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大樹パパさんのレビュー一覧

投稿者:大樹パパ

59 件中 1 件~ 15 件を表示

オデュッセイア

2022/09/23 17:09

二重カバー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

京都大学の西洋古典叢書から出版される古典は、書棚に並べると統一されたカバーで見た目が揃っていてとても気持ち良かったのですが、今回、待ちに待ったオデュッセイアの新訳で、その伝統が途切れました… と思っていたら、実はこれが二重カバーで、性格的には本全体を覆う「帯」の役割でしょうか?このカバーを外すと従来通りの書相が現れました。 あとがきには『イリアス』の新訳の言及があり、そちらも楽しみに待ちたいと思います。

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テトラビブロス プトレマイオスの占星術書 ロビンズ版

2022/08/31 00:08

音楽論、数学大全、そして占星術

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

プトレマイオスと言えば『アルマゲスト』に尽きるかと思いますが、ピュタゴラスの天球の音楽からの影響を受け(否定)た『音楽論』そして、今回初邦訳というめでたい著作が出版されました。
 何より星好きにとっては、内容が現代と全く異なろうが、現代天文学が通過した原典ともなる『アルマゲスト』にはいったい何が書いてあるのだろうと、ページをめくってみるのも楽しいものです。

 そして今回出版された『テトラビブロス』は、そのプロフィールの中にこそ目にすることはあっても、今の今まで内容を知ることがなかった幻の本。占星術の歴史には興味があるものの、扱っている内容に関してはスルーの私ですが、書店では実用書のコーナーにあったのには疑問。今も占星術師たちはプトレマイオスを使うの?って。地球中心説の「現象を救う」ためのエカントが入っている天球なのに?

 ついでに言うと、本の体裁もゲームの攻略本みたい、と思ってしまいました。とはいえ、翻訳をして下さったのは占星術の世界とは対極にある恒星物理学がご専門なので、この手の本にありがちなその筋の方ではない客観的な「翻訳」が期待で来ます。これがまた京都大学学術出版会あたりからの出版からだと印象がまったく違ったんでしょうね。
 
 ギリシア・ローマ神話の延長として、マニリウスとあわせて読むと楽しいです。

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星のこども カール・セーガン博士と宇宙のふしぎ

2015/07/22 15:42

彼が天文学者になったワケ

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1980年代に一世を風靡し、その後の科学や天文学に多大な影響を与えたカール・セーガンが天文学者を目指すまでのお話を絵本で紹介。当然のことながら、幼いカールが主人公。原作の絵がかわいく、カールの特徴をよくとらえてくれています。英語がわからなくても、絵だけでも理解できました。

なお、日本語訳は日本人宇宙飛行士の山崎直子さんが初翻訳とのこと。

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江戸の天文学 渋川春海と江戸時代の科学者たち

2023/07/09 00:35

目から鱗がボロっボロッ!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まさに音を立ててこぼれ落ちる瞬間がいくつも。これまで西洋天文学にしか目を向けてこなかった自分が恥ずかしい。歴史が苦手な私は、今まで日本の天文学を避けてきたのは事実です。国内なら陸続きで、彼らの業績の跡地に足を向けることもできるし。さらに深みにハマっていく自分の行動が楽しくて仕方ありません。こうなると、日本の天文学について書かれた本が余りにも少なすぎる! と今までの自分を棚上げにしています(笑)どんな些細なことでもいいから、江戸時代の天文方の活躍を貪欲に探す自分の行動に笑ってしまうほどです!

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星座の起源 古代エジプト・メソポタミアにたどる星座の歴史

2023/05/13 17:12

ギリシアに伝わる前のお話

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本はかつて『天文ガイド』に連載されていたエジプトものとメソポタミアものとが、タイトルも新たにリニューアルされた一冊です。

古代エジプト編としてP196まで。
古代メソポタミア編はP199から。

初版が入手困難になったことからのリニューアルは大変ありがたいです。お値段もリーズナブルですし。

 星座といったら、どうしても様々な伝説を伴った現在の姿の方がなじ深いですが、さらに古い時代の、星座の原型に迫る内容になっているので、その名称など慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

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クリスチャン・アストロロジー 第1書&第2書

2023/02/23 14:28

本書の内容は読み物として

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ウィリアム・リリーが残してくれた科学的根拠皆無の占星術書。よくもまあ練り上げられたもんだと関心せずにはいられません。シェイクスピアなんか読んでいると、占星術がよく登場するので、もう創作小説を読んでいるような感覚です。当時はそれでよかったんでしょうけど。

 本書は雑誌、テレビのワンコーナーで紹介してくる各星座の性格を延々と読んでいる感覚です。娘の天文学は進歩しているけれど、母親の占星術はプトレマイオスの「テトラビブロス」、マニリウスの「アストロノミコン」、リリーの本書、アラン・レオと、ちっとも進歩なしなんですね。そりゃそうだ、占星術師たちはまだ天動説なんだから。
 ただ、内容はどうであれ、昔の書物が日本語に訳されて読むことができることの素晴らしさは、翻訳された方、それを出版してくれた出版社には感謝に堪えません。という観点から評価は5点。

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アラン・レオの占星術 出生図判断の秘訣

2023/01/31 10:23

占星術は当たるのか?

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現代占星術の祖の著作の初翻訳とのこと。あらゆる雑誌、ネット、テレビなどなどで紹介されている星座の性格の原点がすべて詰まっているという感じ。これらを、それぞれの占星術師が自分なりの言い回しに置き換えて(人の顔見て)判断しているのでしょうね。 これらは何をもって「そうなる」のか、根拠が書かれておらず、延々にそれぞれの性格やら行動やらがつづられています。 でもこれを熟知していると、にわかでも占星術師になれるみたい。 丸暗記がいいと思う。
 ここまで性格を詳細に分類したアラン・レオという人はよっぽど人間ウオッチが好きだったのではないでしょうか? その点は脱帽します。

 時代を感じさせるのは、新たに加わった天王星、海王星への言及があいまいなことと、冥王星が未発見なので登場せず。占星術では予期できないんでしょうか?同じ宇宙空間を扱っているのに。good glief! プトレマイオス(テトラビブロス)マニリウスなどから進歩してないという印象です…

 英国の作曲家ホルストと言えば管弦楽組曲【惑星】のみが有名ですが、彼のこの作品の惑星の並び順が、このアランの影響、著作からヒントを得たとのことを確かめたくて。確かに、そういう情報を持って読み進めていくと確かにそれっぽいシーンに出くわすことがありました。ただ、意識しないとわかりません。

  実は土星以降の惑星が占星術に加わった経緯(誰が?とか)や、歴史など知りたかったので、書いてなかったのが残念。

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ティマイオス/クリティアス

2022/09/10 14:07

ティマイオスの新訳として

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これまで手に取ってきた『ティマイオス』は、ともかく原文を忠実に訳したかのような、ナニを言っているのかわからないような文章が多かったのですが(私がまだ若く読解力が無かったからかも)、ようやく読みやすい文章が出てきたのではないでしょうか?
 中世の頃のプラトンと言えばコレのことらしいのですが、確かに宇宙論とか本当に当時の人はコレを信じていたのか?と思えるような内容が目白押しです。ただ、こういう考え方を吸収して今の天文学へと発展していたったことを考えると、内容を理解せずとも、こういう考え方を持っていたという視点を変えて読めばなんとかなるのかなと思います。

 ともかく、こうした古典はなかなか新装されることが無いまま風化される風潮があるので、内容はともかく、読みやすい表現、読みやすい体裁(文章の行間とかフリガナとか)で出版されることは嬉しいです。

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呪いを、科学する

2022/07/31 20:53

令和の神田左京になれるか?

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神田左京の『不知火・人魂・狐火』と同じように、人々に面妖な気持ちを思い起こさせる現象に科学的考察を行なっています。

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電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?

2024/02/04 18:04

電線と鳥

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電柱・電線についてわかりやすい解説で書かれていて、それまで日常的に目にとまる電柱・電線に意識をむけることはありませんでした。そんな何気ないところにも豊富な話題が満載だなぁ、と思った次第。しかも大好きな「トリさん」と絡めた内容。トリ図鑑ぽいのは口絵4ぐらい(カラー写真)。

 電柱・電線に詳しくなれるかも。

 家の近所にはまだ電信柱(←木)が残ってます。

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トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ

2024/02/04 17:52

タイトル通り!

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アマゾンのランキングで「鳥類学部門第1位」となっています。納得。全ページカラーで、写真は一枚も使われていませんが、鳥たちのコミカルな会話、仕草が可愛く描かれています。4コマ漫画の部分だけでも「鳥コミック」として成り立ってます。第二弾を待ってます!

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雨の名前

2023/08/18 15:59

雨は誰の頭の上にも降り注ぐ

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日本人は一つの事象をとても大事にする民族だと思います。そして、その一つに対して多くの言葉をつけ、多方面から眺める習慣を持ち合わせ、こうした一冊の本になってしまうだけの豊かな感性を育んできました。忘れ去られてしまいそうな希少な言葉や、誰もが知っているのに意味を取り違えていたような言葉まで。この本から更に感性を引き立ててくれる写真の数々も日本という国ならでは(今回はテーマが雨なので、暗いトーンでまとめられています)。

もしかしたら国民の多くが嫌っているかもしれない天候の「雨」も、視点を変えたら世の中も変わるのでは無いでしょうか?この「空(名前)」シリーズが「雨」を扱ったことで視野が広がった感じがします。

初版は2001年なんですねぇ。

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デス・ファイル・オブ・ロック 伝説のミュージシャン100+の死に様

2023/07/22 14:38

伝説のミュージシャンの死に様

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むむむ… 店頭で見つけるなりなんの躊躇もなくカウンターへ走った私。ロバート・ジョンソン(1938)に始まりマイケル・ジャクソン(2009)までの、若者やカルチャーに大きく影響を与えた人物たちの死因が、名前の下にドーンと無機質に書かれてます。これが現実なんだなぁ。。。

例えば…
ブライアン・ジョーンズ(水死)
マーヴィン・ゲイ(射殺)
カート・コバーン(自殺)
マイケル・ジャクソン(薬物死)

こうしたリスト見ると辟易してしまいそう…
寿命とか自然しなら致し方ありませんが、あまりにも感受性の強い彼らの死因は謎だらけです。レコードを回せば彼らの歌声が聞こえてくるのに、続けて読んでられない、そんな本です。

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音楽夜話 天才のパトグラフィ

2023/07/22 14:24

ヘンデル、バッハも美食と大食が原因で成人病に苦しんでいた!

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セーっかく取り上げられていた作曲家の名前(目次)書き込んでいたのに、先に進んだら時間切れで全部消えた!(ショーック!)

なので、目次省きます。追加された文庫版も、記念出版本も取り上げられた40名の作曲家の名前は省きます。

こうした作曲家、芸術家たちの計り知れないものがあります。その原因(?)の一端に当人たちの心身に目を向けたもの。今まで通り一辺倒のプロフィールしか窺い知ることのなかった彼らの、身ちゃいけない部分を垣間見たような…

探せば結構この手の本は出てくるもので、海外でも同様のことをされている方もいらっしゃる。本屋の書棚に行くと結構お見つけることができ、その度に手にしてしまう私。

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クラシック音楽作品名辞典 第3版

2023/07/22 13:07

唯一のデータブック(帯)

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帯に記してあるように「唯一のデータブック」としての『クラシック音楽作品名辞典』です。「作品名辞典」なので、名前のみがズラズラと記載しているのかと思いきや、作曲年や初演、編成。オペラなら台本作家の名前なども結構情報量は多いです。初版から持ってます〜

紙質は英語辞典などと同じです。大判があると嬉しいなぁ。

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