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アイロンはコードレスさんのレビュー一覧

投稿者:アイロンはコードレス

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本さいごの色街飛田

2012/01/23 23:34

飛田新地の昔と今

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 恥ずかしながら、関東で育った私は飛田新地の存在を知らなかった。30歳を過ぎて仕事で大阪を訪れた際、時間があったので、通天閣からじゃんじゃん横丁を歩いて、地下鉄「動物園前」駅周辺を散歩しようとしたのだが、大の男でも違和感を覚える、近寄りがたい雰囲気の一角があった。後から調べると、そのあたりが飛田新地と言われる場所だった。
 本書は、飛田新地を十年以上にわたって取材した著者のルポルタージュである。今なお遊郭の名残をとどめている、「さいごの色街」。暴力団、日雇い労働者、そして「料亭」という名の売春宿。取材は困難だったはず。インタビューに答えてくれる人は限られている。書けないこともあるだろう。その中で、資料から飛田の昔と今をひもとき、取材から飛田に関わっている人々の姿を描いている。著者は、今も昔も貧しい女性は体を売るしかない、という現実を否定も肯定もしない。働く女性を賞賛も蔑みもしない。彼女たちには、そうする他はない、のである。
 インタビューなど食い足りないところもあるが、飛田という場所が抱える矛盾は、決して他人事ではなく、この国に生きる人にとって向き合わねばならない問題であることを考えさせられる一冊。

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紙の本ヤクザと原発 福島第一潜入記

2012/01/24 02:55

ヤクザを通して見た原発

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 3.11以降、原発に関する本は数多く出版された。この本の原発に対する切り口は「ヤクザ」。というのも、著者はもともと、ヤクザについての専門家ライターなのだ。
 物書きとしての素性を隠して、原発に潜入しつつ、原発とヤクザがどう関係しているのか、取材を進める。その取材の過程で出てくるエピソードは文句なしに面白い。だからどんどん読める。原発とヤクザ、どちらも、必要とされながら、世間からはタブー視されている。案外、根っこは同じなのかもしれない。
 ヤクザにとっての原発とは何か、他の原発本とはちょっと違う視点で語られており、興味深い。潜入中に撮影した写真も貴重、文章ともども、重要な資料である。

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2012年は、うどんの年になるのか

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 関東はそば、関西はうどん。一般的にはそう言われる。落語だって、江戸は「時そば」、上方は「時うどん」だ。でも、今年は、関東でうどんが流行るかもしれない。もしそうなったら、この本はその火付け役(のひとつ)だ。
 東京をはじめ、関東のうどんの名店が紹介されている。読んでいると、というより、見ているだけで、うどんが食べたくなる(写真がほんとうに食欲をそそる)。関東には、「武蔵野うどん」のように、歴史あるうどんもある。香川の「讃岐うどん」も紹介されているし、秋田の「稲庭うどん」もしっかり出てくる。関東以外の名店も出てくるけど、中心はあくまで、関東のうどんだ。関東だけでも、うどんは多様だ。それだけで十分、勉強になる。早く、食べに行きたくなる。
 書店に行ったら、うどんの本が並んでいた。出版社が仕掛けたブームなのかもしれない。そう思うと、距離を置きたくなるのだけれど、写真を見ていると食べたくなるのも事実。まあ、作られたブームかもしれないが、うどんが食べたくなったら、この本は参考になる。そんな一冊。

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紙の本ジェントルマン

2012/01/24 02:46

ジキルとハイド

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 山田詠美の新作小説は、ジキル博士とハイド氏のごとく、文武両道の非の打ちどころのない好青年にして実は犯罪者という漱太郎と、その漱太郎の本性を知る主人公の夢生との物語。これまでも、山田詠美の小説では、同性愛者は重要な地位を占めてきたことがある(例えば、「トラッシュ」。)。でも、この小説の主人公は、同性愛的傾向を持っているだけではなく、犯罪者的傾向を持っている。その辺りが、今までにはない設定か。
 相変わらず、文章は巧いし、アフォリズムが散りばめられている。長年のファンの期待には、一応、応えている。ただ、それ以上、山田詠美の新境地を期待していると、少々、物足りなさも覚える。期待値が高いから、仕方ないのかな。
 面白いです。でも、もうひとつ、物足りなさを覚えたので☆3つとした。

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紙の本有事対応コミュニケーション力

2012/01/23 23:45

原発報道をめぐるメディアの問題を忘れないために

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「政府は事実を国民に知らせない」。戦前戦中の話だと思っていた。3.11までは。でも、3.11以降、事実を政府が隠ぺいするのは、過去のことではないことが分かった。なるほど、この国は何も進歩していなかったのだ。でも、技術は進歩した。だから、昔より、隠ぺいしようにも、しきれなくなっている。
 本書の表題は分かりにくいが、中身は、震災後のメディア報道の問題点が中心だ。6月に行われたシンポジウムを文字に起こした本だから、すらすら読める。内田樹、上杉隆、鷲田清一などがシンポジストだから話が面白くない訳がない。
 くれぐれも、コミュニケーションの取り方に関するハウツー本ではないので、念のため。

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