もずくさんのレビュー一覧
投稿者:もずく
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紙の本チェーザレ 10 破壊の創造者 (モーニングKCDX)
2013/07/20 14:12
まあ丁寧に描いてる作品だけど・・・・
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
登場人物の言動がベタすぎてハッとさせられる場面がない。
彼らの会話は正直なところ読んでて少し退屈してしまう。
あと絵に迫力がないから動きのあるコマで全然ワクワク感がない。
衣装とか背景の描写は凝ってるので、もう一工夫あれば名作になるのになって感じの漫画だ。
紙の本アド・アストラ 1 スキピオとハンニバル (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)
2013/07/20 13:56
ちょっと雑
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
二人の天才が俺Tueeeeee!!!するところを描きたいのはわかったが、登場人物がすごく馬鹿っぽいし、話の作り方が雑。絵もそれっぽく描こうとはしてるんだけど、なんか雑で、背景が真っ白だったり構図がつまらないコマが目につく。見るべきところがないな、という印象を受けた。まあ連載デビュー作ということらしいので、これからの成長に期待。
2013/05/28 14:30
間違いなく傑作
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だいぶ前に買った本なのでかなり忘れている気がするが、資本主義社会で分裂していく個人の問題や、家族の問題というものがしっかりと書かれていたと思う。特にウィリィが植物の種を蒔いていたシーンなどは鮮明に覚えていて、ミレーの絵画などでは最も人間的で美しいシーンとして描かれる種まきが、この戯曲では文明の象徴である庭を覆うアパートに光を遮られてしまう。狂ったように芽の出ない種を蒔いているウィリィを想像すると複雑な気持ちになる。アランが「砂粒を蒔くのではなく種を蒔きなさい」と言っていたが、ウィリィはどうすればいいのだろうか。僕だってどうすればいいのかわからない。時代と個人の物語がぴったりと張り合わされていて。戯曲のお手本といえる作品だろう。平田オリザが「後ろ向きでエベレストを登頂するみたいなことは、それはそれで価値のあることなんだろうけど、僕はそういうのはしたくない。もっと普遍的な仕事がしたい」みたいなこと言っていたのを思い出した。この作品は普遍的な作品になっているので、100年後だって上演されているだろう。新しい手法の戯曲だね、あー面白かった・・・で終わるような作品とは一線を画している印象を持った。
2013/05/25 22:35
なぜ評価が高いのかわからない
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「歴史に残る傑作だから全巻集めろ」と友人に勧められて、とりあえず1巻を買ったが、正直言ってなにが面白いのか理解できなかった。せっかくの時代ものなのに政治ドラマがリアルに描かれているわけではないし、会話劇として凄みもない。絵は背景は雑だし人物に躍動感がない。特にこの絵を美しいと思わないので高いお金を払って豪華版を買わない方がよかった。「一体どこが面白いんだ」と聞いてみたら、「説明苦手だから山形浩生の評価を見てくれ」と言われた。検索して読んでみると、二点でこの漫画は非凡らしい。a)キャラの思考様式が現代的なので歴史漫画ではなく歴史を舞台にしながらも極めて現代的漫画であるb)そして普遍的な問題を描いている。自意識過剰な現代人が陥りがちな、喪失を埋めるための愛として聖徳太子の愛度とその限界。そして相手を認めて純粋に愛するという毛子の処方箋としての態度が描かれている。・・・ということらしい。なるほど。まずaについてだが、じゃあ現代劇でいいじゃん、と思ってしまった。bについてだが、ずいぶんとベタな話をやるんだな、と思ってしまった。歴史と切り離された個人の愛憎劇ではなく、あくまで歴史ものとして歴史と張り合わせになった人間の普遍性という方向で描いてほしかった。それなら楽しめただろう。残念ながら僕にはなぜこの漫画が非凡なのかが理解できなかった。読むのが苦痛なので2巻は買わないことにした。
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