nynさんのレビュー一覧
投稿者:nyn
| 4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
清少納言と申します 1 (BE LOVE KC)
2020/06/18 21:21
ポップなコメディだけど、歴史や古典のネタも
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
かなりぶっ飛んだ内容ですが、歴史や古典のネタは各所にしっかり仕込まれており、知っているとニヤリとさせられます。なぎ子(清少納言)のセリフには「枕草子」の文言がかなり織り込んでありますし、清少納言の局部露出伝説、藤原実方のずぶぬれ事件、烏帽子事件などなど、あの時代の歴史好きなら知っているネタを、アレンジしつつ駆使しています。巻末の予告によると、第2巻ではいよいよ華麗なる中関白家が登場するようですね。なぎ子のヤンキー兄も。続きが楽しみです。
人生はあはれなり…紫式部日記
2016/06/20 02:12
同作者の「枕草子」より、歴史寄りの内容が面白い。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
同作者の前作「枕草子」も読みましたが、私にはこの「紫式部日記」のほうが断然面白かったです。こちらのほうが歴史を踏まえた内容が多く、文学より歴史好きの私にはとっても楽しめました。清少納言や定子に比べて、親しみにくいキャラの紫式部や彰子ですが、これを読んだらこちらにも愛着が湧いてきました。あと、源氏物語の一口解説(大著を数ページ×2で概説する)も良かったです。なかなか頭に入りにくい登場人物やあらすじが一発で身に付きました。
2015/01/28 00:26
京都に行きたくなった!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
旅を特集する雑誌は数多くありますが、関西発信のものでは「savvy」、関東発信のものでは「oz magazine」が定番で気に入っています。「savvy」の京都や奈良特集はいつも欠かさず買っています。「oz」が関西を特集するのは珍しいので、どうかな、と思いましたが、よく出来ていました。マニアックな史跡も好きなので、ショップガイド中心のこの1冊だけで旅するわけではありませんが、街の魅力を上手に伝えて、思わず行きたくさせるという点では上出来です。何しろ紙面が美しくお洒落。これはどの号でも言えることですが。といって、イメージばかりで情報が空虚というほどではない。
私は50代女性ですが、いわゆるシニア雑誌の古都特集は肌に合いません。なんか高級志向、のんびり贅沢旅、グループ旅行ってイメージで・・・。「oz」や「savvy」は若い女性向けなのかもしれませんが、このタイトルにもあるような「ひとり旅」という視点、こまめに歩いて、小さいけれど魅力的な自分好みの店やスポットを見付ける、といった旅スタイルに共感します。
で、この雑誌に触発されて、実際に京都ひとり旅してきました。特集にもあった「御朱印集め」も初めてしてみました。京都旅のきっかけ本としてお奨めです。
いいね!光源氏くん 4 (FC swing)
2020/06/16 23:25
いいね!まだ続きそう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
第3巻はやや中だるみ感があったのに対し、この第4巻は好調です。特に、光くん初ヘアサロン体験の回が面白かった。
テレビドラマ化作品と違って原作漫画にはラブの要素はほとんどないまま進んでいますが、光くんが何気なしに発した「あちらから沙織殿の元へ通えればいいのだが」という言葉に、「通う?えっ!プロポーズ?」と動揺する沙織殿が可愛いです。ただ単純に行き来するという意味だと、しれっと説明する光くんも相変わらずの鈍感王ですが・・・。
この巻の最終話で、光くんたちは元の世界へ帰らなくてもOKとのロジックがキーパーソンから提示され、お話はまだ続く可能性が・・・。
光くんは天然のままだし、沙織殿はストイックに恋心を(たまにうっかりチラ見せさせつつも)封印しているし、テレビドラマのような急展開はないでしょうが、ゆるゆると日常を重ねて少しづつ近づく(のかな?)二人の続きをまたぜひ読みたいです。
| 4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
