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ぼたもちさんのレビュー一覧

投稿者:ぼたもち

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紙の本尾崎翠砂丘の彼方へ

2010/07/25 09:45

うるおいのある本

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 尾崎翠という作家は、一部にカルト的な人気を持っている。
 映画、テレビ、演劇にもなった。
 苔が恋愛したり、肥料の研究をする兄と、心理学を研究する兄と、音楽学校受験生と、詩人志望の少女が同居してコミカルな生活を送ったりするという、不思議な小説を20世紀のはじめごろに書いて、姿を消した。
 本書は尾崎翠の世界を、研究対象として正面から扱った中身の濃い本だ。
 鳥取県に生まれて、東京で文学者として活動し、やがて砂丘の彼方のふるさとに帰った尾崎翠。尾崎翠の文学世界を分析し、その魅力と挫折を考察している。
 生きている間には文学で食べていけず、心を病んで帰郷した尾崎翠だが、本書の最終章は「柔かい海」と名付けられていて、著者は尾崎翠の可能性を柔かく(軟らかくじゃない!)精緻に解き明かしている。

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