照月さんのレビュー一覧
投稿者:照月
やっぱり「誠実な人」がうまくいく 丁寧に生きるためのヒント
2016/02/25 23:55
誠実でないとうまくいかない。
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「成功する人はみな腰が低い」
第一章の冒頭に、こうあります。
著者が接した多くの成功者はみな腰が低いそうです。それは、実感としてあります。
私がお会いした成功者と呼ばれる方々も、みな腰が低いです。
以前、ある資格講座を受講した時のことです。
かなり良心的な受講料だったので、お礼に受講後ちょっとした物をお送りしました。すると、なんと丁寧なお礼状と共にお返しのお品まで送って下さったのです。どう見てもお贈りした物より高いです。年賀状まで頂きました。感動しました。
誠実であれば人間関係がうまくいきます。
人間関係がうまくいけば、仕事がうまくいきます。
仕事がうまくいけば、生活も安定し、精神状態が安定し、幸せになれます。
そう言うと
「自分は人徳がないから無理」
と思う人いるかも知れません。
ただ人徳は磨くことができます。
「自慢話をしない」
「失敗した話をする」
「自分の発言をメモする習慣を身に付ける」
誰にでもできることばかりです。
難しくないです。
オススメの一冊です。
幸せはあなたの心が決める
2015/11/11 15:16
幸せは、正にその人の心が決めること。
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「置かれた場所で咲きなさい」が
ベストセラーになった
渡辺和子氏の新刊です。
ご存知の方も多いと思いますが、
渡辺氏は、現役のシスターであり
ノートルダム清心女子大学の学長です。
優しく、時には厳しく、幸福になる心のあり方について述べられています。
「幸せ、心の自由は、
自分のものの見方にかかっていることが多い」
「ありのままの自分を認めれば
人は自由になれる」
含蓄のある言葉ばかりです。
人は心の持ちようで、幸せになれると思います。
「主よ。
変えられないものを受け入れられる静けさと、
変えられるものを変える勇気と、
その両者を見極める英知を」
といった内容のカードが、卒業証書に入っているそうです。この言葉は非常に重みがあります。
病気や天災など、変えられないもの受け入れた上で、静かに生きる強さ、
そして、不平等や貧困など、変えられるものは変える勇気と、
どう努力しても変えられないものなのかを見極める知性、この三点があれば、人は穏やかに生きていけるでしょう。穏やかに生きていければ、幸せになれます。
「自分の花を咲かせましょう」
あなたの幸せはあなたの心が決めることなのです。
思うだけ!開運術
2017/03/22 22:41
思うだけで開運できます。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「成心(じょうしん)」になる9つの法則、と帯にあります。この成心という言葉は、著者の造語らしいです。「心をプラスの感情で満たすこと」が成心だそうです。
何故プラスの感情で心を満たす必要があるのか。
人間の意識は放っておくと 九割はマイナスの方向にいくそうです。言われてみるとそうかも知れません。健康診断の前、つい悪い想像をしたりしませんか。
第1章 明るい未来に意識を向けると成心になる
第2章 自分を大切にすると成心になる
第3章 言葉の法則をプラスに活用すると成心になる
第4章 大変なこと、厄介なことをクリアすると成心になる
第5章 考え方を変えると成心になる
第6章 人生に「動き」をつけると成心になる
第7章 気分を快適にすると成心になる
第8章 人間関係のストレスと解消すると成心になる
第9章 善い行いをすると成心になる
という構成になっています。
所々に登場する、漫画チックのイラストが内容に合っています。
その日あったいいことだけを書き記すことを勧めていますが、確かにその方がいいと思います。
私調子を崩して通院していた時体調の記録を日記と一緒にしていたことがあります。読み返すとこれが。面白くないんです。楽しいことを残した方がいいです。
今は「体調管理ノート」みたいなのを作って、病状、通院などは日記とは別にしています。
心をプラスで満たせば、幸運がやって来ます。幸せになれる秘訣が込められた一冊です。
その調理、9割の栄養捨ててます! プロも絶賛体が変わる食べ方のコツ
2018/02/03 11:39
調理は生命の根源です。
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「その調理、9割の栄養捨ててます」
インパクトがありますね。
「じゃがいもの皮はむかない方がいい」など、この調理法は簡単。
料理はシンプルなものほど栄養価が高いのです。
他の本でも、リンゴ、梨は皮は剥かないで食べた方が良い。皮に栄養があるのだ、と言っていました。
ただ、そうなると、「農薬が心配」と言う人も多いでしょう。今、なんでもかんでも皮を剥くのは、農薬が怖いからです。
究極に言えば、そういうことを心配しなくていい、無農薬、低農薬の食材を売っている店で、食材を購入するのがいいです。(ただそういうお店のお野菜って高いです。わかります。どちらを優先するかでしょう)
余談ですが、もっとも不健康なのがフランス料理。
刻んで、煮て、混ぜて原型を留めていません。この調理の過程で栄養素が吹っ飛んでいる上、高カロリー。ブルボン王家は短命な人が多かったです。結果、王朝が滅びました。食事、侮れず。
調理は生命の根源なのです。
生きて帰ってきた男 ある日本兵の戦争と戦後
2015/12/23 13:59
後世に残すべき一冊。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本書の主人公小熊謙二は、著者小熊英二の父親である。現在慶応大学の教授である小熊英二は、父の体験した人生が、個人として貴重なものであるだけでなく、日本の歴史を検証する上でも貴重なものであることに気づき、父の体験をこの本にまとめたのである。
1925(大正14年)年に生まれた小熊謙二。家庭の事情で北海道にいる父の元を離れ、東京の祖父母の元で生活する。さほど裕福ではない中でも必死に働き、懸命に生きるが、召集令状を受けてしまう。
中国に出征した後、ソ連に抑留される。1948年(昭和23年)やっとこ帰国するも、職を転々とする生活を余儀なくされた。生活が落ち着いたら今度は結核になり、1951年(昭和26年)から5年間結核療養所で過ごすことになる。療養所を出た時、謙二は30歳になっていた。
シベリア抑留時よりもつらい思いをしたという。「抑留されているときは帰国すれば、という望みがあった。しかし今は何の希望もない」
治っても仕事があるのか、という不安もあった。正に、人生のどん底の時期だったと述べる。
しかし「どん底」と言うだけあって、その後は人生は徐々に好転した。て若い盛りを犠牲にしたが、32歳で就職した時、日本は高度成長期だった。このことが幸いした。結核の後遺症がありなかなか結婚できなかったが、37歳で妹の知り合いと結婚(当時としては晩婚である)、人生は安定し始めた。
だが、「勝利しない一生」である。
就職したのが中小企業だったこともあり、生活はそれほど豊かではなく、追い込まれる形で独立したが会社を立ち上げた後も生活はあまり変わらず。郊外に家を買い、親子三人暮らすくらいの経済力はあったが、社長にしてはあくまでも中流である。(ただし中小企業は潰れてしまうことが多いので、会社を存続させたことは経営者としての能力があるということである)。
60歳になってからささやかな社会活動を行うようになった。そして偶然から、戦後補償裁判を起こすこととなる。
こちらは敗訴する。シベリア抑留者と交流しているうちに、当時日本人として出征した中国人に対して、今の子功績を理由に恩給などなんら戦後補償を受けていないことを知り愕然とする。積極的に、ではなく頼まれて、という感じだが、謙二はシベリアに抑留された元日本軍兵士だったが中国人と共同で提訴したのだ。
小熊謙二氏は今年90歳。
謙二氏は、平凡な人物である。壮絶な戦死を遂げた訳でもなく、補償裁判に勝利して時の人となった訳でもなく、ごく普通に生きている。しかしそんな平凡な男性を、かくも流転の人生にさせて日本の真実がそこに見える。
「恩給は階級によって差があった」
「状況が変化しているのに、それに対応して制度を変えられない日本の官僚機構の弊害が、不公平感を生んでいると思う」
「1945年7月に作られたソ連への和平交渉の要綱では満州在留の軍人・軍属の一部を『賠償』としてソ連に提供するとされていた」
戦争を体験したからこそ、語れる真実がある。特に日本人はソ連に対して印象悪いが、敗戦前に満州にいた日本人を「戦争の賠償」としてソ連に提供する密約があったとは驚きだ。ソ連のシベリア抑留は、ソ連だけが悪いのではない。
後世に残すべき生きた記録である。
運命の人とつながる方法
2017/11/11 20:30
ここでいう「運命の人」とは、結婚相手に限定されるものではない。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「幸福な人生は、人によってもたらされる」
第一章の冒頭の言葉です。
「運命の人」というと、未来の結婚相手のイメージが強いですが、ここでいう「運命の人」とはそれだけではありません。
「この人に会えたからこそ人生が好転した」そう思える人は、皆運命の人です。恋愛対象に限りません。
第1章 運命の出会いがあなたの人生を好転させる
第2章 運命の人を見分ける
第3章 運命の出会いに備える
第4章 運命の人を引き寄せる
第5章 逆境の中で運命の人を見つける
第6章 誰かの運命の人になる
第7章 与えることで運命を切り開く
第8章 運命の出会いを実現する
という構成になっています。
「運命の出会いに備える」
確かに。運命というと不動のものに聞こえますが、運命は自分で変えることができます。
しかし、運も準備をしている人しかつかめないと言われるように、運命の人も、また、出会う準備をしておく必要があります。そうしなければ、なかなか出会えませんし、たとえ出会えたとしても、「つながる」ことができません。素通りされます。
「私たちは、すごい確率で生を受けた」
ブッダの言葉だそうです。
「だとしたらたった一度の人生を有意義に過ごしたい。
それを可能にしてくれるのが運命の人なのです」
まずは、運命の人に出逢える自分を作ことから始めましょう。
85歳、おばあちゃんでも年商5億円
2017/09/11 23:14
著者は年商5億円だからすごいのではない、
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
77歳で夫に死別して腑抜けのようになった著者を見かねて、周囲が勧めた宅建の勉強。若い人に交じって予備校に通い、休み時間もひたすら勉強し、見事79歳で宅建合格、80歳で不動産屋を開業しました。
当然、すんなりといったわけではありません。まわりからは
「なんで不動産業なんだ」と言われたそうですが、「不動産屋だからこそやりたい」55年間専業主婦だった著者は、かつて家の建築でひどい目にあったことがあります。
そういう人たちが出ないようにという志から始めたのです。
また本人の勉強ぶりだけでなく、不動産屋開業後の話も充実しています。24時間営業、買主は手数料無料、すべてはお客様のためです。
また不動産の知識も得られます。「クーリングオフは事務所で書いたものは適用されない」なんて恐ろしいですね。不動産の契約って、そもそも不動産会社の中ですること多くないですか。
年商5億円とありますが、最初の2年間は全く商売として成り立っておあらず、親戚中のお金をかき集めて事業を回していたそうです。
「戦争のなかを生き抜いた経験がありますので、おかゆで生きのびることぐらいなんともない」というたくましさです。
「自分の向く方向によって、世界は変わる」
これが現代の高齢者とありますが、高齢者でなくても同じです。
「自分の向く方向によって、世界は変わる」のです。
世界を読み解く一冊の本
2016/03/16 22:37
読み応えあり。専門知識がなくても大丈夫。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
正に読む人を選ぶ一冊ですね。
「プラトンの近代校訂本」納富 信留。
「中世の聖遺物礼拝と文書」 杉崎 泰一郎
「ダンテ『神曲』の世界」藤谷 道夫
「世界を読み解く一冊の本」松田 隆美
「キリストの系譜の視覚表象」 原島 貴子
「フランチェスト・コロンナ」伊藤 博明
「情報の玉手箱」鷲見 洋一
「収集と解体」徳永 聡子
「生物・言語・写本」 三中 信宏
「江談抄」佐藤 道生
「源氏物語系図の世界」佐々木 孝浩
以上の論文を掲載しています。(敬称略)
何故か4本目の論文名を本のタイトルにしています。
プラトンから源氏物語まで。
世界を読み解く、東西の名著、とあるので
ギリシャから日本まで扱っているのは、
当然と言えば当然なのだが。
こうして幅を広げると、
底が浅くなってしまいがちなのだが、
本書にはそれがない。
どの論文もそこが深い。
だが、専門知識がないと読めないと言うほどではないので、興味を持たれた方はチャレンジしてみるといいと思う。
個人的には、「ダンテ『神曲』の世界」が面白かった。
「水」のように生きる
2016/10/01 18:53
大河のように生きたい。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「水は低きに流れる」という言葉があるように、「水」というのは、あまり良い意味に使われない。どうしても、水というのは、
形が定まらない→相手に合わせる、
なくなってしまう、
といった意味合いで使われることが多かった。
本書ではそういった水の特性をいかして、「そんな生き方もいいじゃないか」と提唱し、
「穏やかな心を取り戻すための92のコツ」がまとめられている。
水は、著者のいう通り「流れにまかせて生きていく」ものである。だからこそ、大河においてはゆったりと生きているのである。「大河のようにゆったりとおおらかに生きる」とあるが、ゆったりしているのはそこが大河だからであり、滝では激しく流れている。水は「流れにまかせて生きて」おり、本来はゆったりとしたものではない。
また「水のように先を争わずに生きていく」とあるが、水こそは、先を争って流れているものである。だからこそ、時には濁流や津波となって人を襲うのである。
「穏やかな心」を「水」に比したのは、少し違っていたのでは、と思う。
ただ、本書にある92の穏やかな心を取り戻すためのコツ、は共感できる。
例えば、「私は正しい」と思う人ほど、誤った方向に進みがち、というのはよくあること。正しいと思っている分自分の考えを引っ込めず、職場で浮いてしまうことは珍しいことではない。勢いの強さに、周囲が引いているだけなのを、「正しい」と勘違いするのである。
また「人に親切にしたことも、水に流す」とある。
そうしないと、あんなに親切にしてあげたのに感謝してくれない」という恨みにつながる、と。
そんな親切なら、最初からしない方がいい。
水は、こうして見ると、人間に似ている面がある。
少ないと静かだが、量が増えると破壊的になる。
環境によって態度を変える。
流される。
同じ水でも、大河のように生きたいものである。
ジョニー・ウィアー自伝
2016/08/23 19:02
差別と闘ったジョニー。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
アメリカの元フィギュア選手のジョニー・ウィアー。
自由奔放に生きているイメージがありますが、彼のフィギュア生活は正に全米フィギュア連盟(以後、連盟)との闘いの日々でした。
DVDの中でも
「僕は連盟に嫌われている。僕は変わり者だし、コーチがウクライナ人だから」
と言っていますが、さらにゲイであることに気付いていた可能性が高いです。
ウィアー氏曰はく、
アメリカのフィギュアはゲイっぽいと思われているので、連盟はそのイメージを払拭するのに必死。ゲイのジャッジでさえ、ゲイを毛嫌いする」「正しいイメージ」を見せなくてはならないのだそうです。
何が「正しいイメージ」なのかわからない。ただ日本のフィギュア連盟も保守的で優等生タイプの選手を好むところありますね。
ただアメリカのほうが「男は男らしく、女は女らしく」という考え方がどうも根強いように見えます。これって差別です。
現役時代から自分の衣装を自分でデザインしていたウィアー氏。
奇抜なデザインに文句を言われ何度も直させられたり、
女性っぽい衣装はジャッジの受けが悪いと検討する羽目になったし、
インタビューの前に話す内容を決められたり、
コーチとロシア語で話していたら嫌な顔をされたり、どこが「自由の国」なんだろうって思います。
3度全米チャンピオンになっているのに、オリンピック出場が危ぶまれたのは最大の嫌がらせでしょう。
バンクーバー五輪でのアナウンスには、一番笑えました。
他の選手が、その経歴や出身地を紹介される中、ウィアー氏だけ
「彼はフランス語とロシア語が堪能です。自分のテレビ番組を持っていて、ファッションが大好きです」とアナウンスされたそうです。
これじゃ「出会い系のマヌケな書き込みじゃないか」「3度全米タイトルを手にしたことも、世界選手権や、グランプリファイナルで銅メダルを獲得したこともなかったみたいに」された、と本書にありますが、これはウィアー氏が愛されているから、こういうアナウンスになったのでしょう。
女性的な外見とは裏腹に非常に気が強い方です。連盟の嫌がらせや差別と闘いました。
自分の道を行ったジョニー・ウィアー。
現在は羽生結弦選手の衣装のデザインなど、ますます活躍しています。
鈍感になるほど人生がうまくいく 心のモヤモヤがスッキリする9つの方法
2016/07/25 22:15
鈍感力を磨こう。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ここでいう「鈍感」とは無神経という意味ではありません。
「小さなことでクヨクヨしない、どうでもいいことで落ち込まないということです」
と前書きにあります。
かく言う私も心配性です。老後のこととか、病気になったときのこと、定年退職後のこととかを考えると、心配になることあります。
しかし、
「人生を真剣に考えすぎるとそれだけ衰えていく」とあります。
また、切羽詰まったときに
「なんとかせねば」より、「なんとかなるさ」がいいともあります。
それはわかっていても、心配性なのは、日本人の国民性です。やはり楽観的になるよう意識した方がいいと思います。
「鈍感に」というのは、決して現実逃避とは違います。「鈍感になる」と同時に、犯罪に巻き込まれた時のために普通預金に50万円入金しておく、災害のために3日分の食料を家を蓄えておく等、トラブルに備えておくことは大事です。
今回の本は、人間関係に重きを置いています。どちらかと言うと、勤め人向けです。
一度読んだだけでは、日本人の国民性を払拭できないと思います。
「鈍感力」を身に付けるべく、三度は読むことをお勧めします。
女性官僚の歴史 古代女官から現代キャリアまで
2016/02/21 21:50
武家一辺倒の見方に警鐘。女性官僚は意外と活躍していた。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本女性は古代は地位が高かったが、その後女性の地位は低くなったと言われている。
それは事実だが、ものの見方に偏りがある。
古代、男女による王権奉仕が基本だった。
8世紀末、東アジアの戦乱、その後の中国の台頭により官僚制度も中国を真似するようになってから
女性の地位の低下は始まったとする。
それが、徳川幕府の成立により決定打となる。
古代女帝が政務を執ったことがあるのに対し、徳川幕府は一貫して女性が将軍になることを認めず、この江戸時代では政務を執った女性はいなかった。
一方で、日本には宦官がいない。
そのため、天皇のそば近く仕えるのは全員女性でならなければならず、日本独自の官僚スタイルが発展した、とある。
中国や韓国では、宦官という「男性」がやっていた職務も日本の後宮では女性官僚が行っており、結果少なくとも後宮では世間が思うほど女性の地位は低くなかったのである。
日本人は江戸時代と言えば大奥のイメージが強い。政務に携われなかった大奥の女性たちに、女性の地位の低さを見る訳である。
武家一辺倒である。
一方で、京都では天皇家があり、そこでは古代と同じように女性官僚が活躍していたことは、あまり注目されないことである。
ちなみに、大名家の奥女中も「男性と同等の地位があった」という。
巻末では、現代の問題へも言及している。
「80年代の中曽根内閣のとき、保育所が抑制され、子どもを預けて働くことが難しくなったため少子化が進んだ」
少子化の戦犯は中曽根だったらしい。
80年代の失政、現代日本を混乱に陥れる。失政とは怖いものである。
神様が教えてくれた豊かさの波に乗るお金の法則
2015/11/22 20:47
スピリチュアル系と引かないで
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「神様」というと引いてしまう方もいるかも知れません。
著者は特殊な能力があって、神さまと対話できるそうです。最近の女性の著者は、実際そういう方増えています。
そういう方の本は、特に男性は「怪しい」と思うかも知れませんが、実際、豊かさってスピリチュアルな部分とつながっていると思います。
心が豊かでないと、金銭的にも豊かになるのは難しいでしょう。
内容的も、「クレジットカードで物を買わない。買うなら現金で」など、誰にでも実践できることばかりです。難しいことはありません。
浪費傾向の私には
「払える私ってすごい」
という言葉に力を頂きました。
また、
「人生には良いことしか起こらない」
という言葉には個人的に感謝しています。(いろいろあった時期だったので)。元気を頂きました。
もっとも
「払える私ってすごい」と思うながら、際限なく買い物を続けたら破綻します。その点は、理性と常き識を持って読みましょう。
やはり金銭的に豊かになることは大事だと思います。金銭的に豊かでないと、国に税金入って来ないし、国に税金が入って来なければ福祉にも使えません。民間団体にも、寄付が集まりません。
「あなたが自分を一流と認めたとき富への扉が開くのです」(帯より)
豊かになりましょう。
お金持ちになる勉強法 身につけたことが即、お金と夢につながる
2018/02/06 22:05
もう一歩先を目指す(帯より)
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
あくまでも勉強法の本ですので、どのような資格を取ったらお金持ちになるかということが紹介されている訳ではありません。
学生より社会人の方が、勉強を求められています。
しかし、社会人は忙しかったり疲れていたり、勉強しようと思っても、なかなか勉強できないでいる
ことが多いです。
各種の資格試験のための学校に行くのもいいのですが、高額だったり仕事とスケジュールが合わなかったりで必ず行けるものではありません。
行ったからといって、合格できるものでもないです。そういった予備校に通うことで安心し、合格に結びつかない方もいるそうで。
スクールに頼るのではなく、自分でも勉強しなければなりません。
効率のよい勉強法が紹介されています。
私としては
「朝方に変えれば自分も変わる」
これが一番きつーい一言でした(笑)。
朝1時間早起きしよう、とあります。その時間に勉強するのが良いそうです。
1時間がきついという方はとりあえず30分だけでもいい、とあります。30分ならそれほどきつくないのでは。早く起きて、段階的に早く起きるのもお勧めします。
蛇足ですが、1時間早く起きるということは、当然1時間早く寝なければなりません。1時間にしろ30分にしろ、「早く起きよう」と思うなら、早く寝ること、そこから始めなければうまくいかないでしょう。
文庫本なのでお手頃価格です。
640円+税で、今の自分を抜け出しましょう。
戦争といのちと聖路加国際病院ものがたり
2017/09/22 12:46
聖路加病院がたどった戦中戦後の道のり。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日野原重明氏が理事長をしていた聖路加病院の、戦中戦後のたどった道のりです。
聖路加病院は、その名の通りキリスト教の病院です。戦前、アメリカ人医師が開設、その後もアメリカ人の医師や看護師が多く勤務し、アメリカの援助を受けて発展しました。
しかし、日米開戦で状況は一変、アメリカ人スタッフは全員帰国し、「聖路加」という名前も十字架を掲げることも禁止されてしまったのです。
そんな困難な時代、更に東京大空襲が始まり、病院は連日連夜重傷者が運び込まれ、多くの方が亡くなりました。
物資不足の中を不眠不休で診察、看護する病院スタッフの苦労も並々ならぬものでした。
まだ十代の看護学生も、当然その看護に当たりました。東京大空襲の後、故郷から学校をやめて家に帰ってくるよう言われた生徒も少なくなかったそうです。しかし、誰も返りませんでした。
「どうせ戦争で死ぬなら、ふるさとと死んでも東京で死んでも同じこと」
十代の少女たちの決意に、頭が下がります。そんなスタッフの頑張り、過酷な状況を通して、当時の日本の悲惨な現実がわかります。
巻末に
「過去にこだわって相手をにくむことも
そんな相手の気持ちに腹を立てることも
解決にはなりません」
大切なのは
「過去を乗り越えて
ただいをゆるし合うこと」
ではないでしょうか。
戦時中から、戦争のことを語り継がなくてはと思っていたという著者。
「正しい意見が通じなくなる。それが戦争の恐ろしさなのです」
小学生にも読める文体です。お子様にもお勧めします。
