ともクンさんのレビュー一覧
投稿者:ともクン
シネマの極道 映画プロデューサー一代
2016/01/15 19:07
面白い
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著者は、東映やくざ路線を突き動かしてきた大物プロデューサ。半端でない実録映画人生の物語である。その辺のポストモダン映画評論よりも格段に面白い。どんどん読めてしまう。語りっぷりもいかにも実録・やくざ路線の大物だ。
わがクラシック・スターたち
2017/08/09 18:26
小林氏はどうしたのか?
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小林信彦の一定のファンとしては、恒例のこの本は買わない訳には行かない。内容は、週刊文春の連載の前年1年分集めたものであることは、言わずもがなである。さらに定期的に、単行本から文庫になって再販される文春の定番商品である。そこで、むしろ私としては、現在(2017.8.9)、週刊文春の連載のほうが休止になっている理由が知りたいのである。週刊誌は購読しないため、同連載がいつ、いかなる理由で、休止してしまったのか、詳しい理由を知らないのである。もしかしたら、周知の事で、私だけが知らないのかも?坪内祐三や中野翠、川本三郎あたりなら、知っているかしらん?
信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識
2016/01/06 22:31
難しい
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同氏の話の筋道は、論理的に正しいものなのだろうが、これまでの常識に毒されているというか、売る側に騙され続けている客側にとっては、どうしても付いていけなくなる。もっと詳しく丁寧に書いてもらわないと、金融ど素人にとって理解し難いのでは?特に、リスクの数値例や、CAPM図、、株価理論式、為替金利裁定式の話など、いきなり結論が示され、どうしてそうなるのか、そのプロセス、一部数式展開なども入れて、もうちょっと書き込んでいただきたいなあ。
投資なんか、おやめなさい
2017/09/20 18:55
なかなかいい本だよ
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今まで読んでみた投資批判本の中では、タメになる一つだと思う。これまでは、山崎元や、吉本佳生あるいは橘玲あたりが投資における正論を吐く論客で、タメになると思っていたが、TVでもよく見かける著者もその一人のようだ。先の論客たちよりもさらに過激なところもある(個人国債や確定拠出年金も否定、NISAは?だが)結局。アホな投資はやめろ・・・デフレの今は現金(もしくは普通預金程度か?)で対応、やるなら自力で個別株で少し遊ぶ程度・・・その他の投資商品は、一般の人々にとってはすべて金融機関のカモネギになるだけ、というのはきわめて正論だ。正論がゆえに、少々面白味に欠けるキライが・・・それも庶民の味方の著者には当然のことだろう。
蘇我氏 古代豪族の興亡
2016/01/25 18:23
面白い
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ほぼ同時期に岩波新書でも同じような書籍が出ましたが、どちらかというと本書=中公新書版の方が面白いし、とっつきやすいと思います。学問的にどっちの方が優れているのか素人の私には全く判断できませんが、物語としての出来としてはこっちの方が上だと、私には思えました。蘇我氏は古代史の題材として面白く、邪馬台国同様に、これまでも新書等で幾たびも取り上げられています。今後も切磋琢磨していただき、古代史がビビッドに語られ、古代の歴史が少しでも明らかになることを望みます。
中学生からの数学「超」入門 起源をたどれば思考がわかる
2016/01/04 19:01
ためになります。
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中学数学が数学史などの視点から語られており、大人に役立つ。中学時代にこうした視点から教わりたかった、と思う人も多いと思う。その意味では、今の中学生や高校生にも大いに進められる。
図解山崎元のお金に強くなる! 正しい貯め方・増やし方・使い方 一生役立つ「お金の基礎知識48」
2015/08/18 17:57
初心者には良いとは思うが
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著者の本はいくつか読んでいる者として、これが一番良いとは言わないが、初めて読む人には無難なところだと思う。著者の基本的な主張は、これまでの著作と変わらない。ムック的な本の性格上、常識を覆す主張の理論的背景や、テクニカルな側面、個別具体的な商品についての言及はかなり簡略化されており、いわゆる初心者向けにはなっているが、食い足りない向きも・・・。したがって、さらに理論的に深く、あるいはより実践的により具体的に知りたい向きは、著者のこの他の著作も読むべきだし、著者もそうした要望に応えた新著も出すべきだと思う。
もう、きみには頼まない 安倍晋三への退場勧告
2018/11/22 09:02
今回も買ってしまった買ってしまった
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内容は予想通りだが、またもや、買ってしまった。新たな発見はもはやないにもかかわらず、買ってしまう。そんな需要があるから、著者の存在価値があるのだろうけど。批判されている側からは、何にも出てこない。この世の中どうなっているのか一向に分からず仕舞い。そんなもんか。そうこうする内に、また著者の新刊が出てくるのだろう。また買うのか。これで本当に良いんのか?
思いつきで世界は進む 「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと
2019/02/20 17:41
知らなかった
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買って読んでいたら、著者がお亡くなりになってしまった。私には寝耳に水だったが、最近は、よく年のことやら、体調が良くないなどと、仰っていたような。70才はまだ若い。私は、著者の良い読者でもないのだが、最近の軽い政治評論的なものは読むようになった。とみに保守的な論調の多くなった昨今、本人の意思とは別に相対的には進歩派、左寄り知識人に位置づけられると思うが、こういう人もいないと淋しい。本書を読むと、リベラル的な立場から、ものをよく考え、数多く発言する人の必要性が、とりわけ重要だと思う。
仏教論争 「縁起」から本質を問う
2019/02/06 18:45
結構、力作では?
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宮崎哲弥氏も、既に齢50台半ば。もはやポストモダンの若手サブカルチャ評論家ではなく、本格的な仏教研究者の様相が強くなってきた。頼もしい。仏教の核心の一つ、縁起についての過去の論争を紐解きながら、言葉を超えた仏教の意義を明らかにしてくれる。私には目からウロコの側面が確かにあった。仏教を真面目に考える人は読んだほうがよいのでは。同氏の近年の仏教関係の著作は、結構、真面目である。
歴史とはなにか
2019/01/31 21:31
もう随分の前からのロングセラー
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陰謀論者の副島隆彦氏も私淑している東京外大のモンゴル史の岡田秀弘氏(少し前に故人)のロングセラー本。それほどの極論もなく、最近の歴史ブームの中では、比較的落ち着いた雰囲気のまっとうな内容だと思えた。この本でさわりを触れている中国文明や、倭国・アジアについての各論も、既に新書や文庫になってロングセラーになっているので、そちらも併せて読んだ方がいいようだ。京大系の内藤湖南や宮崎市定らの流れより(最近はそちらの方が評価は高いようだが)、どちらが信用できるのか、要検証。
ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか 本当の仏教を学ぶ一日講座
2018/05/27 19:20
佐々木氏は分かりやすいし読みやすい
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表題どおりで、佐々木氏の本は、数多ある仏教本の中で親切である。巷間あふれんばかりの量の仏教本で埋め尽くされているが、何を読んだらよいのか初学者には皆目検討がつかない。その中で、同氏の言説は、わかりやすいく、簡潔で、丁寧、かつ筋が通っており、中村元一派や、その他の多種多様な仏教解説の中で、もっとも啓蒙的ではないかと思う(他にもあるのかもしれないが、私は知らない)。本書はその中のひとつで、手ごろある。
この経済政策が民主主義を救う 安倍政権に勝てる対案
2016/04/06 20:42
面白いのだが
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真正左翼を標榜するマルクス経済学者がリフレ派の主張をリフレ派以上に主張しているという妙な立ち位置の著作である。財政ファイナンスを良とするリフレ派以上の過激派とも受け取れるリフレ主張は、普通には受け入れてもらえないだろうが、毒を食らわば皿までも的な考えが、日本では当然拒否反応だが、実は、海外、特にヨーロッパの動きや、アメリカの大統領l候補選では、むしろ正当化されているという話は、これまで聞き飽きた話よりは数段面白かった。統計数字などを引用した論拠は、著者の主張をきちんとサポートするかどうか?だが、安倍政権に勝つための戦略という考え方は、結構有効じゃないかと思った。但し、残念ながら、現実の民進党が、この戦略をとるとは思えないのだが。
宮崎哲弥仏教教理問答 連続対論 今、語るべき仏教
2019/02/15 20:02
難しいが、面白い、より深く勉強したくなる
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宮崎氏の最近の仏教関係本のはじまりに位置づけられる対談本(文庫版)である。密教、浄土宗、真宗、禅宗の出家者との対談を通じて各宗派の教理を追及している。各宗派に多少精通していないと、内容について十分には理解しにくい。が、少なくとも仏教の精髄をもう少し勉強してみたいと感じられれば、本書はその役割を果したと言えよう。この後に、本書(文庫版)のあとがきでも触れているが、既に出版されている佐々木閑氏との対談(新潮選書)で、本当の仏教の精髄が明確になる。
