ジミーぺージさんのレビュー一覧
投稿者:ジミーぺージ
紙の本舟を編む
2015/04/06 19:59
言葉は生き物
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
言葉の意味を誰が決めているのかなんて考えたこともなかった。
実は、出版会社の編集部でつくっていた。
だから、辞書によって言葉の意味が各社さまざまな表現になっているのだ。
この辞書のこの言葉の意味は正しいと誰が判定しているのか。
文部省では監修していない。
昔と今とでは、用語の使い方も意味も代わってきている。
また、新語もどんどん世にあふれている。
だから、辞書は何度も改定されてきた。
この本は、辞書の作成に実直に向き合った青年の話です。
2019/05/05 15:27
物事の見方と考え方のしくみ
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
具体的すぎる話は、話が長くなり論点がわかり難い。
抽象的な話は、イメージできる人とできない人に分かれる。
話の要点をまとめると抽象的表現となり、これが話の本質・本題になる。
また、議論は、話の抽象度レベルが周りとあっていないと噛み合わない。
そんな時、話手は「私が何を言っているか分かる?」と確認してしまう。
この本は、具体と抽象の対比について示している。
思考は具体と抽象の両方をバランス良く相互往復することによって
より高度化することを事例を交えて解説している。
そして、物事の見方(世界が変って見える知性のしくみ)を教えてくる。
紙の本FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
2020/04/17 13:23
誰もがやってしまう、本能的思い込みとは?
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
10の思い込みによって、正しい世界観を持つことができない。
ということに気づかされる本です。
この10の思い込みとは、人間の本能によるものであり、また、恣意的情報操作、
知識のアップデート不足などによるものと示しています。
言われてみれば、『確かに、そう思だな!』と、納得できる事ばかりです。
この『本能的思い込み』のセンテンスは、この本の章立になっていて、
データを基に具体的に分かり易く説明されています。
もし、何か気になるニュースがあり、これが事実かどうか疑わしい場合、
この10の『本能的な思い込み』のセンテンスと照会し、吟味してみることは
大変面白いことと思います。
<誰もがやってしまう、本能的思い込みセンテンス10>
(1)分断本能
(2)ネガティブ本能
(3)直線本能
(4)恐怖本能
(5)過大視本能
(6)パターン化本能
(7)宿命本能
(8)単純化本能
(9)犯人捜し本能
(10)焦り本能
詳しくは、本にて!
2014/04/18 10:19
不思議な脳
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
脳卒中のなった著者が、その状況を克明に描写しています。
脳が壊れるいうことは、こういうことになるのかという真実が描かれています。
また、右脳と左脳の役割の違いについても非常に興味深いことが描かれています。
これを読むまでは、右脳と左脳が連携して1つの脳と思っていましたが、
実際は、別人格として機能しているなんて思っても見なかったです。
脳卒中で寝たきりの家族をお持ちのかたは、患者本人の立場を理解することができますので、特にお勧めです。
紙の本カエルの楽園
2017/09/04 10:58
国を滅ぼすのは国民世論の先導者たち
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
国家防衛の考え方について、日本の現状がわかりやすく描かれています。
日本対アメリカ、中国、ロシア、北朝鮮、韓国などとの国際関係は
各国の国家元首やナショナリティーにより変化しますが、
日本の国内世論は、与党、野党、コメンテーター、在日、左翼、右翼など
の言動やフェイクニュースなどで簡単に誘導されます。
日本人は、戦争は起きないだろう。大丈夫だ。
と、防衛に対して真剣に考えてはいません。
この本を教材に、テレビ討論会などをして欲しいと思います。
この本の内容はマンガで表現することができ、小学生から討論に参加できます。
是非、NHK番組でお願い致します。
紙の本海賊とよばれた男 上
2015/02/04 11:35
大和魂
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
主人公の鐵造は、人を育てることの達人だったのでしょう。
鐵造の店員が皆すごいのです。
みんなが侍なのです。
だから、読んでいて心地よく、感動をくれます。
登場人物が皆、大和魂の持ち主なのです。
会社を経営されている方にお勧めします。
頑張れ日本!
紙の本図解池上彰の世界の宗教が面白いほどわかる本 宗教問題のポイントが見える46の池上解説!
2014/02/24 19:14
わかりやすい
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
テーマごとの短い文章でわかりやすかった。
宗教に関する本のなかで、一番簡単な入門書だと思います。
紙の本吉原手引草
2013/04/25 18:36
花魁
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
落語を聞いているような感じで読み進むミステリー小説です。
吉原のことや花魁のことがわかりやすく書かれていますので、吉原に興味のある人にはお勧めです。
紙の本安倍晋三回顧録
2023/04/16 17:29
頑張れ日本!
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
安倍さんが本音で話しています。
ニュースで知る国政・外交の裏側は
こんなに色々なことがあるんだ。とか。
国内政治家や海外政治家のトップの人達は
こんなキャラクターだったんだとか。
対談形式になっているので非常に読みやすく
分かりやすいです。
安倍さんの頑張り、気配りが良く分かる本です。
首相とは本当に大変な職業だと痛感しました。
頑張れ日本!頑張れ日本の政治家!
紙の本7日でマスター株チャートがおもしろいくらいわかる本 一瞬でわかる買い時売り時のサイン!
2020/11/06 17:14
スイングトレードという投資スタイル
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
株の投資スタイルには3つあります。
・デイトレード(1日のうちに株を売買)
・スイングトレード(数日から数週間単位で株を売買)
・長期投資(数年から10年以上かけて株の売買)
この本は、スイングトレードをするための入門書です。
興味深かったのは、底値で株を買って、最高値で売るための参考書と考えていましたが、
スイングトレードは、買った時の株価よりも高い株価の時に売って確実に利益を出すという
投資スタイルのようです。
いつまでも、底値になるのを待ってから買い、最高値になるのを待ってから売るという
投資スタイルではないようようです。
この本には、銘柄の選び方、注文の仕方、チャート分析、買いのタイミング、
売りのタイミング、損切りの仕方、など、基本的なことが図を使って簡潔で
分かり易い内容になっています。
個人的には、長期投資9割、スイングトレード1割の分散投資から始めようと考えています。
スイング投資を始める方にお薦めします。
紙の本食品別糖質量ハンドブック ダイエット・糖質制限に必携!!
2015/03/13 10:35
大好きなナポリタンはダメなの?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
糖質制限のやり方や、糖質量について食品別の写真付で示されている。
そのため非常にイメージし易い。
糖質制限は、この本の写真を見ながら次のようなことに注意して食事をすればよいらしい。
(1.)1回の食事での糖質量の目安は20グラム以下
(2.)ごはんなどの主食の代わりにおかずを2品追加する。
(3.)食材選びの基準は、食品成分表で100グラム当り糖質量5グラム以下のもの
(4.)リノール酸とトランス脂肪酸はさける。オリーブオイルが最適
(5)基本的な献立は、おかず+おかず+副菜+主菜+汁物
無理なく、その人の目的にあった糖質制限を行う。
糖質量の高い大好きな物は、全くやめることはできないので、ほんの少しだけたべることにしようかな?
紙の本困ってるひと
2014/11/26 10:41
明るいひと
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
こんなにつらいのに実に明るい。というか、たぶん暗くなってもしかたがないので
明るく、面白おかしく書かれているのでしょうね。
退院後の生活もとても大変だと思いますが、引き続き頑張っていられるのでしょうね。
これを読んで、負けられない頑張ろうと感じた方は多いのではないでしょうか。
なにか困難にぶつかっている人は、ぜひ読んでください。
2022/01/24 17:32
投資と投機
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投資を初めて1年経ち、どうしても勝てないので読んで見ました。
すると、私のやっているのは、投機であって投資ではないと書かれていました。
投資は、投資する会社を徹底的に吟味して長期間かけて行うもので、
投機は短期間で完結する博打ということでした。
安く買って、上がったら売り、これを繰り返すだけ。これが投機。
成長する会社とともに資産を形成する。これが投資。
この成長する会社の見極め方については本書をご覧ください。
ここが、この本の肝と思いますので。
老後の暮らしを少しでも良くするための投資に励みます!
でも、投機もやっぱり面白いのでやめられませんね!
紙の本JR上野駅公園口
2020/12/31 16:21
出稼ぎ労働者のホーム駅
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
福島県南相馬市から家族の生活のために上京し、
仕送りで一生を終えた人の話です。
時代は東京オリンピックの前年に上京し、
過酷な肉体労働、そして定年、
一旦故郷に戻るがまた上京、
上野公園でホームレスとなる。
なぜまた上京したかについては、
本文を読んで下さい。
よくある話です。高度成長期に東北から上京し
家族のために一生懸命に働く。
この本は、主人公の心の描写が見事です。
心穏やかで家族思い、ただただ働くだけで
全て家族のために。
現実を全て受け入れて生きて行く。
チカラ強く生きるのではなく、
夢に向かって、幸せを掴むためにでもない。
欲張らず、最低限の生活を家族にさせるために働く。
とにかく、気の毒で気の毒でたまらなくなる小説です。
このような人は大勢いたと思います。
運命だと思って働いたのだと思います。
2020/12/17 17:31
ソ連と専制主義・社会主義、ロシアと民主主義・資本主義?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本と平和条約を結んでいない国、ロシア。
北方領土は日本に帰ってくるのか。
なぜ、ソ連は社会主義国家になったのか。
なぜ、ソ連は崩壊したのか。
なぜ、他国の紛争にロシアとアメリカが必ず出てくるのか。
東西冷戦の悲劇。
こんな身近な疑問に答えてくれる本になっています。
今の世界情勢を知る・考える上で大事なことばかりです。
是非、読んで見て下さい。