さんしろうさんのレビュー一覧
投稿者:さんしろう
2016/03/28 22:44
引き続き次作に期待
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高田先生の新シリーズということで、大喜びで購入。幸も澪と同様に実に魅力的な主人公であり、今後の成長が楽しみである。内容としては、ちょっと期待しすぎたせいか、展開が早すぎることと、幸を取り巻く人たちにイマイチ力が感じられなかったが、第2巻以降に期待。それにしても、本巻ラストで実にいやな展開が見え隠れしていたのが、気になる。でも、いくらなんでもそんな展開はないよね。
紙の本怒り 上
2016/03/28 22:42
良作の予感
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3つの別々に進む物語を最後どのように収束させるのか実に楽しみ。帯によれば、どうやら愛がポイントらしいが、上巻ではまだその気配が伺えるのみであり、下巻の展開が読めない。推理?サスペンス?どちらにしても斬新なストーリーであるのが、うれしい。
紙の本任侠病院
2015/12/20 13:04
何も考えずに読めるのがよい。
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医師看護師不足など医療に関するありきたりの題材を用いた実に単純な展開にもかかわらず、阿岐本組、駒繋病院の面々の真摯な奮闘ぶりが面白く、書房と同様一気読みであった。今野先生の医療法に関する勉強のあとが実に微笑ましかった。
紙の本破裂 下
2015/12/13 21:07
一策としてありかな?
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サスペンスものとしては単純な構成であったが、自分も近年医療関係の業務に従事したことがあり、また親が療養病床のお世話になっていることもあり、本作の内容にあながち小説とは思えない感覚を抱いた。現実社会を見ても、日本の高齢化はすでに末期的であり、我々は茫然とそれを見ているのみであり、自分は総論としては佐久間の考え方に肯定的である。
紙の本任俠書房 改版
2015/12/13 21:04
予想通りの展開だが良作
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新聞でタイトルを目にし、そのあり得なさに興味を持ち、購入。今野先生と言えば隠蔽捜査だが、本作はコミカルな内容ながら、男が筋を通すという点で相通ずるものを感じた。夢を持ちにくい今の世の中、竜崎や阿岐本たちのように、せめてぶれない生き方をしたいものである。続編もあるとのこと、こういった内容は好みであり、是非読んでみたい。
紙の本ゼロの迎撃
2015/10/12 15:05
単純に物語とは思えないエンタメ小説
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展開が実にスリリングであり、完成度は前作以上。また、主人公を取り巻く顔ぶれが、各々魅力的であり、特に本作では首相が秀逸。P344~345の首相演説は本作の白眉であった。ただ、惜しむらくは、東京壊滅を狙う動機に説得力が感じられず、敵キャラの魅力が最期半減してしまうことが気になった。
紙の本一路 下
2015/10/12 14:58
左京太夫の一所懸命に拍手
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車も電車もない時代に、冬の中山道を歩いて岐阜から東京までとは、考えると気が遠くなる。その道中をコミカルに書いた本作だが、道中次々に降りかかる災難に殿様を悪家老から守ろうとする闘いがプラスされた難行軍は、実に読み応えがあった。ただ、ぜいたくを言わせてもらうと、終わりがあっさりしすぎであり、少し肩透かしを食ったような感も残った。
紙の本インシテミル
2015/10/11 14:03
軽妙なクローズドサークル小説
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米澤作品には珍しく、おどろおどろしいサスペンスものであったにもかかわらず、終始コミカルな展開のせいか、いやな感じはせず、楽しく読むことができる。推理するというよりも、単純に展開を楽しむというタイプの作品であった。
紙の本その女アレックス
2015/08/15 14:30
ちょっとグロめの傑作ミステリー
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変装の主な理由は、捜査かく乱ではなかったんですね。 監禁、殺人、自殺、幼少期の悲惨な体験と、まさに息もつかせぬ展開であり、全体的にかなりグロい内容にもかかわらず、普通に読める。 捜査メンバーが皆適度にコミカルなのも陰惨な内容を緩和している。 最も憎いはずの母と兄を残した理由は読者の想像の任せたと理解し、完成度の高い傑作ミステリーであったと思う。
紙の本光圀伝 上
2015/08/09 12:03
登場人物が豪華
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自分がイメージしていた光圀像とずいぶん違うが、おそらくこちらの方が史実に近いのだろう。優れた人の周りには優れた人が集まる。登場人物が実に多士済々であり、読んでいて退屈しない。しかし、まさか宮本武蔵まで出てくるとは・・・。下巻の登場人物も実に楽しみ。また、光圀の回顧録に出てくる男とは誰?