サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. 電子書籍ストア hontoトップ
  2. レビュー
  3. BACOさんのレビュー一覧

BACOさんのレビュー一覧

投稿者:BACO

139 件中 1 件~ 15 件を表示

収容所から来た遺書

2013/11/20 22:09

日本人の原点を感じました

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ノンフィクション作品です。
この本はぜひ読んで頂きたいと思います(「あとがき」までしっかりと)。
読みやすいかと聞かれると正直言って読みにくいところはありました。
実際、詩の紹介のところなどは斜め読みしてしまいました...。
特に中盤は場面設定がころころ変わって話の流れが折れてしまった感もありました。
しかし、そこをグッとこらえて終盤まで頑張って読み続けて頂きたいと思います。
終盤の山本の病床のところからは一気に「遺書」のところまで読み続けてもらいたいです。
私はこの「遺書」(特に「子供等へ」のところ)を読んで現代の日本人に欠けているものを感じました。
そこを感じ取るだけでも読む価値はあるかと思います。
また、山本の「遺書」を遺族に如何にして伝えたか、にも敬意を払うところです。
余談ですが、鹿児島の知覧にある特攻記念館で読んだ遺書と通じるものを感じました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

町長選挙

2016/07/31 22:07

ニヤニヤします。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表題作含む中編集。
伊良部の活躍っていうのははっきり言ってないのだが、このキャラクターに押されて、皆心が変化していくのがよくわかる。
不自然さもなく強引でもないので、共感を得るところが結構多いのかな?
どうしてもパタリロの風貌を浮かべてしまうのはなぜだろうか?
自分のイメージキャラクターが出来上がっているので、伊良部シリーズはドラマなどには取り上げて欲しくないですね。
もちろん本作品もニヤニヤの連続です!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

虹の岬の喫茶店

2014/10/22 22:50

やわらかく、心温まる物語

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とてもやわらかくやさしい感じの文章と物語だった。
いくつかの章から成り立つオムニバス形式だが、各章にはチラッと以前に登場した人たちの影が現れ、時系列的に成り立っているのが時の流れを自然に感じさせており、無理がなく良かった。
映画化されたが、映画はどちらかというとちょっとコメディータッチになりすぎていること、吉永小百合の色が出すぎていることからあまりおすすめはできない。
本だけに徹したほうが気持ちがいいですね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

生存者ゼロ

2014/05/11 09:14

こんな理由、予想もしなかった

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

逃げ場のないパニックストーリー。
久々に息もつかせぬ迫力を感じ、一気に読めた。
発端からして「なぜ?」という疑問を抱かせ、その理由を長く長く中盤以降まで解明させないところが惹きつけられた理由かもしれない。
特に政府関係者とのやり取りの部分は気持ちが熱くなってしまった。
軍事的、医学的な専門用語・単語がいっぱい出てきて、よく理解できない部分もあったが、理解できる人が読めばきっと臨場感はより一層感じられるのかもしれない。
このようなパニック物の場合、読後に騙され感や拍子抜けを感じることがたまにあるが、本作では感じられなかった。
本を読みながら自分の中で映画を作って観ている、そんな感じで読めると思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

八日目の蟬

2014/05/06 08:42

相対的な2人の主人公が切ない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

貫井徳郎の本を読んだあとにすぐ読み始めたので、貫井徳郎が作者なのかと勘違いを起こしてしまった。
なんとなく文章表現などが似ている感じがして、読みやすかった。
文庫本の厚さは普通であったが、とても長い物語を読んだ気がして、充実感が感じられた。
赤ちゃんを誘拐して、逃避行を続ける主人公がとても人間味があったので、なぜか逃げ切ってくれ、頑張れ、と応援してしまった。
第二章には主人公はほとんど登場せず、その誘拐された赤ちゃんがメインとなって物語が進むが、逆に今度はその人物を「なんでこうなっちゃうかな~?」と否定的に捉えてしまった。
一生懸命守り抜こうとする誘拐犯と、本来あるべき場所に戻った子供とが相対的に見えて、切なくなってしまう。ただ、ラストは私好みの終焉で良かった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

宰領

2013/07/12 23:41

こんな風にうちの会社もまとまればいいな。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最新作も全く飽きませんね。
今回は警視庁と神奈川県警のライバル心を描いた物語だった。
事件そのものよりもそちらの描写が印象に残った。
東京と神奈川に跨いだ事件って、実際もこんなに混乱しているのかな?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

任侠病院

2016/07/31 22:09

江戸っ子、っていうタイトルがお似合いかも。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

任侠シリーズ第三弾。
もはやヤクザという風格は感じられなくなってしまった。
必ず人助け、忍耐、見返りを期待しない、という江戸っ子気質の漂う小説だと感じる。
舞台が病院や地元に変わっただけで、話の展開などは前作とほぼ同等の傾向であり、先が読めるのが唯一のマイナス点だが、結果が分かっていても物語にグイグイ惹きつけられるのはなぜだろうか?
読みやすさに加え、日本人が忘れ去ってしまった心意気を感じ取ることが出来るからかもしれないな。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

任俠学園

2016/05/07 09:24

水戸黄門的要素もあります

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前作の「書房」同様に一気読みとなった。
わざとらしさ感は否めないが、やはり日本人にとっての大事な部分を訴えているような、そんな物語だった。
また、水戸黄門的な要素もあり、中高年には十分楽しめる小説だった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

任俠書房 改版

2016/05/07 09:22

ヤクザを通して知る日本人?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

相変わらず読みやすく、引きつけ感があり一気読みの部類に入る。
仁義と人情をテーマにしたヤクザ物語ではあったが、ヤクザというキャラを活かして今の現代日本への風刺を描写したような、また大事なものを教えてくれるような、そんな感じが随所に見られ、物語の面白さだけでなく自分自身を見つめ直す機会も得られたと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

自覚

2015/09/02 22:25

スピンオフでも学ぶところ多し

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いつも通り安定した文章、読みやすさで一気読みとなった。
竜崎を取り囲む周辺の脇役たちに巻き起こる事件・問題をテーマとした短編集。
いづれも竜崎を中心に解決していく。
シリーズも5作を越えるとマンネリ化してきてはいるが、実社会に照らし合わせると少し見習うところもあるのかな?と勉強になる。
「襟を正す」そんな印象が残った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

代償

2014/07/13 23:30

気分悪くなるが、一気読み。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読んでいて、とても胸クソが悪くなった。
息が詰まり、吐き気がするほど気分が悪くなる(少し大袈裟か?)。
他の読者投稿を拝見しても似たような所感があり、自分だけではなかったことにちょっと安堵を得られた。
作品自体の批判ではなく、題材が強烈すぎた。
グロテスクということではなく、まともな人なら心理的にダメージを受けるのではないか...?
そんな気分にされながらも続きを知りたくなり、一気読みとなった。
少年犯罪、想像もつかない犯罪などが盛り込まれていたが、なんとなくノンフィクション?とも思えるくらいのリアリティーさも感じられた。
何故か自分の身内、知り合いでこんなことが起きたら...、と想像してしまう。
作品途中で心休まる休憩ポイント、ラストはスカッと爽快に解決、には期待しないで頂きたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

夜想

2014/04/12 12:13

現代社会に欠けているものを感じ取れた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お薦めです。
「慟哭」に類する手法で読者の興味を引きつけ、一気読みとなった。
脇役は脇役に徹し、ストーリーが脇道にそれることなく本筋をまっすぐ進めていたことが本書を飽きさせず一気読みに導いたと思う。
2つのストーリーが進行しており、それぞれの主人公に共通していることは「異常的な思い込み」だと感じた。
大きなきっかけは無いものの、いずれの主人公もいつの間にか異常的な人物に仕上がっているのは不思議であった(ある意味騙された、まんまと引っかかった、という気持ち)。
この辺の術は貫井徳郎の醍醐味だと思う。
また、この作品のもうひとつの面白さは、新興宗教の成り立つが「こんな背景から創立するんだろうな」と想像できたことである。
登場人物の誰もがまともな人物でありながらも、いつの間にか組織化され運営されていき、客観的に見ると「宗教集団」と見受けられてしまうのである。
結末はこの集団の行くすえが書かれると思っていたが、意外とセンチメンタルで綺麗な終わり方となっているのも好感が持てた。
文庫本でのP445 天美の講演、P527 雪藤の言葉がこの作品の訴えたいことかな、と勝手に受け止めた。
殺伐とした現代には大事なことだと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

転迷

2013/07/07 08:00

竜崎=ターミネーター???

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

相変わらずの読みやすさとストーリーの面白さであった。相変わらずハンコ押しに勤しむ竜崎が滑稽に思えてくる。
まるで漫画を読んでいるかのようにどんどん読み進んでしまう。
悪くはないが、最初の「隠蔽捜査」の竜崎から比べると段々人間らしくなってきた感じもする。
竜崎の理論=作者の理論?と思ってしまうのは私だけ?
いずれにしろ、竜崎を産んで、生かしている作者はすごいと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

かあちゃん

2013/06/29 17:24

中学生の子供にも読ませたい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

久々に綺麗で清潔感のある小説だった。
最初は1人のかあちゃんを主題にして物語が進むのかと思っていたが、各章ごとに色々な母ちゃんが登場してくるんですね。
どれも人間味のある親子関係を上手く表しつつも、完結しないで終わらせているところが良かったかも。
巻末の解説の言葉を借りれば、口の中に入れたけどその後はご自分で咀嚼して味わってください、という感じですね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

我が家の問題

2016/09/04 18:24

どこにでもありそうな我が家の問題

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「あるある」「わかるわかる」シリーズですね。
どの短編も明確なハッピーエンドは表現されていない。
こんな感じになってきたから、あとは読者の方に想像をお任せします、というなんとも煮え切らない終わり方ばかりだった。
だけどもそれが面白く、読後は暫く物思いにふけってしまうので、それが楽しいと思った。
読書の楽しみ方を満喫できる本かもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

139 件中 1 件~ 15 件を表示

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。