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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

たたおさんのレビュー一覧

投稿者:たたお

8 件中 1 件~ 8 件を表示

永遠なんてありえない

6人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『毒入りコメディー、ついに完結』
帯に、そう書いてあったよ。
毒って何だろう。
分かるような、分からないような。
誰かにとっては薬にもなるのだし。
忌み嫌うものではないことだけは確かだ。

終わらないものなんて何もない。
ずっとずっと続いて欲しいものにだって必ず終わりが来る。
安定した雇用も、政治的平和も、ずっと続いてくれない。
もしそんなものが目の前にあったとしたら、それこそが毒だよ。
だってそんなものは嘘だから。
本当のものを隠しただけの、甘い甘い、けれど体を蝕むジュースでしかないから。
希釈できるジュースは、ある日唐突に汚れた水になってしまう。
それまでどんなに美味しく飲めたジュースであったとしても。

ならばこの手で終わらせてしまおう。
けれどできることは終わりの印をつけることだけ。
続きが無いってしてしまうことだけ。
終わったって永遠も、ありえないことなのかもね。
さよなら、またね。
それっきりになることも、一緒のバスに乗り合わせちゃうことも。
不思議じゃないし、不思議でもある。
終わることも、終わらせることも、終わらせられることも。
同じように意味があって、同じように意味がないのかもしれないね。

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紙の本バカ姉弟 5

2010/07/24 07:45

生きるって何だろう

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人は死ぬときはひとりだ。
苦しいって手を伸ばしても、痛いって身をよじっても、ひとりだ。
そんなことは分かってるってひとりよがりに世界を閉じる。最期の最後まで。
手を伸ばせばつかんでくれるかもしれない。
身をよじらせれば抱きしめてくれるかもしれない。
だから何だよ、もう死んじゃうんだよ、どうせひとりなんだよ。
手を払い、身をよじるんだろうね。
けど、人はもうひとりでは生きられない。
寂しくて寄り添ってしまったから。
だったら何で手を伸ばすんだろう。誰かに向けて身をよじるんだろう。
どうせひとりなんだってば。自分は自分なんだよ。自分って何だろう。
自分探しって、ひとりになっても良いようにって練習なのかもしれないね。
ひとりじゃないからできるひとりになるための自分探し。
何だか面白いよね。ひとりじゃないからひとりになるって。何を探すんだろうね。
人と手をつなぐ。時に間違って、時に迷って。
『でも、大丈夫』
『きっと誰かが助けてくれる』

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紙の本バカ姉弟 3

2010/07/22 14:32

かしこさって何だろう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

かしこいって合理的だと思うんだ。
でも合理的ってのもなんだか難しいよね。
理に合ったって言われてじゃあ理って何だってなっちゃう。
雨が降って来たら傘をさしましょう。
だってそうしないと濡れて大変だから。
雨が頬を伝う涙を隠してくれるんだ。
雨に打たれながら歌うのは楽しいんだ。
でもそんなのはかしこいことではないんだ。
だってそんなことしたら濡れて大変だから。
知の集積と処理を感性で行えることはかしこいことじゃないって。
だって感性で集積と処理をしたら知が同じものにならないから。
そうだね、それが理だね。
世の中は法則でできている。それをぼくらは見つけるだけ。
生むなんてことは何にも考えない。
でも生まれることについてはどうなんだろう。
子供はいつでも驚くようなことをするよ。
そんなところを通ると早いのかって驚かされるよ。
そんなことまでできちゃうのかってびっくりするよ。
でもそれはかしこいことじゃないんだ。
そういうことになっているんだってさ。

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紙の本バカ姉弟 2 (KCDX)

2010/07/22 08:19

才能って何だろう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

子供は成長するね。それもすごく早く成長する。
ぱっと見、変わってないように見えるんだけどすごく変わっている。
同じことをしているはずなのにやってることは実は違うことで。
そこには何か、主体的な意思、みたいなものが如実にあるんだね。
どんどん色々なことができるようになる。
成功もあれば失敗もある。
子供は失敗から色々なものを学んで成長する。
成長させるからって失敗させるのは良くないね。子供がダメになっちゃう。
それに大人がもっと早くって子供の成長を願って焦るのはダメだね。
大人のために成長するんじゃないのに、子供の成長は大人が成長だって思っていることとどれだけ一致するかってことで計られるから。
子供は何のために成長するのか分からなくなる。
それは子供の成長がダメになるってことじゃないかな。
せっかく持った才能だってダメになっちゃうね。
毒親、流行ってるね。嘆かわしいね。
そもそもあっちゃいけないものなのにね。
過ちを認めるのは簡単だね。それすらできない人も多いけど。
でも問題はそこから先の話なんだよね。認めて終わりじゃできてない。
過ちがあった、じゃあどうするって。
みんなダメだから自分もそれでいい、ってことじゃダメじゃないかな。
併せることは大事かもしれないけど、それじゃ結果がついてこないからね。
みんな掃除しないから自分もしない、うん、きっと掃除しなくて良くなるね。
誰もいなくなっちゃうから。
そうなったらどうやって併せたからって思えるんだろうね。

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紙の本バカ姉弟 1 (KCDX)

2010/07/21 21:39

バカって何だろう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『さくらの唄』の鬼才、安達哲の作品だよ。有害図書、懐かしいね。
この作品は、有害図書なんかじゃないよ。ほんわりするよ。
ほんわりするけどやっぱり社会の切り口はシビアだよ。社会は暴力でできてるよ。
子供ってさ、けっこうシビアに物を見ているから、ぴったりかもしれないね。
それに子供は暴力的さ。純粋な暴力を使えるのは子供だけだね。
最近は大きい子供が増えてるね。増え過ぎなぐらいだね。
けど子供はちっとも増えないね。増えて欲しいのは子供なのにね。
虐待もひどいってね。報道がひどいだけかもしれないけどね。
この作品の姉弟は地域に愛されてるね。でも親は放置だね。これって虐待かな。
それでも楽しく生きていけるなんてのは達観だね。
子供が達観なんて変なことなのかな。
「子供は子供らしく」ってのは無知でいろってことかな。
この作品で姉弟は大人をやりこめているけど、それって大人が勝手にすっころんでるだけだね。
無知って何だろうね。何の知が無いんだろうね。それとも知が無いのかな。
子供は遊びながら色々なものを知っていくんだけどね。
「知った」とふんぞり返ることができるのが大人なのかなあ。

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お化け屋敷のリアル

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お化け屋敷っていってもいろいろあるよね。
こういう怖いシチュエーションがありますよ、とか。
こんなシチュエーションだと怖くないですか、とか。
ちょっとした見方の違いでしかないんだけど、随分変わっちゃう。
光や音が怖かったり、由来や伝承が怖かったり。
作り物だって分かっていても怖いものは怖い。
光や音や由来や伝承は作り物じゃないかもしれないけど。
化かすものがお化けなんだから、かりそめのものこそ相応しいかもしれないね。
お化けにまつわるイフ。でもイフこそが作りものだね。
イフを重ねてしまったら意味がなくなるかもしれない。
でも意味がないものを作ろうとするならそこに意味が生まれるよね。
そうやって外を埋めて外を埋めて。
リアルなお化け屋敷ができあがるんだろうね。
誰にも知られず。
自分の中に。
『まだ何もわかってないんだもんな』

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紙の本バカ姉弟 4

2010/07/23 11:45

きょうだいって何だろう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

同じおとうさん、同じおかあさん、でも違う子供。
エンドウ豆だって違うんだから人なら違って当たり前なのかもしれないね。
双子だってどっちが右側に寝させられたかで変わるんだし。
最初は誰でもユニークな存在でいられるんだね。
そのうち漉されて熟れて、でもユニークさがなくなってしまって。
ドブネズミ色のスーツで揃う奇妙な光景の素になっちゃう。
きょうだいでお互いを見ていればそんなことないのかな。
差が出ることは良いことなのかな。
揃うことって、良かったり悪かったり。
そこにあるのはただ揃っているという事実だけだね。
揃ってないこともそう。それが個性なんだろうね。
揃えないようにすることが個性ってなんだか違うような気がするね。
だって長じれば漉されて熟れるものだもの。人ならば。
誰とも比べなければそれはユニークでいられるだろうね。
でもユニークであることが分からないだろうね。
きょうだいなら分かるのかな。
お互いの鏡だからね。
でも鏡に映るのは鏡の前の人だけじゃないよね。
とても怖いものも映っちゃう。
目をそらせば鏡もなくなっちゃう。自分の鏡も誰かの鏡も。
きっとね、だから人類皆きょうだい、ってことになるんじゃないかな。

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死んでもそこから

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

冬目景の死人ものだよ。
死人ものだけど死病にかかっている人が主人公近辺にいるんじゃないよ。
いつもと違うね。でも死人に引きずられるのはいつもと同じだね。
つまらないのかな。ワンパターンだよって。
ここまでの言い分を真に受けてワンパターンに『してしまう』ならそうかもね。
死人に引きずられるって珍しいことじゃないからね。
不世出の英雄。天才芸術家。世界的宗教の教祖。まあこれは人じゃないらしいけど。
憧れて真似て倣う。同じじゃないから同じになりたいって。
一つのものを目指して。きっと定かじゃない一つのもの。
時にはひどい扱いもする。立派な髭の商売の神様は巨乳の女の子に。
これも一つになりたいって願望かも知れない。即物的な。
物に物の神様が宿るのも、物は物の神様であるのも。
八百万だって一つのものだから。
隔絶した世界の一つのモラトリアム。
ああ、いつも通りの冬目景ワールドだね。
帯にあるよ、『永遠の13歳』って。
13歳。中学二年生。永遠の中二病。
シャチョサンだったり、シュチョサンだったりしなければ、それもいいよね。
閉じた世界のまどろみは温かいものだけど、すぐに冷たい風が吹くんだし。

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