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108さんのレビュー一覧

投稿者:108

6 件中 1 件~ 6 件を表示

まさに合格教本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ITパスポートは難易度の高い試験ではないが、普段ITに接していない人にとっては取っ付きにくい部分も多いのも事実である。

本書は豊富な図解と解説で初めてITを学ぼうとする人も理解しやすいように工夫されている。また章末に練習問題が付いていたり、用語ごとに索引が付いていたりと「教本」として必要な要素をきっちり押さえている。

さらに特筆すべきは練習問題が収録されている付属CDである。全1300問を模擬試験モードで解くもよし、苦手な分野を集中的に解くもよし。このCDに収録さている問題をきちんとやりこめば、1月もかからずに合格も可能である。

「合格教本」の名は伊達ではない。

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紙の本神曲 1 地獄篇

2014/02/12 21:39

一番読みやすい『神曲』

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読書好き人ならば、一度は聞いたことがあるだろうダンテの『神曲』。

しかし古典の文庫本はなかなか読みにくい。特に本文中でわからない部分に出会う度に、いちいち本の後ろの方の注釈部分までめくらなければいけない煩わしさは並々ではない。

だがこの集英社文庫ヘリテージはこの難点を見事に解決した。
注釈がページの下段に書かれており、本の末尾までページを一々めくる必要もなく、非常に快適に読み進められるのだ。

またウィリアム・ブレイクの版画を挿入したり、歌の第が変わるたびにあらすじが掲示されている点も、今までにない読みやすさを提供している。
もちろん本文も非常に簡潔明快な文章で申し分ない。

一度は読むのをあきらめた人も、本書で古典随一と言われる『神曲』の世界観に浸ってみてはいかがだろうか?

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紙の本殉死の構造

2014/02/10 21:58

殉死は美風か?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まず本書の「殉死とは本当に『美風』なのか」という問題提起は非常に斬新である。
そして、その斬新な問題提起を冷静な視点と豊富な資料を基に分析している点で非常に好感を持った。

特に興味深いのは殉死が江戸幕府から禁止された行為だったという指摘である。

著者によれば、寛文3年には殉死禁止令が出されたが、その後も殉死は続いた。
幕府から禁止された行為を行うことは、反体制になることと同義であり、戦乱が終わった江戸時代の平穏の中で、「殉死」はエネルギーを持て余した「かぶき者」的武士の自己主張の1つの形になってしまったのである。

「殉死」は決して美風ではない。山本氏の指摘には今こそ耳を傾けるべきである。

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『平家物語』の受容史

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『平家物語』がどのように受容され、どのように広められたのかを、大まかな時代区分で論じた1冊。

文章も癖がなくて読みやすく、論理展開も明確で分かりやすい。『平家物語』の受容を考える上で、大まかな流れを掴むのに大きな手助けとなるだろう。

しかし本書の性質上、「『平家物語』をどう読むか」あるいは「『平家物語』の読み方」は十分に論じられているとは言い難い。『平家物語』それ自体を味わいたいならば、別の書籍を参照した方がよいかもしれない。

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紙の本鳥山石燕画図百鬼夜行全画集

2014/02/09 12:53

妖怪万歳!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まさに百鬼夜行。
鳥山石燕が描いた妖怪が200種類以上載っている。

ここまでまとまった妖怪画が文庫本になっているのはありがたい。しかも画の横に書いている変体仮名が翻刻されているのも好ポイント。

資料としても読み物としても楽しめる1冊。

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紙の本顔のない敵

2014/02/09 12:40

展開は単調。しかし・・・

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

石持浅海氏の第一短編集の文庫版。石持氏の登場人物の議論の中で、犯人を見つけ出していくという手法はここで確立されたように思う。(何度も続くこの展開を単調と感じる人もいるかもしれない。)

さて、本作に収められている短編は対人地雷を題材にして緩やかにつながっている。
地雷を除去して偉人になりたい者、地雷で被害を受けた者、地雷を製造する者・・・。様々な人の想いが、様々な行動となって現れる。時には殺人として。

本作を手にする多くの人は対人地雷に対して否定的であろう。地雷を作る者を批判する気持ちも起こるだろう。だが、地雷と無縁の国で生きている我々にその資格はあるのだろうか?石持氏は被害者・加害者だけでなく、傍観者にも問いを投げかけている。

対人地雷というテーマをミステリーに用いることに批判もあると思う。しかし、本作はそのテーマに向き合い、真正面から描いたミステリーの枠を超えた名作である。

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