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るいてんさんのレビュー一覧

投稿者:るいてん

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

2011/08/21 19:36

人生でいちばん大事なことは。。。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

少年時代に読んでおきたかったと思った。
そしていま10代の人たちにこそ読んでほしいと思った。
作者もそう思ったから絵本という形式をとったのだろう。
だが、逆説的だが10代の自分が読んでもピンと来なかったかもし
れない。年をとって人生の折り返し地点を過ぎようとしている人が
読むと、すごく頷けるのではないだろうか。

果物の中心にその果物にとっていちばん大事なものとしてタネがあ
るように、人間の中心にもいちばん大事なものがある。
「心」や「精神」と呼ばれるそれは、果物のタネと違ってとても柔
らかくて傷つきやすい。だから人は盾(シールド)でそれを守らな
くてはならない。。。
二人の少年が盾(シールド)とは何かを探しながら生きていく、そ
の半生を追った物語は読者に2つの進路を示す。
ひとつは、社会からドロップアウトしかけながらも生き甲斐と良き
パトナーを見つけた人生。
もうひとつは、地位や財産を得ること注力して、けっきょくは全て
を失ってしまった人生。
中年期の終わりに二人の軌跡が再び交差したとき、かつて少年だっ
た二人はそれぞれに盾(シールド)の意味を知る。

どちらが賢い生き方だったのかは、断定していない。
盾(シールド)の意味は人それぞれだから。
二人の生き方は、人生の2つのサンプルとして読者に提示されてい
るのだ。どちらに共感するかは読者にまかされている。
だが、外側の盾の大きさを自分自身の大きさと同一視してしまう愚
を、人はなんとよくおかしがちなことか。シェイクスピアのリア王
も、無一物になってはじめて己を知ることができたのだ。

これから人生の大海に漕ぎだしていく10代の人たちが、本書を読
んで「価値観」の大切さを感じてくれたらいいと思う。
そして良き絵本はときとして良き寓話になる。
かつて少年だった大人たちが本書を読んで、いまの自分にとって何
が盾(シールド)なのかをいまいちど考えてみるきっかけになるか
もしれない。手遅れになる前に。




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