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先月(2017年8月)

ロールパン菜さんのレビュー一覧

投稿者:ロールパン菜

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本GOSICK−ゴシック−

2011/01/11 14:57

アニメ放送記念!

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

富士見ミステリー文庫での表紙は美麗であったが、これはこれでとてもお洒落な表紙の一冊である。

アニメ放送が始動したので、今一度読ませて頂いた。
(ヴィクトリカの声は老人のようなしわがれた声と表現されているのだが、そこは置いておいて、悠木碧さんの声を当てながら読んでも案の定、特に違和感はない)


舞台は1920年代のヨーロッパ、ソヴュール王国という架空の王国になる。
東洋の島国(日本)から留学生として来ている少年(九城一弥)が、そこで知り合った頭脳明晰で妖精のような少女(ヴィクトリカ)と共に、怪事件の数々を解決していくというものだ。

ジャンルは推理小説であるが、著者がライトノベルの読者を想定して作っているであろうことを考えると、重厚なミステリーを求めている方にとっては物足りないだろう。
がしかし、エンターテイメント性でいえば、まごうかたなく一級品といえる。ここから桜庭作品にはまったという方も多いはずだ。

なので私はこの作品にケチをつける気は毛頭ないのだが、再読してやはり、一つ気になった点がある。

31pからヴィクトリカが、一弥に占いについて滔々と語るシーンがある。
33pの最後で、
「さて、預言者モーゼによる棒占いについての記述が、『民数記』に記されているのも興味深い。イスラエルの民の長になるべき人物がどの種族から生まれるかを知るため、それぞれの種族名を記した十二本の棒を用意し、占ったのだ」
と言う点だ。

何が変かは、聖書の民数記を読めば分かることだが、上のような記述は一切出てこないということだ。最も、聖書の解釈は十人十色だろうが、少なくともモーゼが棒占いを行ったという箇所は全く見当たらない。
おそらくは、ヴィクトリカの記憶が間違っていたのではなく、読んだ書物の方に間違いがあったのだろう。(もしくは著者が読んできた書物に間違いがあったか…)

何故こんなどうでもいいような点を突っつくのかといえば、“知恵の泉”をもつヴィクトリカだけには、どんな些細なことであれ正しい知識を蓄えてほしいと願うからだ。

そうして始めて、尊大で傲岸で不遜、だけどそこがキュートな彼女の魅力は、より一層引き立つに違いない。

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十周年おめでとうございます

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

キノの旅、祝十年の十四巻目。
そろそろネタがつきてくるんじゃないかと失礼な心配をしてしまうものの、キノとエルメスは相変わらず、ユニークだったり異常だったりする国をマイペースに訪れ続けている。

人は様々な文化や価値観を持つ国に旅行に行く時、少なからずその後の思いと行動に影響が及ぶことがあるだろう。琴線に強く触れるものがあれば自分の人生だって大きく左右することになるかもしれない。
そしてそれはプラスになることもあれば、過ちに繋がることもある。
とはいえ、キノに限って、自分の信念や信条、価値観が揺らぐことは絶対にない。
それは『寄生虫の国』でのこと、村人のとある勧めに対して、「ボクは、望みません」とはっきり答えた点からも分かる。確かにほとんどの人は拒否するような勧めだ。だが、明日自分の命がどうなるか分からないという切羽詰った状況であれば、藁にもすがる思いで受け入れるような勧めでもある。
仮にキノがそういう立場だったらと考えたとき、それでもやはりキノの答えが変わることは無いのだろう。

キノはどんな国へ訪れようとも、その国の文化や価値観に理解を示しつつ、それに影響されることなく、エルメスと共に坦々と旅を続ける。
そんな彼女の姿にいつも安心を覚えてしまう私は、今回はどんな国々を訪れるのだろうと、毎度新刊を手にとってしまうのだ。

最後に、
カバー裏のカルタは作者のあとがきに対する愛情がこれでもかと伝わってきた。肝心のあとがきは二段組になっている。あとがきにこれ程執着する作家もそうそういないだろう。このままだとあとがきだけで本を出版してしまいかねない勢いだ……。

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紙の本イルカの子

2010/10/26 14:25

「イルカの子」に癒されて

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

イルカの身体に触れたり一緒に泳ぐことで、自閉症やうつ病等が改善されるというイルカ療法のことをふと思い出した。
イルカは傷ついた仲間がいれば側に寄り添って気遣ったりするようだ。
きっと、イルカは人間が得ることのできない不思議な力を持つ、優しくてとてもピュアな生き物なのだろう。

絵本の中の男の子は、「イルカの子」として生れてきた妹から、人間がイルカに癒されて心も体も元気になるのと同じように、自分自身の優しい気持ちを育んでいる。

この絵本を読む大人や子供も、「イルカの子」に“触れる”ことで、優しく温かい気持ちが広がっていくのを実感することだろう。

万人に心からお勧めしたい一冊である。

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