途中から期待して読んでいた。
とても爽やかなよいラストではあったけれど、また違ったラストでもそれなりに楽しめたのではないかと、読後にさらに期待した、いい意味で裏切られた小説だった。

児童文学とは違った意味で、学生時代の心理描写を見事に表す著者であると感心する。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

素人でも使える

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全くの素人がWordでポスターなどを作ることになったため、
レイアウトの参考として購入、これが大当たり!

雑誌、書籍、パンフレット、広報紙、チラシ、ポスターなど
各分野で同じテーマのものを数パターン表示して、
白黒でラフなレイアウトなので、完全に出来上がったものよりも、
そのままだけでなく、組み合わせなどの自由な発想がでる。

それまでは自己流で作っていたものを、
プロの視点からのアイデアをもらって、
見栄えのするものが出来上がった。

特に奇抜なものはなく、流行も関係なく、
長きにわたって使用できる重宝本。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本おしまいのデート

2011/02/09 16:35

変わらずやられる・・・

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

瀬尾まいこさんの作品を読んでいるんだなぁ~とつくづく思わされる作品。

それなりに楽しく、面白く、軽い気持ちで読んでいたら、ずーんっと気持ちをひっくり返されてショックをうけてしまう。
そんな感じの文章の構成が私は好きです。

ちょっと変わった「デート」の数々が短編で展開されます。
1、月に1回、外で会う孫と祖父
2、元不良の教え子と定年間近の老教師
3、ほとんど話したことのない同じクラスの男子同士
4、捨て犬を見つけてしまった、OLと大学生
5.保育士と手のかかる園児、その父親

5に関してはちょっと「デート」から外れてますが、どれもがほのぼのと温かく、時々切ないお話です。

特に、なんとなくわかっていても2のお話は見事にやられてしまいました。
実は4と5に関しては微妙といえば微妙なお話でしたが、前の3つがとても面白かったので、星が4つ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

16 件中 1 件~ 15 件を表示