flamekissflowerさんのレビュー一覧
投稿者:flamekissflower
2016/03/28 15:49
父親からの自立がサブテーマ
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父親から「不器量なうえに学問のしすぎで結婚できない」となじられるヒロイン。彼女が気がついていない自身の美しさをわからせてあげたいと思うヒーローの気持ちはもう愛だったのかも。父親に愛されなかったヒロインを助けることで、ヒーローも過去の傷に向きあう力をもらいます。お互いに心の傷を癒していく様子は読んでいて少しほろ苦いものの、前向きな気持ちにさせてくれる作品でした。
紙の本ラスト・レイン
2016/01/16 10:40
レイン3部作最終作
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ストームチェイサーという被災地連続殺人犯と、犯人を追いかけるFBIユニット3人組がからむ3部作最終作です。今回の主人公は、シリーズ第一作目からいい雰囲気だった、FBI捜査官と赤十字スタッフのロマンスです。
カップル成立までの過程ではなく、危機を経て絆を深めていく二人を満喫できます。本当に辛い状況に置かれたときに自分は何を求めるんだろう、何を考えるんだろうと、読みながら思いました。極限状況に置かれると物事の枝葉はとっぱらって自分にとって一番大切なこと、シンプルなものがみえてくる、そんなメッセージが伝わってくる作品でした。
紙の本真珠の涙がかわくとき(ザ・ベッディング・プロポーザル(原題)
2016/01/16 10:36
7歳の年の差ロマンス
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ヒロインは当時としては珍しく離婚していて、社交界からのけ者にされ、さびしく静かな生活をしています。退屈しているヒーローは興味本位でスキャンダラスなヒロインにちょっかいをかけますが、どこでも受け入れられてきた自分がすげなく拒絶され、むきになって追いかけるうちに、社交界に流れている噂とは違う本来の彼女自身に惹かれていく自分に気がついて・・・。ヒロインをまっすぐに思うヒーローの心情と、ヒーローの立場を思いやるヒロインの愛情とが、強く伝わってきて、ヒーローの家族共々ふたりを応援したくなりました。
新シリーズ第一作ということですが、バイロン家の双子の片割れが主人公ですので、もちろん公爵他兄妹、お母さんも顔を見せてくれていました♪
紙の本グラスゴーでふたたび
2016/01/16 10:28
歴史の香りの濃いヒストリカル、再会もの
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南北戦争時代のイギリスが舞台です。
自分を慕ってくれていたはつらつとした親友の妹が突然いなくなり寂しさを感じつつ、家業にまい進していたヒーローは陰のあるしとやかな美女となって数年後に現れたヒロインに興味津々。離れていた時期に何が? 仮面の下の昔の彼女に会いたい! 過去を含めてまるごと愛する包容力が素敵なヒーローでした。
紙の本薔薇のティアラをはずして
2015/11/23 10:40
プリンセス×ハイランダー
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プリンセスが普通の女性として旅をして、護衛してくれているヒーローと身分違いの恋に落ちてしまいます。細かいエピソードや会話などは面白いんだけど、全体的には薄味な印象でした。
紙の本公爵とリトル・ローズ
2015/11/23 10:37
ヒーローによるヒロインのための花婿探し
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「二度と恋に落ちたりしない」と決意している放蕩者のヒーローが、誘惑しているつもりがない無垢なヒロインに、ゆったりと絡めとられていく様子が可笑し~♪ 初恋の人を閉じこもった殻からひっぱりだそうと果敢に奮闘するヒロインがとても微笑ましかったです。
紙の本無垢な恋人
2015/11/23 10:34
パーマーらしい傲慢ヒーロー
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事情があっても無垢なヒロインを思い切らせるためにヒーローのとった手段は容赦なく、なぜそんな彼を許せるんでしょう、愛だなぁと思った作品でした。ヒーロー自身も自分のやったことで苦しんだろうと想像ついたので、ハッピーエンドが許せるものになったかも。
2015/11/23 10:29
体験スポットの紹介
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英国にある複数のヴィクトリア時代体験スポットや変装?パレードが多数のカラー写真とともに紹介されています。時代別の衣装の流行変遷や階級別の衣装紹介などもあり。小説映画その他の舞台となっているヴィクトリア時代をリアルに想像したい方、実際に世界観を体験して見たい方は読めば疑似体験できるかも。こんな施設があるなんてこの本を読むまで知らなかったですが、俄然興味がわきました。イギリスか~。
紙の本パンドラの娘
2015/10/27 10:37
超能力もの
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ひさびさ超能力ロマンスものです。
幼い頃に母を亡くしたヒロイン。その後医師となって勤務する普通の生活を送っていましたが、突然身の危険を感じる出来事が起こり始めます。そして昔の母の死は事故ではなかったと言うミステリアスな男性が現れ、忘れていた思い出が蘇るとともに不思議な能力もまた戻ってきて・・・。
能力の目覚め、戻ってくる過去の記憶、知らされていなかった母の過去、ヒロインは周囲にたすけられ、守られつつ、母の復讐と謎の解明に挑みます。
2015/10/27 10:31
忘れたい記憶をもつ二人
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虐待を受けていたヒロインと元軍人。タイトルにもあるように忘れたくても忘れられない辛い記憶をもつ二人です。過去を振り返ることは自分の傷を見つめなおすこと。お互いの事情がわからないながらも、手探りで協力しはじめますが、お互いを驚かせあうたび、他人への優しさを示す思いやりや勇気をしるほどに、互いへの気持ちが深まっていきます。気持ちの流れが自然で、素敵☆
ありえないでしょ的なヒロイン協力者たちの前歴やはちゃめちゃぶり、一方どこか壊れた感のあるヒロイン元夫が迫力あり。
紙の本めくるめくキスに溺れて
2015/10/27 10:24
愛があれば、臭くても・・・?
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他人事だと笑っちゃうけど、当事者としては切実な彼の体臭。それも1年に2回しか入浴しないんですって・・・・。自分もくさければ相手のくささも気にならないけど、自分がきれいになってみると相手がよりくさく感じるってなんだかすっごく説得あるんですけど?(笑)ヒロインに強く同情します~。こんな二人が、習慣や不審な事件を乗り越え、どうやって仲良くなっていくのか、読んでいて楽しいロマンスでした♪
2015/09/28 18:07
出だしはまったり
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いかにもSFチックな感じで、歴史専攻の女学生が自分の専門の年代へタイムスリップしていって、全然雰囲気の違う現在と過去が並行して進行していきます。上巻は細かい出来事がつまびらかに書かれているので全体での意味合いがつかめず、対象物に目を近づけすぎていて肝心の品物が何なのかわからないもどかしさを感じました。なので上巻の70%くらいまでは惰性で読み進めていましたが、だんだん登場人物たちへの理解が進むにつれて物語にひきこまれ、下巻に続くあたりで劇的な展開がはじまり、下巻からは目が離せず朝3時まで読んでしまいました。
生活がリアルに表現されていて、自分がタイムスリップしたような気分、鳥インフルエンザで病院に隔離されたような気分が味わえます。過去と21世紀で隔たりはあるものの、物語の展開されている場所は本当に狭いんです。地味なお話かも。でも深いお話でした。
紙の本この夏を忘れない
2015/09/28 18:04
秘密がいっぱい! 長さを感じさせない良作
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足を踏み入れたとたん土地に魅せられてしまったヒロインと一緒に、海に囲まれた島の自然と由緒ある建築物と、雰囲気あるナンタケットを探検できます。もちろんせまい島内は濃密な人間関係+親戚関係+ネットワークが構築されていて、読者にとってはこれがまた堪りません。古いお屋敷にまつわる秘密、人間関係に関する秘密、ひみつ、秘密。ひとつ秘密が明かされるたびに、ナンタケットの世界に引き込まれていくようでした。好きになてしまったヒーローにも、ヒロインには明かせない秘密があるようで・・・。
紙の本フレデリカの初恋
2015/09/18 22:21
侯爵の初恋
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侯爵という立場を理由にまわりからちやほやされているヒーローですが、自分という人間を見てくれて、好きになってくれる身近な存在ができたとき、変化が訪れます。ヒロインを筆頭に、脇役のヒロイン兄弟や親戚の付添い人、使用人たちも、それぞれ個性的でヒーローをぶんぶん振り回しています。有名な古典作品だからというより、とても面白いロマンス作品なので、オススメです☆
電子書籍いくつものジェラシー
2015/08/31 21:42
あなたならヒーローを許せますか?
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すごーくみじめで不幸なヒーローの娘がロマンスこじらせ隊(仮)として重要な役割で出てきますが、パーマー作品でここまで憎らしい子どもが出てくるのはあまり記憶にないかも。パーマーの数あまたいる傲慢ヒーローのなかでも極めつけではと思える傲慢身勝手ぶり、その結果の不幸ぶりがかなり印象的な作品。