aaaさんのレビュー一覧
投稿者:aaa
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
2015/02/18 06:25
何が楽しいの?
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この本の一節にこんなものがあります。
女子たちははち切れんばかりだった。
私が「男子は…」と言いかけると、すかさず南さんが「キモい、ウザい」と即答した。女子は顔つきも姿勢もしっかりしている。
きちんと私の目を見据えて話すのである。「どこがウザいの?」とたずねると、
「顔、しぐさ、行動。隣の男子が息を吸ってるのが聞こえたりして。」
息も吸ってはいけないのだろうか。
「首のところをポリポリ掻いて、垢がボロボロ落ちたり。鼻くそをほじって、それをノートにつけたり口の中に入れたり。大人にもそういう男いるけど、デリカシーなさすぎ。」
次々とまくし立てる南さん。
―でも好きな男子とかいないんですか?
「普通の男子と付き合うとか絶対無理」
―なんで
「こっちが訊きたいです」
―でも好きとか言われたら?
「もっとキモい」
結局、この本の南さんは、否定し嫌悪しているだけ。 知識や人間判断力の一部だけが先に成長して、
他人の「アラ」を敏感に感じ取ることはできるようになっていますが、
その上で理解し、許容・包容する面は成長していません。
これは、成熟した精神とはいえません。単に視野と心が狭くなり、我侭度を増しているにすぎないのです。
言ってみればガキが浅知恵だけをつけて、小賢しくなってるだけに過ぎない。
でもまあ、所詮は小学生であればこんなものでしょう。
気持ち悪いのは、いい年した中年男である筆者が、こうした小学生の幼稚な精神のあり方を
非常に肯定的にとらえていること。
目くそ鼻くその男子小学生を貶めている彼女を「女子は顔つきも姿勢もしっかりしている」
とやたらと持ち上げているさまは滑稽ですらあります。
そこまで女の子に媚びて楽しいですか?
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
