amishaさんのレビュー一覧
投稿者:amisha
2019/04/06 08:58
肩の力を抜いてパパッと料理!
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食べることは毎日のこと。一人だとついついずぼらに、両親の分を作るとなると、つい和食が多くなって代わり映えしない。ちょっと気の利いたものを作りたいんだけど、買い物や下ごしらえに時間がかかるのは・・・と、あれこれ悩みは尽きません。
土井先生の本は、忙しい時はお味噌汁とごはんでいいよ!という前置きがあって、ふっと肩の力が抜けました。がんばらなくてよいというのは、とてもありがたいことです。文字通り、目の前にある食材をあるがままに美味しくいただけるレシピが見やすく、4種類づつ、惜しげも無く紹介されています。春から新生活が始まる人にもお勧めいたします。
紙の本一汁一菜でよいという提案
2018/11/03 11:05
祖たちの教え
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ヒトは飢餓の時期がうんと長かった。食べられるということ自体の大切さと、肩肘はらずに祖たちに習う姿を教わった気がします。土井先生の言葉に助けられた人たちがどれだけいることでしょう。洗米をしておくだけで、どんなに忙しくてもご飯を炊けるようになり、今まで何にこだわっていたんだろう?と思い返しました。
電子書籍おうちでできるおおらか金継ぎ
2019/01/07 12:43
おおらかという表現に惹かれて
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
工芸というと、特殊技術で一般人にはほど遠いものだという印象を覆された一冊。失敗しても、またやり直しできる。漆に対する敷居が下がり、とっつきやすくなりました。
祖父の残してくれた食器や花器などを補修して大事に使いたいです。
紙の本感染症大全 病理医だけが知っているウイルス・細菌・寄生虫のはなし
2021/10/13 08:07
短編映像で配信してほしい内容ばかり!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
著者が専門家であるので、実際の体験経験に基づく正確な情報が得られる。しかも、専門的過ぎず、よみやすいコラム形式。そして、そこらの怪談話よりよほど怖いゾクゾク感もあり、また、清潔過ぎる現代が果たして良いのか?など、衣食住の環境によって、人は様々な感染症と共存し、時に厄介なめにあい、死に至ることもあるんだなぁと感心する。
2020/04/16 11:42
虫博士の赤裸々な生態
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
NHKのラジオ聞き逃しサービスで著者の話を聴き、少し前のことが走馬燈のようによみがえった。前の職場でお世話になったN博士のおかげで、著者の来館に立ち会ったことがある。その時は、アリの巣に寄生する土壌昆虫の写真をみて、こんな写真どうやって撮るんだ?という素朴な疑問し浮かばなかった。
ラジオを聴いて、すっかりその語り口に魅せられ、手に取った一冊。
この本を読んで、ドン引きするか、抱腹絶倒するかは、読み手の感性に拠る。
元同僚で先輩のN博士のおかげで、この本を手にする機会を得た。
この本には、著者の生い立ちや虫愛は勿論のこと、研究に向き合う姿勢、調査地での数々の珍事件や病気、そして二次元美少女に至る云々まで、博士の赤裸々な生態が綴られている。
電子書籍わたしの日々
2015/11/30 18:55
水木しげる先生!ありがとう
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
道中お気をつけて!
あの世で是非ともお会いいたしましょう、フハッ!
紙の本TRANSIT No59(2023Spring) 東インド・バングラデシュ混沌と神秘のベンガルへ
2023/03/30 21:49
情報量の多さに圧倒される
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切り口が多面的で、ガイドブック以上の面白みが詰まった一冊。
これを読んで現地のどこに行きたくなるかは、読み手により様々なのではなかろうか。歴史、文化、料理、ストリートカルチャー、どれも着かず離れず影響を与え合っていることもよくわかる。○○だけじゃない東インド・バングラデシュへの一歩を踏み出す一助に。
紙の本今西錦司と自然
2022/10/31 15:54
身近なものを観る視点
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一人称で書かれた伝記。
昆虫採集、登山、探検のパイオニア。
自然を深い眼差しで観察しつづけた人。
カゲロウの幼虫研究から「すみわけ」という言葉を提唱した人。
子どもむけではあるが、その一生が凝縮された一冊。その後に続く名だたる研究者たち、仲間たちの名前も登場して、壮大な知と自然探求の世界へ誘われる。
電子書籍谷崎マンガ 変態アンソロジー
2022/02/17 09:20
谷崎も好き、描く漫画家たちも好き
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耽美な文章で読み手を魅了する谷崎文学を、個性豊かな漫画家たちがどう描くのか。とても贅沢な一冊である。私は紙と電子書籍の両方を持って、ほくそ笑んでいる。うふふ。
紙の本気候変動に立ちむかう子どもたち 世界の若者60人の作文集
2022/01/16 22:12
大人たちよ漫然と生きるな!
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ここに登場する若者たちは10代から30歳になるぐらいまでの人たち。
学生だったり、研究の道を選んだり、様々な社会活動に積極的に参加し、行動を起こしている。なぜ、そうするに至ったか。これから自分達が生きる未来について、自分達の祖先が作ってきた社会について、様々な切り口で未来への希望を失わないために、何をするべきか考えている。
中には両親や育った環境が恵まれており、そういう思想や思考に結びつきやすい人たちもいるが、本当に明日をどう生きるか差し迫った状況から遠い未来に想いを馳せるに至った子どもたちも少なくない。
毎日を漫然と生きている大人たちへの、辛辣な批判であり直訴である。
2020/07/28 09:23
妖怪と古生物と夏のおもひで
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この本は、忘れもしない。大阪大学で古生物と妖怪の関係性をおもしろおかしく紹介する展示と講演会があった際、著者のひとりである荻野氏の著作と知って求めた。
気温38度超えの日に頑張って講演会に赴いたにもかかわらず、長蛇の列・大入満員で入れなかった。でもギャラリートークは聞けた。夏になるとこの思い出と共に、この本を取り出してパラパラ読み返したくなるのである。
2020/07/05 17:00
さすが!と舌を巻く問題がズラリ。
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さすがのクイズ本。
おとなもこどもも、もっと人間意外の生き物に興味を持つべきだよね。
飼育員を経てイラストレーター、絵本作家と活躍しつづける著者の、
嘘がない、でもユーモアたっぷりのクイズ本に舌を巻きました。
いろんな人にもおすすめしたい、そして何度も読み返したい。
実際の生き物にも会ってみたくなる一冊
2020/05/07 17:08
ゴリラの国に留学して
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ゴリラの国へ留学してきたという著者。ヒト、サル、ゴリラ、霊長類は他にもあるが、一体何が違うのか。ヒトは本当に進化してきたのか。ゴリラにあって、サルやヒトには無いもの。それは進化と共に置き忘れてしまった共生の心なのかしら。コミュニケーション能力や他者を慮る能力に長けているゴリラの国から戻ってきた著者が、これからの人間社会のあるべき姿について、非常にわかりやすい語り口で述べている。ひとつの文章量も読みやすい。
紙の本ルリユールおじさん
2020/02/15 16:52
大切なものを次世代に残す技術
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日本にはない仕事と書かれているが、表装や文化財の修復にも似た仕事だと思った。本を修復し、次世代に受け継ぐ。出版と印刷が分かれていたからこそ、生まれた職業とあり、西洋の出版・印刷の歴史にも興味がわき、装丁という職人の世界にも魅力を感じる。