meitetsuさんのレビュー一覧
投稿者:meitetsu
2021/09/05 09:32
片づけの哲学書
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書名は「捨てる技術」となっていますが、具体的な方法よりも片づける上での考え方を学ぶ本です。片づけることの必要性や、基本となるルール・方針を明確にするのが重要であることがよくわかります。

「昔はよかった」と言うけれど 戦前のマナー・モラルから考える
2017/05/03 17:27
人の振り見て我が振り直せ
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戦前の日本人のマナー・モラルについて、豊富な実例・資料を基に論じています。マナー・モラルをテーマとした本の場合、論調が感情的であったり、誰かを槍玉にあげて徹底的に叩くような文章になりがちなのですが、本書ではそのようなことは無く、冷静に一歩引いた視点で分析しています。いつの時代も人間というのはひどいものだと思うと同時に、自分もその中の一人であるという厳しい認識を持ち、己を律して生きていかなければならないと痛感しました。

一切なりゆき 樹木希林のことば
2019/04/30 15:09
心が硬くなっているときに読み返しています
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表紙の写真になんとなく惹かれて本書を手に取りました。樹木希林さんについては子供の頃にテレビで見た寺内貫太郎一家以外にはあまり印象が無いのですが、読み進めていくと、樹木希林さんの全体像というジグソーパズルをひとつひとつの言葉のピースで埋めていくような感じでした。
全体を通して感じるのは生き方に余計な力が入っていない、肩の力が抜けているということ。おそらくその裏には様々な苦難があったはず。特に内田裕也さんとの関係についてはそれをうかがわせるものがあります。それらを突き抜けた上で得た人生観が読み取れます。書名の「一切なりゆき」というのは単になりゆき任せではなく、自分の人生をしっかりと受け止め、世の中の流れに上手に乗って確実に生きてゆくことと私なりに解釈しました。目の前の現実を客観的に見るではなく、中に入って面白がるということを心に留めておこうと思います。

ペコロスの母に会いに行く 正
2015/09/26 18:22
悲しみを包み込む優しさと温かさ
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作者の母(認知症と脳梗塞のためグループホームに入所している)の日々を
中心とした内容です。長崎が舞台となっているため、介護・認知症の話だけで
なく、戦争も影を落としていますが、優しい画風と作者のユーモア感覚、そして
長崎の言葉がとても良い雰囲気を生んでいて、重苦しさを感じさせず、心を
温めてくれます。
日々生きる上ですり減らされた心を修復してくれる本です。
2025/03/01 09:23
教えが凝縮されています
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斎藤一人さんのお弟子さんの著書で、要所がよくまとめられている感じです。読むと気持ちが明るく楽しくなってきます。

感染症時代の新教養「ウイルス」入門
2024/05/28 09:41
ウイルスについての教科書
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数年前の新型コロナウイルス発生以来の断片的な情報を整理する必要を感じていましたが、本書により体系的な知識にまとめることができました。

コロナ時代を生き抜くための感染しない暮らしのススメ 距離とマスクと手洗いと
2022/10/10 07:55
ウイズコロナ生活のエッセンス
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新型コロナウイルス関連の本は危機感・警告に満ち溢れた内容が多く、読後に気が重くなってしまうのですが、本書は肩の力を抜いたやさしい文章で書かれていて、必要不可欠なことに絞って簡潔にまとめられています。

パンデミックを生き抜く 中世ペストに学ぶ新型コロナ対策
2022/10/03 09:21
歴史を動かすパンデミック
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中世のペストについて全体像を知ることができた。巻末に記されているように、現在は社会と文化の大変革期の真っ只中なのかもしれない。

詳細相続税 資料収集・財産評価・申告書作成の実務 4訂版
2021/09/04 07:27
相続税申告の百科事典
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相続税申告に関することが網羅されています。説明がとても分かりやすいです。税理士向けの本ですが、相続税申告の知識を深める上でとても役に立ちます。

傷つかない方法
2020/11/30 13:52
自分の心を守るテクニック集
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日常生活での場面を題材にして、メンタル面での対処法を解説しています。いろいろとたいへんな世の中なので、ストレスをため込まないために心理的技術を身につけておく必要があると思います。

乗るのが怖い 私のパニック障害克服法
2020/02/29 12:28
苦しみを乗り越えてたどり着いた境地
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明朗快活なキャラクターの裏に、パニック障害との壮絶な戦いがあったことを知って驚きました。自身の体験・症状歴と克服するまでについて語られていて、長い間苦しんだ末に得た長嶋一茂流の生き方・考え方が随所に示されています。対処法の数々はパニック障害の当事者でない人にもとても参考になります。父茂雄氏はすごい人ですが、一茂さんもすごい人です。

しろいやさしいぞうのはなし
2019/07/29 21:55
大人にも読んでほしい
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短い話の中に現代社会の問題点、人々の心に欠けていることが集約されています。殺伐とした雰囲気の世の中に警鐘を鳴らしています。

自分を見つめるもうひとりの自分
2018/07/30 17:45
深い内容のエッセイ集
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月刊誌に連載されたエッセイをまとめたものです。柳田さんの作家としての真摯な姿勢・方向性そして人生観が凝縮されています。一貫しているのは生きること、人間のいのちを見つめていることです。穏やかな言葉の中に貴重な内容が含まれています。
また、この本にも書かれていますが、大人こそ絵本を読もうとよびかけています。私も時々図書館で借りて読むことがあり、心が救われることが度々あります。
これからも様々な問題に積極的に発言を続けてほしいと思います。

私の危険な本音
2018/06/30 02:25
劇薬です
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確かに危険な本音の発言集でした。「危険」というのは、生半可な気持ちでは読めないという意味だと解釈しました。ひとつひとつの言葉に人間として生きること、日本人であることへの覚悟が読み取れます。日本人よ、もう待ったなしだぞ、しっかりしろというメッセージを強く感じました。厳しく鋭い言葉の連続ですが、逃げず、目をそらさずに受けとめなければならないと思います。