ビショップさんのレビュー一覧
投稿者:ビショップ
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シンデレラの姉上
2016/03/13 01:20
プライドの高さは天下一品なヒロイン
17人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
誰もが知る物語「シンデレラ」の意地悪な姉がヒロインという設定で話が始まります。
シンデレラが王子様に嫁ぎ、もう一人の妹も結婚し母親も家から出て
プライドが高いヒロインだけが家に残っている。
通いで世話をしてくれる老婆が怪我をしたことによりヒーローと知り合いますが、
なにせプライドの塊のヒロインですから簡単には仲良くなりません。
ヒーローも口が悪く(ヒロインに対してのみに近いですが)強引な性格。
ヒーロー妹の家庭教師として半ば強引にヒロインを連れて来て、
ヒロインのプライドをくすぐりつつ自分の思い通りに事を運んでしまう。
そして有無を言わせずに自分の物にしてしまう…。
流されヒロインではない筈なのに、大体がヒーローの思惑に嵌ってしまいます。
キツイ性格の設定ではありますが読者も周りの人々も可愛く思えてしまうヒロイン。
当然ヒーローも口には出しませんがヒロインに惚れてます。
強引に身体を奪っても嫌悪感無く読めてしまう不思議さ。
ヒーロー側の心情が丁寧に書かれているので納得できてしまうのかもしれません。
この1冊でほぼ綺麗にまとまっていますが、個人的にはweb版に掲載されている
続きの話が面白いです。
無意識に庭師を惚れさせ、それを知ったヒーローが牽制するエピソードは
なぜ単行本にならないのかもったいなくも悔しくて仕方がありません。
ヒロインが嫌っている義妹シンデレラが登場するのもこの本の続きになります。
今もweb版で読めますが、この本は繰り返し何度も読み返すほど
個人的に気に入った作品です。
ツンとしたヒロインと若干意地悪なヒーローの丁々発止な掛け合いが面白そうと
感じたら是非読んでみることをおすすめします。
身代わりの薔薇は褐色の狼に愛でられる
2015/08/30 06:15
待ちに待った2巻目が出ます
22人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
初出はweb掲載で現在も読むことが出来ますが、web掲載分を読んだ後に書籍を購入しても満足を得られるかと思います。
他の方も書かれていますがこちらの本は1巻にあたります。
近々2巻目が刊行されることを知り、おそらく完結まで3巻分の長さかと思いますので最後まで刊行されることを祈っております。
2巻目以降にあたる部分でヒロインに与えられる試練に涙することがありましたが、ヒロインの健気さや勇気に魅了され、ついヒーローが羨ましくなってしまったことも多々ありました。
下手をすれば“カマトト”になってしまいがちなヒロインの言動ですが、女性読者の目から見て魅力あるヒロインに仕上がっているので作者の力量に感心してしまいます。
この作品はTL系ですがストーリー性のある小説がお好きに方にオススメです。
身代わりの薔薇は褐色の狼に愛でられる 2
2015/10/16 00:34
2巻は変更部分があります!
16人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
すでにWeb掲載分を読み終えていますが、この2巻から内容の一部変更があります。
・新しい脇キャラの登場によりエピソードの加筆
・ある登場人物とヒロインの出会いの場面の変更
・ケガの理由の変更
2巻を読んだ当初はケガの理由の変更に違和感を覚え、個人的にはweb掲載分の方がしっくりきそうな気がします。
2巻の加筆により、全3巻かと想像していたのが4巻になるのでは?と。
(ひょっとしたら今後の加筆次第では4巻に収まらないこともあるのでは?)
作品全体から見た2巻は大きな流れはあまり無いように感じられるかもしれませんが
あちこちに今後に繋がる大事な場面が散りばめられているので、のちのち振り返ると
ああ~そういうことだったのね、があるかもしれません。
次の巻は怒涛の展開が待ち受けています。
1巻のレビューでも書きましたが、感情移入して涙が出たほどです。
2巻を読まれた方は3巻の発売を一緒に待ちましょう!
身代わりの薔薇は褐色の狼に愛でられる 3
2016/03/09 00:29
起承転結の「転」
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2巻の穏やかな流れとは真逆の急展開の3巻。
見事なほどの起承転結の“転”です。
甘さを期待してはいけません。
でもその分物語に深みが増して4巻へ向かっていきます。
wed版ですでに内容は知っていますが、読んでいて涙が止まりませんでした。
過去の出来事も語られ、現在どうしてこうなったのかどう思っているのかが無理なく伝わり
魅力あるキャラクターを形作られている要因の一つとなっています。
1巻からの人身売買についてのエピソードもあり、物語全体が収束に向かって
動き出していきます。
先程甘さは期待できないと書きましたが、若干ネタバレです。
ヒロインとヒーローが愛しあうシーンはありますが片方の心情を思えば両手で喜べないし、
ヒーローがひとりでごにょごにょするシーンもありますがその頃ヒロインは悩んでるのに
何を脳天気に…と突っ込みたくなったりと、多少の色っぽいシーンはあります。
この作品は全4巻であると作者のあとがきにありました。
web版未読の方は3巻のラストで『なぜ3巻、4巻同時発売じゃなかったの!?』と
続きが気になると同時にここで終わったらスッキリしないじゃないの~!と
叫んでしまうかも。
既読でも4巻発売まで待つのはツライです。
できれば夏前に続きが読みたいものです。
2016/12/21 14:02
試し読みで気になったら是非!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
1巻の試し読みで気になっていた作品。数ヶ月悩みに悩んで既刊の4巻をまとめて購入。
当たりでした!
ヒロイン“シュバルツさん”が祖父の年齢に近い教授に恋心を抱きますが、簡単に成就することはなく、助手の田中さん、仲良くなりたい樹里ちゃん、教授の元妻も登場して
キャラの性格同様淡々としつつ不思議な恋模様が描かれつつあります。
年齢差があることから普通の恋愛漫画のようにいくとは思えず、この作品の着地点が気になります。
今後どうなるのか楽しみで仕方がありません。
初恋の爪痕
2016/03/14 22:58
見事としか言いようがない作品
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
このジャンルの1冊にまとまった作品で1番好きなのは?と訊かれたら
この「初恋の爪痕」を挙げます。
小説の中でキャラにブレや矛盾があったらその瞬間に興醒めしてしまいますが、
この作品はヒーロー側、ヒロイン側の立場を想定してみるとこの状況は哀しいかな
仕方がないことだと全てを受け入れて納得しながら最後まで読み進める事が出来ました。
全てを受け入れ逆らうことのないヒロイン。
怒りのやり場をヒロインに向けることで心の安定を図るが、
知らず知らずヒロインへの想いが見え隠れするヒーロー。
小さい頃の出会いのエピソードが挿入され、その時の相手が誰なのか知る側知らない側の
想いのすれ違いに焦れながら読み進めると明かされた瞬間のシーンでは
滂沱の涙が…。
個人的に気に入ってるエピソードは、ヒーローが“罪の基準”を語るところ。
何が一番か二番目は何か、それは彼が辿ってきた中で根付いた当然だと思うこと。
それを語るシーンでは彼の公平さもあって本当にゾクゾクしました。
ヒロインを憎み虐げてきたが、徐々に、本当に少しずつ想いが動いていると判る表現には
脱帽しました。
無理なくいきなりじゃなく自然にヒロインへの想いが向かっていきます。
でもそれは読者が気付く程度、ヒロインは気づきません、微妙な匙加減です。
1冊にぎゅっと詰まった波乱万丈さは他に類を見ません。
1ヶ所だけちょっと納得出来ないのは最後にすべてを知ったヒーローとヒロイン
二人が愛しあう場所がちょっと頂けないかな?と。う~ん不謹慎?と感じました。
ストーリー、キャラクター、構成すべてが見事に組み合わさって素晴らしい作品になっています。
間違いなくおすすめできる作品です。
2016/03/13 01:18
落ち着いたミステリアスな作品
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
事故に遭い目覚めた病院のベッドの横には自分の夫だという人が。
しかし記憶が無いヒロイン。
自分はモデルで子どもが2人いるというが何も思い出せない。
何となくよそよそしい夫は離婚を考えていたのだと告げる義母。
義妹にも好かれていない印象。
記憶を失う前の自分を恥じるヒロイン。
家族との接し方が事故前と後で変わり、次第に周りの人々にも受け入れられてきたが
夫と打ち解け合ったある夜1本の電話が…!
色々想像できますが想像が当たったとしても心の機微が丁寧に描かれているので
楽しめます(私は何十回と再読しました)
真実が段々と明らかになりその中で夫のモノローグ
『ぼくはまた 誠実さを試されているのだろうか……』が深いです。
この漫画を読んだ後に原作の小説も読みました。
若干の変更はありましたが漫画作品としてとてもよく纏まっていると感じました。
作画担当のくぼた尚子さんはどちらかというと騒々しいヒロインを得意としていますが
この作品は終始落ち着いていて思慮深い女性です。
くぼた作品は数多く読んできましたがこの作品が私の中でナンバーワンです。
身代わりの薔薇は褐色の狼に愛でられる 4
2016/09/12 01:50
魅力あるヒロイン・ヒーローに大満足
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
3巻ラストでハラハラさせられて続きの最終巻である4巻です。
ヒロインが信じていた人物に裏切られ連れさらわれて…さあどうなる!?
web版で読了しているので変更部分はどうしても比べてしまいます。
ベッドに縛り付けられ客を取らされ薬で朦朧となっている女性のシーンから始まり
『まさかヒロインが!?嘘でしょ?』と読んでいて心配になる緊張の場面が
バッサリとカットされてます。
ヒロインにそこまで無体なことはさせないだろうとは分かっていますが、
その後にその女性の正体やどうしてそうなったのか、ヒロインが女性を救いたい気持ち等
この場面の有無によって思いの深さが変わってくるように感じました。
※巻の最初にそのシーンから始まるのは誤解もあるし嫌悪感を抱かせないとの
配慮なのかと勝手に想像しました。
ヒーローが逃げこむ先の変更も個人的にweb版の方がしっくりきます。
ただ2巻に追加部分があったのでここでの再登場は前から考えられていたのかな?
この作品を知るまで、TL系小説は1冊で完結するものしか読んできませんでした。
ここまでドラマチックにハラハラもドキドキもさせる作品に出会えて良かったと思っています。
1冊で終わるスピード感も良いですが、丁寧に作られた世界観を味わいたい時は
この作品(全4巻)はオススメです。
もっと主役以外の話も…と思われたら番外編がweb版でありますので読んでみてください。
ブラックハートスター (花とゆめCOMICS)
2015/08/30 06:29
続きが読みたい作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
雑誌発表分全てこの1冊にまとまっています。
色んな事情があり、悪役を演じなければならなくなった主人公。
イケメン2人を引き連れて正義の味方と戦いますが、素の地味子との対比もあって高飛車な言動に読んでるこっちも何故かスカッとします。
作品の後半に正義の味方側の事情も描かれていてもっと続きを読みたくなったものですが、作者のコメントによるとこの手のギャグやコメディ色が強い作品は産みの苦しみがあるとか。
いつか続編を描いてくれることを祈っています。
溺愛殿下の密かな愉しみ
2016/03/10 23:45
最初からヒロインに惚れてるヒーロー
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ヒーローがヒロインに一目惚れしたことは読者には判りやすく、
山あり谷ありの起伏に飛んだ展開が好きな人には少々物足りない印象です。
ヒロインは苦労人ですがスレてはおらず“ピュア”という言葉がピッタリ。
物知らないヒロインの懇願に誤解もあっていやらしいことをさせてしまうヒーロー。
別の日にはソーセージを頬張るヒロインにいけない妄想をして体の一部分を固くしてしまうヒーローは
バカ可愛い部分もありますが、設定上は真面目な軍人でギャップ萌えするよりは
ちょっとチグハグした印象です。
ヒロインがライバル相手に頑張る場面もありますが、最初から相思相愛っぽい2人なので
“あ~勝手にラブラブしてれば~”と両思いが判明してもあまりカタルシスは得られなかったです。
同じ作者の別作品がとても素晴らしいのでこの作品については辛口になってしまいました。
2019/06/16 10:56
正直厳しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
少女マンガの胸キュンは永遠のテーマです。
古今東西 名作が沢山ある反面、戦い破れて読者の記憶から忘れ去られてしまう作品はその何十倍も何百倍もあります。
何か新しい切り込み方があればと期待したのですが、あまりにもありきたりすぎます。
新創刊ということで出来れば今後のために良いレビューを書きたいところですが、正直このレベルでは難しく感じてしまいました。
後見人は不機嫌な伯爵
2016/09/07 00:04
ヒロインの魅力が判らない作品
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
レビューした数は少ないですがTL系の本は数多く読みました、が、
正直この作品はヒロインの魅力が判らないので読後感がモヤモヤ。
この1冊では終わらないためweb掲載分も読みましたが…
最初の頃の文章が翻訳小説か?と思うようなぎこちなさで少々読みにくく
状況が分かりにくいことが多々有りました。
女学校へ行っていたヒロインですが性的なことは無知に近いほど何も知らない。
途中に女学校時代の友人とキャーキャー騒ぐシーンがありますが、
この年代の少女ならそういった会話や知識はありそうなのに…。
いくらその道のプロが教えたと言っても、暗殺を生業とする刺客たちが
揃いも揃ってヒロインに返り討ちにあう状況はいかがなものか?
偶然居合わせた殺人の現場で震えるヒロイン。
兄が亡くなった過去を思い出したとしても今までの刺客たちとの対峙では
どうしていたのでしょう?チグハグすぎます。
男装して少年に変装できるヒロインの容姿ですが、登場する男たちを虜にするには
もう少し魅力を書いてくれないと読んでいて違和感が残ります。
ヒロインとは逆にヒーローの魅力はこれでもかと出てきます。
一本筋が通った主義主張で頑固ではあるがそこが魅力の一つになっています。
この作品はヒーローが主役でヒロインは添え物的役割に感じました。
読んでいて一番イラっとしたのはヒロインが人の話を聞かず約束を簡単に反古にすること。
ヒーローが「危険だから勝手な行動はするな」と釘を差しますが、ヒロインは勝手な行動ばかり
言われる側から守る気はなさそうな態度にイラッ。
小説の都合上行動を起こさなくてはいけないとはいえ、この嘘つきの態度が
読んでいて不愉快でした。
表紙や作中のイラストは申し分ない出来です。
男性陣の美しさは想像以上で良かったです(表紙を見て購入したくらいですから)
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