こぶたさんのレビュー一覧
投稿者:こぶた
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ペコロスの母に会いに行く 正
2012/10/24 14:36
すべてが陽だまりの中に
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
認知症のため施設で暮らす老母と60歳を過ぎた息子
辛かったことも悲しかったことも
すべてが忘却のかなたで
いまは陽だまりの中で暮らしているような母の姿
嫌なこと悲しいこと辛かったことが抜け落ち
残ったものが愛しい思いや楽しい思い出だけなら
それは人生の神様からの贈り物
忘却も悪いことばかりではない
人間仮免中
2012/08/15 16:40
生きることは難しい
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統合失調症を抱えながら
数奇と言うか破滅的というか過酷な半生ののち新しく支えてくれる人と出会い
新しい生活を始めながら
躁状態になって勝手に内服薬の量を減らし
妄想の果て歩道橋からダイビング
命は助かったものの顔面骨折と右目失明
歩道橋からダイビングするまでの様子と
入院中の出来事
退院後の生活を綴っている
統合失調症の人から見る世界と
私たちから見る社会との違い
病気に深い理解のあるパートナーの大きな愛情に包まれながら
新しい一歩を踏み出し始めた卯月妙子
ここまでさらけ出さなくてもということまでさらけ出せるのは
表現者としての業だろうか
人はだれも何かしらの生き難さを抱えている
病の進行を抑えながら
彼女が彼女らしくこの世界で生きて行けますように
心から祈っている
残穢
2012/08/09 12:57
怪異は伝染する?!
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フィクションなのか、ノンフィクションなのか
作者自身と思われる主人公の作家のもとに
読者からすんでいるマンションでの怪を綴った手紙が届く
その怪を調べていく内に
怪異は伝播するように
作者周辺、さまざまな土地へ広がっていく
畳をこするような音、
たくさんの赤ちゃんの泣き声
家の下を這いまわるような物音
恐怖は伝わると言ったのは
誰だったか
同じように怪異は増殖していく
収まったようで収まらない
きっと永遠に。。。
殺処分ゼロの理由 熊本方式と呼ばれて
2012/08/15 16:52
身勝手な飼い主が減りますように
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行政と獣医師会、動物取扱業、保護団体が手を携え
身勝手な飼い主のために命を絶たれる犬や猫が減る活動を続けている熊本市
この本は獣医師会の代表として殺処分0を目指す活動を続けている作者が獣医師の立場から綴っている
保健所や動物愛護センターへさまざまな理由をつけて犬や猫を持ち込む飼い主たち。
犬や猫も私たちと同じように生きている
生きているからお腹もすく、排せつもする
感情もあるから吠えたり唸ったり喜んで飛び跳ねたりする
犬や猫を飼うということ
しつけを入れたり
避妊去勢したり予防注射を受けたり
散歩に連れて行ったり遊んでやったり
手間もお金もかかるけれど
彼等は愛情を惜しみなく飼い主に注いでくれる
慰めてくれる
熊本市をお手本に日本のあちこちで
行政が市民と協働して
殺処分を減らす取り組みが始まっている
いつか殺処分0が達成され
飼い主が最期まで面倒を見ることが当たり前になりますように
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