ザンパノさんのレビュー一覧
投稿者:ザンパノ
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
2012/02/12 00:53
楽しく読める姫路城入門
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
極秘案内所という題名とかわいいイラストにつられて読んでみました。
女性が作者ということで、歴史をロマンチックに解釈したり
懸魚にハートを見たり
なぜかタモリも出てきます。関係ないか(笑)
建築物や施設についてだけでなく、歴史も勉強できます。
「本能寺の変」さえも説明してくれます。
しかし、かわいいからといって侮れませんでした。
飛び出た配水管を鉄砲に見せかけていたとは知りませんでしたし、
格子の角材が八角形の所があるのも知らなかった(四角形より視野が広いうえに鉄が仕込んである)。
ただ、その写真が見難いのが残念。
私が訪れたのは桜の咲く頃でしたが、
作者は姫路城の近所で育ったそうなので、季節や天気によって見せる魅力なども教えてほしかったですね。
地元の人らしい極秘?情報を期待したのですが、
楽しく読める姫路城入門という感じです。
2012/02/09 22:43
リーダー論と誤解されそうで残念
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
題名に「32のリーダーの習慣」とあるが、リーダー論が語られるのは第2章だけなので読む人を選ばない。
さすがに世界一になった選手だけあって説得力を持っている。見習いたいと思わせられる言葉がたくさんある。
表現力のつたなさを感じるけれど、それが誠実さを出している。
得意料理を紹介するところなどは、声が聞こえてきた。
第1章から第3章まではドイツW杯やロンドン五輪予選のエピソードを元に語られるため、テレビのスポーツニュースや特集記事をご覧になった方は目新しい点は少ないかもしれない。
そのためというわけではないが、最後の第4章が最もおもしろかった。
その中で、「INAC神戸(現在所属)では練習時間が日中なので、早寝早起きができ、朝・昼・晩きちんと三食とれます」とある。
前所属のベレーザでは夜の練習だったそうだ。
いろんなところで「今が、一番体が動ける」という彼女の言葉を耳にしたが、これで納得がいった。
他にも仕事のある選手を抱える神戸以外の女子チームでは、おそらくそれが当たり前のことなのだろう。
もしINAC神戸がダメになったら女子サッカーが冬の時代に戻るかもしれない。
男子並みの待遇を望むのは無理かもしれないが、神戸並みの練習環境を持つチームがあと一つ二つ欲しいところだ。
そして、私がテレビで見て感動した言葉もあった。
カラテカ入江君にW杯決勝前日に返信メールしたとされる
「人と比べないほうがいいと思う」「自分の長所を生かせば、いいんじゃないかな?」
という言葉である。
私に限らず誰もが何らかのコンプレックスを持っていると思うので、
みなさんにもこの項を読んでいただきたい。
なお同時期に「なでしこ本」が他にも出版されている。
「夢をかなえる。思いを実現させるための64のアプローチ」は本書と似た内容と思われる。
「凛と咲く なでしこジャパン30年目の歓喜と挑戦」は本書の構成も担当された、日々野 真理さんの著書である。
W杯中、彼女のリポートをサッカー誌において楽しく読ませていただいた私としては、この本もいずれ読みたいと思う。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |