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ごみさんのレビュー一覧

投稿者:ごみ

29 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍京都ぎらい

2015/10/25 23:00

京都人の心は複雑

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

嵯峨に育ち、宇治に住む井上先生が独特の屈折した語り口で、洛中の京都至上主義への意趣返しを試みる。ところが話は、リオのゴキブリ退治会社(KIOTO)、僧侶と芸子、文観税・古都税闘争、江戸幕府の京都貢献、明治維新から大戦、靖国神社にまで及ぶ。
【学んだこと】
・洛中の人は、洛外を見下す文化があること(非常にローカルな話だが)
・嵯峨を見下す源流は、南北朝時代の嵯峨大覚寺統の敗北に源泉があること
・天龍寺を足利尊氏が建立した後醍醐天皇の鎮魂(怨霊思想)から学ぶ、現代に転生した形があること
・京都の寺院は、江戸幕府が復興・経営システム確立させたが、明治新政府がシステムを破壊し、高度成長期に拝観料で復活したこと

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電子書籍戦略読書

2016/01/10 21:33

本好きのための、そして本好きをつくるための本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

三谷宏治「戦略読書」を読了。まさに「読育」のための本。
「本好きのための、そして本好きをつくるための本」
著者が開発し実践している「読書ポートフォリオ」の活用が提案されています。読書の目的、価値には全く同感です。
読書の目的:「自由に生きる」こと
読書の価値:「人と人、自分自身に橋をかける」「脳を鍛え、心を豊かにする」「想像力・クリティカルシンキング・メタ認知能力を高める」ことと、知識の泉
三谷さんが推薦する500冊(含付録)も圧巻。いくつか読んでみるかな。

【学んだこと】
・読書ポートフォリオ4つのセグメント
 1)ビジネス基礎 2)ビジネス応用 3)非ビジネス基礎 4)非ビジネス新奇
・これまでの情報との組み合わせでどう読めるのかの「読め方」
・読め方革命:5つの視点
 1)対比 2)反常識 3)数字 4)一段深く 5)抽象化
・読書の効用:自己を客観視し、変革できる力。先人の得たノウハウを学び、疑似体験が積める
・読書という活動を左右するのは、一義的には時間配分
・キャリアとは、(ちょっと狭く考えれば)人の職業・職場の選択をそこでの生き残りの繰り返し
・物事を動かすとき、力があるのはストーリーとファクトである
・ほとんどの新規事業や新製品が利益を生まず「イノベーションの暴走」
・制限と自由こそが、創造の源
・ヒトの文化の進化は、その模倣能力の高さではなく、実は不完全さ(遊びの余地)によって加速
・強い文化を持つことは停滞に
・「訪ね、かつ、譲る」バランスとそれを支える力が生存には必要

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紙の本一休 改版

2017/09/03 16:48

有漏地より無漏地へ帰る一休み、雨ふらば降れ、風ふかば吹け

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

水上勉「一休」を読了。
著者は、限られた史料から禅僧一休の生き様を読み解く。
元禅僧の著者が、一休の本質を追求する作家力に驚嘆。
そこには、頓知で有名な一休宗純和尚というより、
後小松帝の落胤であるとも言われ、幼くして仏門に入り
朝廷、幕府と利害で結びついた五山十刹の腐敗に疑問を持ち
民衆を救う禅宗のあり方を追求する様が描かれる。
民衆を理解し布教ため、風狂な行動を取り、七十七歳には
盲目の森女との婚姻するなど、人の煩悩や業の実体験を通じて
人の本質を追求する実証的な姿勢には共感。

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紙の本海賊とよばれた男 上

2017/01/14 06:15

創業者に必要な信念、執念と、人を大切にする企業観を学ぶ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

遅ればせながら百田尚樹「海賊と呼ばれた男」読了。
出光石油の創業者 出光佐三の人生を読み解く。
創業者に必要な信念、執念と、人を大切にする企業観を学ぶ。
ただ、
あまりにもラッキーなことが多すぎて、出来すぎな感じなところと、日本人を意識し過ぎたところが鼻につく感じ。百田ワールド。

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電子書籍プロフェッショナルマネジャー

2016/01/04 18:07

理論も大切だけど経験もね

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主に(最高)経営者が持つべき、意識、考え方、チーム育成など、ビジネス理論に依存しない姿勢を説く。IT系の起業家にありがちな尖った自説の押しつけではなく、米国人(生まれは英国)にしては真面目に、実体験を元にビジネスの王道について語っているので共感できる。特に散らかった机には同感。後半は力尽きたのか、やや自慢話になりがち。

【学んだこと】
・事業の成長とともに、ますます複雑になる現実に常識で対応し、実地で学習
・ビジネス理論は次々と消えていくもの
・ビジネスという建物のコンクリートブロックや煉瓦を接合するモルタルの役割をするのは、依然として、欠点や弱点のある人間
・成功を目指して事業を経営することは、かまどで何かを料理するようなもの
・ビジネスの経営は、終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをする
・ゴールポストはどこにあるのか、そこへ到達するにはどうするのが最善かをチーム全員に示し、しかるのちに率先してそのプレーへとチームを導く
・最初の四半期に目標を達成できなかったら、けっして年間の目標を達成することはできない。翌年やこの先五カ年の計画を立てることに時間を取られて、現四半期の目標達成できなくなる。
・経験とはなにか新しいことを発見し、学び、能力の成長と蓄積をもたらすプロセス
・危機や破局は一夜にして生じるものではない、それは問題が長いあいだ隠蔽され、症状が悪化するままに放置されてきた結果
・人間関係の緊密さこそ、個々の会社の違いを生じさせる因子
・事実を客観的に眺めることは、経営に成功を収める最も重要な条件の一つ
 (4つの事実でない事実)⇒ 揺るがすことのできない事実
 1)表面的な事実 2)仮定的な事実 3)報告された事実 4)希望的な事実
・経営するとは
 1)なにかを成し遂げること。努力するに値することとしてやり始めたことをやり遂げること
 2)ひとつの対応がうまくいかなかったらつぎの対応を、そしてまたつぎの対応を、目標に達成するまで試み続けること
・ビジネスの世界では、だれもが自己利益に根ざした正当な反対目的の板ばさみになって働いている
・リーダーシップを伝授することはできない。それは各自がみずから学ぶもの
・リーダーシップとは、共同の目的を遂げるために他の人々をチームとして結束させ、自分のリードにしたがうように仕向ける能力(参加的リーダーシップ)
・仕事は思考を刺激し、その滋養となる知的挑戦を提供してくれる
・理論的、啓発的な批判より、利口ぶった皮肉な言葉が、想像力に富む良い考えの芽を摘み取ってしまうことが多い
・重要なのは、誰が正しいかではなくて、何が正しいかだ
・エグゼクティブの職業生活そのものが、散らかったものだから、散らかった机になるのが当然
・狙撃方式とは違って、訪れた機会を認め、前にだれもやらなかったやり方でその機会を生かそうと考えたから、即座に行動する柔軟性がとれる
・自分自身と虚栄心の中にのめり込んで、他人の感情への感受性や、常識、客観性を失ってしまうエゴチスムに陥らないような心がまえ
・数字は、企業の健康状態を測る一種の体温計
・数字に表れる、期待と市場で現実に起こっていることとの格差は、行動へのシグナル、思考への引き金。数字の背後で起こっていることを突き止めること
・大企業は革新的、冒険的ではあり得ない。会社が成功すればするほど、保守的な投資家を満足させるために冒険はさけなくてはならなくなるから
・なすべきことをしようとする衝動の原動力となるのは、論理ではなく、深いところに内在する情緒(熱意)である

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電子書籍瀬戸内寂聴の源氏物語

2015/12/29 18:53

恋愛の形の集大成

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

源氏物語を読了。現代語のためにすぐに読める。

何故ここまで読み継がれていくのか、よく分かった。
恋愛の形の集大成。誰でも自分に近い恋愛の形を見つけられる。
その心の動きに共感できるのだろう。
ただ、ここまでモテる光源氏には、地位と財力と美形があってこそ。

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電子書籍戦略読書日記

2015/12/19 14:38

読書の大切さを学ぶ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

会社の課題図書だった「ストーリーとしての競争戦略」は、とてもためになりましたが、その競争戦略の裏には、こんな裏話があったとは。そろそろ来年度の中期計画策定の時期だし、骨太戦略脳を活性化するために、読んでみました。
読書の大切さを学ぶことができます。
【学んだこと】
・戦略立案にはスキルよりセンスが必要
・センスとは、文脈に埋め込まれた、その人に固有の因果論理の総体
・センスは戦略を作って動かす経験でしか磨けない
・読書は経営のセンスを磨き、戦略ストーリーを構想するための筋トレ
・「バカなる」理論による競合書壁の構築
・日本人が持ち味とするアウトプットへのコミットメント
・ストーリーという戦略の神髄は、順列ではなくて、物事の時間的な順番に焦点をおくこと
・「建設的悲観主義」と「破壊的楽観主義」
・働くこと、働かされることを楽しめなければならない
・組織の持つ能力;事前能力と事後能力
 ⇒組織能力の構築は事後合理性に依存した創発プロセス
・グローバル化に必要なのは、グローバルスキルを持つ人材よりも経営人材
・見える部分を模倣すれば、自分の芸風に破綻をきたす。これが自滅の論理。

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今後どのような手を打っていくのか楽しみ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「情報技術で人々を幸せに」を理念に、多面的な事業展開を指向するソフトバンク総帥の生い立ちから、背後にある考えを学ぶことができた。また、現在のソフトバンクが抱える課題についても知ることができ、今後どのような手を打っていくのか楽しみになった。

■学んだこと

1)世界で戦う人に共通な性格
 コンプレックスをバネ(反転バネ)に、高い目標を自分に課して、せっかちに実現を追求する
 普通の人なら高い目標や逆境につぶれてしまうが、反転バネがそれを支える

2)将来ビジネス(お金)になることへの嗅覚の鋭さと思い込み
 将来を見越してお金になるそうなことを先取りする情報解釈力、判断力、実行力
 そうした情報・人脈に対する知的好奇心

3)なりふり構わぬわがままさ
 一旦目標を定めると、性急に実現を求める一途さ
 わがままを制御し、実行に結びつけるスタッフ人脈の豊富さ

■孫史観
1)織田信長
 大局的な戦略眼
 兵農分離、鉄砲によるパラダイムシフト、貨幣の統一、人生50年設計

2)千利休
 火薬の輸入商人
 信長の火薬調達、資金調達(キャッシュフロー担当)、茶室は火薬調達の契約場所、信長の戦略情報を最初に入手

3)坂本龍馬
 生き様に惚れ込んでいる

4)チンギスハン
 塩と銀の独占、シリコンバレー経営との共通性:塩(賃金)、銀(ストックオプション)

5)ロックフェラー
 価値の認められていない時に価値をいち早く見いだして押さえること
 石油の価値⇒土地の確保⇒トラック⇒鉄道⇒パイプライン⇒全米90%の独占⇒独禁法による分割

■FR柳井さんの意見で参考になったこと
1)インサイドとアウトサイド
 米国企業と日本企業は起業文化が異なるので、米国企業のようにはできない
 人的資源、金銭的資源の限られているなかで自分のビジネスの範囲を限定し、インサイドとアウトサイドを明確にすべき

2)安定とイノベーションの両立
 大企業の使命は、企業の安定とイノベーションを両立すること
 株主は安全性を一番重視するため、ドメインの継続性、自己資本での拡大再生産の可能性をみている

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電子書籍科学がつきとめた「運のいい人」

2016/11/20 12:43

脳の性質ををうまく活用して、運を呼び寄せよう

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今まで経験の中で、仕事の進め方で感じていた事が、脳科学からの説明で納得できました。
運というのは、その人がもともともっているものではなく、生まれつき決まっているものでもなく、その人の考え方と行動パターンによって変わる。運を手に入れられるかどうかは、その人がもともともっている運のよしあしではなく、「ゲームをおりるか、おりないか」の差にすぎない
私なりに、人生とは(Meaning of Life)「利他を意識し、夢を実現する自己満足の営み」と結論付けました。

【学んだこと】
■適者生存より運者生存
・種の生存はマクロ的、長期的には適者生存が現象を説明しているが、人間の一生のような短い時間では運者生存が当てはまる
・運・不運というのは、だれにも公平に起きていて、その運をどう生かすかを少なくとも人は主体的にかかわっている
・よりよく生きているからこそ、運も彼らの見方をする

■脳の性質
・近くにいる人の影響を受けやすい
 ミラーニューロン:自分が運動した際に活性化する脳内の神経細胞ですが、ほかの人の運動を見たときにも活性化する
・三種類の脳
 古い爬虫類脳:個人が生きるための脳
 旧ほ乳類脳:個人の生命維持から一歩進んで、種の保存のために働く脳
 新ほ乳類脳:もっとも人間らしい脳とも呼ばれる部分で、社会的な関係をスムーズに進めるための脳、いわば共生を志向する脳
・内則前頭前野:自分の行動を評価する部位
        この部位が、「よくやった!」「すばらしい!」などと自分の行動を評価すると大きな快感を得られる
・互報性の原理:人間にはお互いに報酬を与え合うという性質が備わっている
        人は誰かから報酬を与えられると「お返しをしたくなる」
・脳は、もともと、ひとつの刺激に対してすぐ慣れてしまい、飽きてしまうという性質をもっている
・脳は、ある行動で快感を与えられると、その行動をきちんと覚えていて、再び快感を得ようと同じ行動を繰り返す性質がある
・脳は、報酬を期待しているときこそ快を感じる、という性質がある
・脳は、人が新しい経験をし、脳が新しい刺激を受けることで、脳の中はどんどん変化する。脳の可塑性
・脳は、ルーティン化(パターン化・単純化)志向という、できるだけ考えなくてもできることを増やそうという性質がある

■運を引き寄せるために
・他人の尺度ではなく、自分の尺度で行動する
 自分なりの「しあわせのものさし」をもっている
 ⇒そのしあわせの状態を積極的につくり出す努力をしている
 ⇒自己一致の状態(自分を好きな状態)になる
 ⇒人に好かれる
・ゲームをおりないこと
 自分が「これぞ」と思っているゲームからけっして自分からはおりない
 ゲームは常にランダムウォークモデルのように進む、と考える
 負けが続いているときには、最小限の損失になるように努力し、次のチャンスに備える
・配慮範囲が広い人ほど運がいい
 配慮範囲とは、現在の自分を原点にして人間関係と時間を軸にしたもの
・セレンディピティーとは「偶然の幸運をキャッチする能力」
 セレンディピティーを発揮した人たちは、自分はこれがやりたい、これを達成したいという思いを強く持っている
・祈ることは、心と体の健康にプラスに働く
 自分が叶えたいと思う願いの先に、自分以外の人の幸福がないかを考え、そこに焦点を当てて祈る
 生きる意味を見いだした人は、脳の報酬系が刺激され、ナチュラルキラー細胞などの免疫細胞が活性化することで病が治る

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電子書籍生産性

2017/05/14 01:29

巷で話題の「働き方の変革」の最大の目的は「生産性の向上」

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「マッキンゼーで組織と人材に求め続けるもの」という副題で、生産性向上の大切さを説く。
日米の大きな経営意識の差は、リーダーシップと生産性との説明に共感。
1)リーダーシップ:全員が持つべきスキル
2)生産性:成長するとは生産性を高めること
資料作成、会議、IT投資などの生産性向上手法について、外資らしいマニュアルで解説。

【学んだこと】
■生産性とは
生産性=成果(付加価値)÷投入資源(コスト)
生産性向上のための4つのアプローチ
1)改革による付加価値アップ
2)改善による付加価値アップ
3)改革によるコスト削減
4)改善によるコスト削減 (主に日本の生産性向上)

■成果を上げるとは
1)顧客が高い価値を感じる商品の開発・サービス設計
 技術的イノベーション:好奇心による技術や発明
 ビジネスイノベーション:現実の課題を解決したいという思い
2)価格を上げる
 代替品が見つからない商品
 消費者から見た希少性が高まった場合
3)新価格が高い価値があることを、顧客が納得できるように伝える

■イノベーションに必要な要素
1)時間的な余裕 (今の働き方の変革の捉え方)
2)動機付け

■ビジネスイノベーションを起こすためには
1)問題認識力=問題設定力
2)問題を一気に解決したいという強い動機付け
⇒生産性という概念を日常的に意識させておくこと
⇒既存ビジネスの生産性を圧倒的に向上させられる方法は何かないのか?
⇒高い生産性の見込みがあってこそリスクを超えられる

■組織のあり方
・成果の絶対量の大きさではなく、生産性の伸びを評価する組織になる
・人材の成長支援のための人事評価
 ⇒もっと早いスピードで成長しなければ
・社員への期待をメッセージとして伝え続ける
  卓越したスキル、開発すべきスキル
・誰かが休暇を取るなら、その分、チームの生産性を上げる

■管理職の役割
チームの生産性向上のためのリーダーシップを発揮すること
常に3割(改革)と3%(改善)という二つの生産性向上を目指す
決断をすることと、リスクに備えておくこと

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「脳と知的好奇心」に興味がある人にはぴったりの一冊

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

こんなことに興味があれば、ぜひ一読を。
・母国語習得の研究から、人が誰でも持つ「自分で学ぶ力(学習力)」を考える。
・熟達者、天才と言われる人と普通の人との違いは、どこから生まれるのか。
・「生きた知識」とは何かを考える。
・「主体的な学び(アクティブラーニング)」「問題解決力」の本質からみる「よい学び」とは。
但し、How toものではありません。

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ビジネス分野にも通じる教訓

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ビジネスの分野でも十分考えなければならない教訓が多い。
戦後史を二十世紀の全体像の中に位置づけし直して、再構築することを目的として、自由に歴史を考えていると思いながら、いろいろな形で束縛されているために、本来見えるはずのものが見えない束縛を「イデオロギー的な束縛」「時間的な束縛」「空間的な束縛」と定義し、その束縛から解放することで、現代史を考え直す。
戦前の日本が陥った問題とは、平和主義に背いて軍国主義の道を歩んだことだけではない。より致命的だったのは、国際主義的な精神が欠落して、国際情勢を適切に認識できなくなっていったことである。

【学んだこと】
・イデオロギー的な束縛
 歴史的事実に基づく歴史学ではなく、自らの運動を実践するための手段として「歴史」が用いられていく
・時間的な束縛
 戦後史が終戦から動き始め、それ以前の歴史と戦後史が完全に断絶しているという歴史観
・空間的な束縛
 世界が存在しない日本史を学ぶとすれば、それはきわめて内向きで、孤立主義的で、閉じられた空間の戦後史
・ナイーブな歴史認識
 広範な史料に基づいて、徹底的に研究を深めていけば、普遍的に受け入れ可能な「歴史的事実」にたどり着ける
 そのような「歴史事実」は他国の国民とも共有可能であるという楽観的な想定
・政治的なスローガンには「誠実な正義心」「権力政治的な考慮」「冷静な国益の計算」などの思惑がある
・太平洋戦争に至る日本の迷走
 1)政府が一丸となって戦争に突き進んだのではなく、むしろ誰もがそれぞれの組織的利益を優先して漂流した結果が、戦争という最悪の結果であった
 2)戦争の推移が日本に有利な方向へと漂流して、アメリカ国内に厭戦的な空気が蔓延することで和平が得られるという根拠のない楽観論
 3)陸軍は対米線は海軍の戦争と考え、海軍は、対米戦を名目に予算と物資を獲得した経緯から、戦争が不可能と言えば存在意義が問われるため不可避となる
・アジア太平洋戦争での犠牲者
 日本:310万人(内民間人80万人) 交戦国・戦場での死者:1900万人
・自らの正義を絶対視して他国の価値を嗤い、国際社会における正義や規範を無力であると突き放し、自らの価値を絶対的で自明な正義として語ることは、戦前の国際社会から孤立していった道程と似ている

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電子書籍SPRINT 最速仕事術

2017/05/23 23:27

経営判断に繋がる課題解決の手法。驚きの生産性!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

グーグルのベンチャーキャピタル「グーグル・ベンチャーズ(GV)」が投資先のベンチャーで実践している手法「SPRINT(スプリント)」の指南書。

アイデアをプロトタイプのかたちにすばやく落とし込み、それを顧客とテストすることによって、たった5日間で重要な問題に答えを出す手法。

製品と顧客の接点を「デザイン」し、それを具現化し、実際の顧客でテストすることで、未来のマーケットを垣間見る。その結果を経営判断に活用する。

事業課題を解決する手法としてマニュアル化しているのがいかにも米国発らしい。ホワイトボード、ポストイット、シールや時間の使い方まで、事細かに解説。

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「自分を誇りに思える生き方」をするには

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

Jポップの15曲の詩を通じて、自分、恋愛、時間、死、人生のテーマについて、先人の哲学者の考えを紹介。
その結果「自分を誇りに思える生き方」に辿りつくための考え方を指南。
先生と女生徒との対話により、Jポップの詩の解釈しながら思索を深める形式で書かれているため、読みやすくて、理解も深めやすいところがお薦め。

【学んだこと】
・自己:私という概念が成立する為には、他者(非我)が存在しなければならない
・恋愛:私と恋人は直接的で相互的な関係に置かれている
・日常的な記憶:情報として記憶され、手段として必要のない情報は忘却される
・非日常的な記憶:抽象化されずに現在まで浸透、持続される
・未来:目的は必ず未来にあり、未来に向かう現在の行為は手段となる
・待つことの価値:自分の欲望を滅却させて未来と向き合う態度
・現在の価値:日常生活から切断された瞬間的な時間を過ごすこと。有用性では計れない価値を持つ。
・死を考えることの価値:死に至るまでの人生をどう生きるのか(本来性)
・死:死ぬその瞬間まで、私たちには何度でも自分自身を変えていく可能性が開かれている
・人生の決断(2つの選択肢)
  1) 自分を肯定することと引き換えに孤独になること
  2)孤独を避けることと引き換えに自分を否定すること
・決断をした人生:私が私であるからこそ選ばれるような生き方

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紙の本新徴組

2015/08/31 19:01

爽やかな読後感

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ある人に勧められた歴史小説を読了。爽やかな読後感。
清河八郎が皇国のために募集した浪人が、京の新撰組と江戸の新徴組の二つになり、それぞれ京都と江戸の警備を担っていた。
この小説では、新徴組の沖田林太郎を中心に、義弟の沖田総司、息子の沖田芳二郎との家族の葛藤を、新徴組の成立から戊辰戦争終了までを描いている。
新撰組と会津藩と同様に、新徴組は庄内藩預かりであったため、林太郎は戊辰戦争では庄内藩 酒井玄蕃もとで奥羽列藩同盟の混乱に巻き込まれていく。平凡でだらしない林太郎が、上司の玄蕃に担がれ奔走する生き様が、現代にも通じるように思われた。

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