農家予備軍さんのレビュー一覧
投稿者：農家予備軍
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2016/01/25 21:05
タイトルと目次で十分の内容
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「キャリアポルノ」とは、俗にいう「自己啓発本」のことを指す造語なのだという。まえがきは、その造語を生み出した作者が、この言葉が広く広まったことを自慢する下りから始まる。
第一章では、自己啓発書がキャリアポルノであることを延々と説明し、語源がフードポルノであることを明かす。
第二章では、キャリアポルノが精神的な高揚感を得るためのドラッグと同類であることを指摘し、キャリアポルノの本場はアメリカであり、日本のテレビドラマ等はアメリカに似て「現実から目を背け夢を売る」ような内容のものが多く、その「私も何かになれる」という夢をみるためにキャリアポルノが売れるのだと結論付けている。
そして、キャリアポルノに対する具体的な批判は第二章までで終わって、第三章以降は作者の欧州での体験、「労働」や「人生」について語る、いわば作者なりの「キャリアポルノ」となっていて興味深い。
全体を通して、何かをこき下ろすパートでは舌鋒鋭く批判を展開するが、裏付けを提示して筆者の考えを説明するパートは冗長でつまらない。全体的に校正が甘いところも読んでいて気になった。
2016/05/25 22:37
家庭菜園におすすめ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
自分で野菜を育てることを楽しいと思う人なら、苗を買わずに種から育てたらもっと楽しいはず。
どうせ種から育てるなら、自分で育てた野菜の種を育てたら最高に楽しいはず。
とは言え、スーパーで売っているような野菜だと、その種を育てても同じ野菜は育たない。その理由や、種採りできる野菜の育て方、種の採種方法まで詳しく説明している。
ただ、F1の野菜を食べると健康に悪影響を及ぼすかのような記述があり、その点は全くのエセ科学で、本書の価値を損なっていると思う。
固定種野菜の育て方の本としては良書。
紙の本わるいやつら
2015/12/24 22:31
多重債務者にこそ読んでほしい一冊
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筆者である宇都宮健児弁護士は、サラ金事件を初めとして長年弱者救済の為に弁護士活動を続けている。
本書では、サラ金・ヤミ金との闘いから始まり、サラ金規制の強化に伴って新たに発生したオレオレ詐欺等の特殊詐欺、これらの特殊詐欺を陰で支えている整理屋や悪徳弁護士の実態を語り、これらが全て「貧困ビジネス」であること、また金持ち優遇の政策が続いていることが原因となっていると分析している。
最も注目すべきパートは、近年異常なまでに増えた「弁護士業務広告」の多くが、わるいやつらの提携弁護士であることを指摘する第三章だろう。
このような社会問題が民放で取り扱われることは有り得ないので、クローズアップ現代などで取り上げてもらえたらと切に願う。
2015/01/26 21:08
水田超フル活用
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
毎号参考になる記事が多いが、２０１５年２月号は、第２特集の「水田超フル活用で稼ぐ」がとても参考になった。
今の日本では、単純にお米を作って農協に出荷しているだけではほとんど稼げない。しかし、お米を作らずにエダマメを作って直売所で売り、なんと８００万円を稼ぐ菅原さんの紹介には目を見張る。
もちろん、単純にコメをエダマメに換えるだけではなく、２３品種を育てると言うそのこだわりがあってこそだが、工夫次第でもっと稼ぐことができると、改めて認識させられた。
2016/05/25 22:43
タイトル通りの内容
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トマトの活着を良くして収量を増やす方法、エダマメの実入りを良くする方法、オクラの実が硬くなるのを防ぐ方法などなど、家庭菜園愛好家にとっての共通の悩みに対するソリューションが詰まった良書。
具体的な野菜の作り方だけでなく、後半は土づくりの方法なども解説されていて、大変参考になる一冊。
電子書籍俺、隠岐に立つ。 ～30歳からの島暮らし。好きなことをして生きてもいいんだ～
2015/01/28 20:44
海士町へ移住した若者の体験談
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安倍晋三総理大臣の所信表明演説で紹介されて以来、元気な過疎地として一躍有名になった島根県隠岐郡海士町に、著者は４年前に移住していた。
横浜で生まれ東京で働く若者が、なぜ離島に移住したのか。その理由・経緯が語られるのと共に、海士町での生活が生き生きと描かれるほか、第５章では海士町漁業協同組合で働く筆者が、漁業の課題を語る。
都会からいなかへの移住を考えている方にとって、とても参考になる１冊であろう。
2015/01/28 20:22
おもしろ農業エッセイ
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日本の食糧倉庫、北海道の酪農＋畑作農家出身の作者が、農家の生活や農家の常識（社会の非常識）を面白おかしく描くエッセイマンガ。
あくまで、農家を一段上の存在として、ひ弱な都会者の言動をこき下ろす様は読んでいて痛快。
１巻では筆者の通った農業高校での様子も描かれ、筆者の別作品である「銀の匙」とは一風違った農業高校での生活が描かれている。
2016/05/25 22:29
これ一冊で十分
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どうしても水耕栽培をやってみたくて、何冊かレビューを読み比べましたが、これを選んで間違いなかった。
なぜ砂で育苗するのか、パームピート等の資材の入手方法まで詳しく書いてあるため、まったくの初心者でも水耕栽培を始めることができるだろう。
ペットボトルでの栽培だけでなく、エアポンプを使う栽培方法も説明しているため、本格的に取り組みたい人にもお勧めできる。
一つだけ難点を言えば、育苗や鉢への移植など、様々な野菜に共通する手順をかなり重複して説明しているのはどうかと思う。ただ、それも写真を使って説明しているので、特定の野菜だけを育てたい人にとっては親切なのかもしれない。
2016/01/08 21:42
有名人成り上がりマニュアル
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「勝間和代」が有名人であるということに、異論を持つ人は少ないだろう。そして、筆者は「有名人になる」というプロジェクトを実行し、それを実現したのだと言う。
その「有名人になる方法」を中心として、有名人になるメリット・デメリットや有名人になることの本質などが語られている。
この本に書いてあるとおりに真似ることは必ずしも容易ではないが、冒頭の「勝率５％の勝負でも100回連続で負ける可能性はたったの0.6%」と書かれているように、あきらめずに挑戦を続ければ有名人になれるのでしょう。
有名人になる気が無い人にとっても、有名人の生活とはどのうなものかが分かる、他には無い内容の書籍だと思う。
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