かずくんさんのレビュー一覧
投稿者:かずくん
7 件中 1 件~ 7 件を表示 |
百田尚樹『殉愛』の真実
2015/08/23 13:23
なるほど,こうなってたのか。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
百田尚樹氏の小説は「永遠のゼロ」に感動したのにはじまり,
色々読んできましたが,「殉愛」にはかなり妙な印象を持ちました。
娘さんに関する記述が,たかじん氏がごくたまにテレビで話されたものと
合わないな,と感じたためです。この本を読んで,なるほど,こうなっていたのか,と思わざるを得ませんでした。
パナソニック人事抗争史 ドキュメント
2015/08/23 13:13
こんなことがあるんですね
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
縁故関係が重要な時代とはいえ,そういった形で自分の適性に合わないのに
大会社の経営者となることが,いかに害悪を引き起こすのか,ということが
良くわかる本でした。経営が政治になってしまうことの害悪がよく分かる本です。
特高二・二六事件秘史
2015/08/17 14:40
首相救出秘史
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2・26事件において首相救出をされた小坂氏の手記です。手に汗握る展開で,面白い読み物でした。真相を知らないはずの人が指揮をしたことになっていたり,そういうことって,昔からあるんだな,と感じました。また,情報を取るのに官側の雀の涙ほどの予算などいかほどの力も持たなく,民間の情報源との接触を密にしておくと勝手に入ってくるようになる,との話は,三菱や満鉄などの当時の民間の力はそれひとつで政府クラスのものだったのだな,と感じさせてくれました。佐藤氏の解説も面白かったです。
遊動論 柳田国男と山人
2015/08/17 14:23
難しいけど,おもしろい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
佐藤優氏の著書に取り上げられていたので興味を持ち,読んでみました。これまでの柳田国男についていわれていた言説が,根底から考え直してみるとそうではない,ということが示唆されており,なかなか難しかったものの,面白い本でした。特に「戦争で亡くなった英霊に養子縁組して,その御霊を祭ろう」という思想は新鮮でした。
文藝春秋 2015年 09月号 [雑誌]
2015/08/23 13:05
「火花」読むために買いました。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
又吉氏の「火花」,気にはなっていたのですが,芥川賞受賞という頃で
「文藝春秋」に掲載されるまでは我慢しておりました。
確かに面白い小説でしたが,非常に「純文学臭」の強い仕上がりかと
思いました。まぁ,ストーリーがすっと頭に入ってこないというか。
これまで芸人さんが書いた小説としては,個人的には劇団ひとり氏の
作品も同じくらい面白いと思うのですが,初出が純文学誌でなく,
また純文学臭も足りなかったのですかねぇ。
工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア 森口繁一という天才
2015/08/17 14:29
今回も面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
これまでのヒラノ教授のエンジニア語り部としての著作のなかで,東大でのお師匠である森口教授の天才さが色々と書かれていましたが,この本ではその森口教授にスポットが当てられています。引退された後,ヒラノ教授が見かけたのが森口教授であったのか…,もしそうなら,なんとなく切ないな,と思いました。
7 件中 1 件~ 7 件を表示 |