minomontaさんのレビュー一覧
投稿者:minomonta
紙の本孤独なバッタが群れるとき サバクトビバッタの相変異と大発生
2013/05/11 21:35
のび太君が成長し、ドラえもんの元から旅立った感覚の本
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
まず著者のウルドと聞いてヒゲ面の熊男を思い浮かべた。
相当たくましい男なのだろうとイメージして読んでみると、まるでダメ夫君の様相。
しかし大のバッタ好きであることは本書を読めばわかる。
師匠に頼りっぱなしになりながらもサバクトビバッタの相変異の秘密を解明していく。
やがて師匠の元からモーリタニアに旅立つのだが、まるで著者の成長物語を読んでいるようで感動的ですらある。
新知見も多数書かれているので昆虫好きには当然読む価値はあるし、そうでない方にもこの面白さを味わって欲しい。
紙の本日本産セミ科図鑑 詳細解説、形態・生態写真、鳴き声分析図 改訂版
2015/08/25 00:24
変異も載っていて嬉しい図鑑
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本産セミ全種が詳細に解説され、変異など写真も多いので絵合わせでもわかりやすいです。今の時代セミの鳴き声はネットでも聞けるがCD付きはやはり嬉しい。幼虫の見分け方もあると良かったとは思うが良い図鑑であることに変わりはない。
紙の本日本産アリ類図鑑
2014/08/10 04:33
待望のアリ図鑑
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
アリの種類を調べる図鑑はあまり無く全種(当時)を調べることのできた学研の図鑑は
長らく絶版で入手困難なものとなっている。その後の追加種、最新知見を盛り込んだ
図鑑がやっと出版された。中身はというと朝倉書店らしい図鑑だと思う。
本書でアリの種類を調べるには検索表を使用する。それに付随する図と合わせて
種を同定することになるが、小学生などそれに慣れていない人にとっては難しく思える
かも知れない。慣れれば大したことないのでアリに興味があるのであればこの機会に検索表の使い方を覚えるのもいいかも知れない。
カラーの生態写真は実物とのイメージはつきやすいが細かな形態はわからないので
アリ類データベースと併用することをオススメする。
紙の本バッタハンドブック
2017/08/10 13:03
注目は幼虫
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
このシリーズにしては解説が多く、他の同シリーズとは違う趣きを感じる。
日本のバッタ全種が載っているわけではないが、主要種は抑えられているので野原に普通にいるバッタなら本書で十分かと思う。
特に本書の注目すべき点は幼虫の種類の見分け方載っていることだろう。
これまではただ写真が載っているだけだったり、載っている種類が少なかったりと不便を感じていたが、写真のみならず、解説と絵解き検索がついているので幼虫の同定がしやすくなった。
ただもう少し見やすい作りにすれば良かったのではと思う。
2015/11/17 01:50
非常に詳しいです
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
マルハナバチの生態が非常に詳しく紹介されている。前半は生態写真集といった感じで巣の中の行動を中心に目を楽しませてくれる。ちゃんと写真解説もあるのでどんな行動をしているのかもわかりやすい。後半の解説は分類から生活史に営巣や子育てなど非常に詳しく解説されている。
紙の本ナナフシのすべて
2015/10/22 01:04
ナナフシ図鑑
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ナナフシの本といえばこの本だろう。ナナフシの生態や飼育法それに何よりも全種が掲載解説されているのでタイトル通り「ナナフシのすべて」が詰まっている。擬態して目立たない昆虫だが結構種類がいるのには驚かされる。
2015/08/25 00:33
この著者には今後も注目です!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルから何が書かれているのだろう?と思ってたが読んでみると好奇心や観察など幼少のころに私(たち)が持っていた何か忘れかけていたものを思い出させてくれる。それと普通種だと思っていたものがいつの間にか少なくなっていることや普通種であろうとその生態や記録については雑誌等に報告すべきなど大事なことを教えてくれました。
著者が奇人であろうがこの研究者には今後も注目せざるを得ない。
紙の本ミミズ図鑑
2014/05/12 22:33
フトミミズ図鑑
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これまでミミズの種が何であるかを調べようと思っても土壌動物の図鑑類では
科や属までのものが殆どであり、種の掲載があったとしても極一部で他種との
区別が困難なものばかりであった。今回このように種の検索が出来る図鑑が
出版されたことは研究や調査する者にとっては大きな一助となるだろう。
ただ本書の内容の殆どがフトミミズ科なのでツリミミズ科など他科について
詳しく知りたかった人にとっては肩透かしを食うかもしれない。
しかしながら内容は素晴らしいのでミミズ研究の発展に寄与する一冊であろう。
2017/08/11 01:51
見やすくわかりやすい図鑑
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子供の頃に見ていた図鑑ではドジョウの種類、特にシマドジョウの仲間は数が少なかったが、近年は著者により分類学的研究も進み、かなり多様であることがわかってきた。
その分、種類を見分けることが難しくなっていたのだが、この図鑑は白バックの写真に特徴を図示しているうえに、絵解き検索、簡易識別など非常にわかりやすく解説されている。勿論生態写真もあり、地図形式での分布のわかりやすさ、生態の解説など、これほど丁寧で見やすく、わかりやすい図鑑はない。
他の日本産淡水魚においても写真に解説をつけるだけではなく、種の見分け(幼魚も含め)が簡単にできるものを作ってもらいたいものだ。
紙の本日本産クモ類
2015/12/31 11:48
クモの専門書
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日本産のクモのほとんどが検索できるという専門書。これまでの写真またはイラストの図鑑ではないので余程のクモ好きでないと手に負えない。500種ほどなら写真もでてるがそれを見て同定するのではなくしっかりと解説を読み詳細図を見て正確に同定できるという代物。こういうものが出版されていることは非常にありがたい。
紙の本日本原色虫えい図鑑
2015/12/31 07:46
虫こぶを調べるのには必要な図鑑
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虫こぶを扱った本はいくつかありハンドブックも出ているが図鑑としてはこれが一番だろうかと思う。発行からかなりの年数が経っているがカラー写真もあり解説も詳しく内容は充実している。虫こぶを調べるのには必要な図鑑。
紙の本絵かき虫の生物学
2015/12/31 06:22
葉っぱに潜る昆虫の本
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絵かき虫に関することをまとめた本というのはある意味画期的だと思う。絵かき虫とは葉っぱに潜る昆虫のことだが正直ハモグリバエくらいしか頭に浮かんでいなかったのだが結構色々といるんだな。絵の描き方にも色々とあるのが面白い。
2015/12/28 23:40
既に次巻が待ち遠しい
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この巻でドレスローザ編も終了だが四皇、海軍、七武海、革命軍などのドフラミンゴを倒したことによる激動の展開が始まる。それぞれの動向はまだハッキリしないが先が気になるようにうまく書かれている。新編の始まりといったところなのでまだわからないことが多すぎるがその中でも読者を食いつかせるところがワンピースの凄さだ。
2015/12/27 07:05
群れる必要がある
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よくカメムシが群れている画像なんかを目にするが、その行動については特になんとも思っていなかったのだが、この本のタイトル「カメムシはなぜ群れる?」がふと気になって読んでみた。そこにはやはり群れる必要があった。生き物の生態って人にはわからない行動でも必然性があるのだなとあらためて思う。カメムシの不思議な生態が色々と書かれていて面白かった。
紙の本日本産マルハナバチ図鑑
2015/11/17 02:03
内容は高額専門書
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女王バチ・働きバチ・雄バチと載っていてそれぞれの見分け方と営巣活動の時期も書かれている。分布図を使用しているので生息地もわかりやすい。詳細写真や絵図などを使っていて見分けはしやすい。内容は高額な専門書かと思ってしまうがこれがハンドブックなのだから凄い。