道南さんのレビュー一覧
投稿者:道南
紙の本行政組織法
2024/01/27 13:31
良書普及会版のリニューアル
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
著者の『行政組織法』は良書刊行会から初版、新版まで出ていたのですが、良書刊行会が新規出版活動をしないことになり、有斐閣からリニューアル版が出ました。東北大出身の著者の奥様が、教官の書いたテキストで授業を受けられる東大生が羨ましかったので同じ思いを学生にさせないでほしいと語っておられたそうで、総論と組織法、藤田行政法の全ジャンルのテキストが引き続き市販されるのは大変歓迎すべきことです。
2022/11/05 12:32
民法研究レクチャーシリーズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
民法研究レクチャーシリーズ第2弾は、第1弾の瀬川先生に続き、私が北大時代に聴講したことのある内田先生の登場です。
先生は東大転出直前で、試験の採点は東大に移られてからしてくださったのではなかったでしょうか。
民法というものにほとんど初めて接したのが内田先生の講義で、法律学というものに目を開かされた思いでした。
北大で講義をして最初学生の理解度に愕然としたというような箇所がありますが、我々の頃にはどうだったのでしょうか。
雑誌週刊プレイボーイPREMUIM2021下半期グラビア傑作選 2022年 1/1号 [雑誌]
2022/09/20 20:43
週刊プレイボーイのグラビア選
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
週刊プレイボーイ掲載時にはそうでもなかったので買い逃したけれど、その後気になってきた女優さんがいて・・・という方にはお勧めです。
傑作選なのだから、もっと丈夫な紙質で出してもいいと思うのですが、週刊プレイボーイと同じ多少ペラペラ感もある薄手の紙質です。
紙の本検証内閣法制局の近現代史
2022/07/31 04:55
官庁シリーズ三部作完結
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
財務省、検察庁に続いて刊行され、著者による官庁シリーズ三部作をなします。
一時期話題になったとはいえ、内閣法制局を扱った書籍はまだまだ少ないだけに貴重です。
ただ、前作と同様、単純ミスも見られるのは残念で、編集者の目配りがほしいところです。
例えば、憲法の条文には見出しがついているとの記述がありました(正確には見出しはなく、六法等に載っているのは出版社の方で参考につけたもの)。
2022/06/26 11:12
司法制度改革には明も暗もあるようですが
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
法曹人口が増えて裁判官が常駐していないような北海道の町村部にも弁護士事務所が設けられているというのは、数十年前には考えられなかったことで、この点は確実に地域住民にはよいことだと思います。
そんなことは考えなくても、北海道の片田舎で業務を始めた若い女性弁護士の奮闘記として楽しく読むことができます。
2022/06/18 14:57
買おうかどうかファイナル!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
単行本の時もそうだったのですが、長年にわたり小説推理誌に連載され、書籍としても5冊を数えたシリーズ最終巻にしては、あとがきなどが付加されることもなく、最終巻であることの断りも特になく(カバー裏表紙にファイナル!とあるのみ)あっさりとしています。
買物は癒しにもなるなど、最後の項目が含蓄に富んでいるのでそれでいいのかもしれません。
本書に限らず、文庫化の際に初出誌一覧や初出誌に関する記載がカットされることが多いのですが、文庫にも載せてほしいと思います。
紙の本ひとり上手
2021/12/18 17:05
かなりの改訂
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017年の海竜社版と読み比べててみると、本文にかなり手が加えられたほか、各パートのサブタイトルも殆どが変更され、パートも一部分割された箇所があります。
海竜社版は手放そうかと思っていたのですが、当面持っておくことにしました。
紙の本約束の海
2021/12/01 05:59
巨匠の遺作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
山崎豊子さんの遺作を今さらながらに読みました。
海難事故、海難審判、山崎作品のヒロインの職業にはあまりなかったかと思われるフルート奏者の描写…一気に引き込まれ、読了しました。
第一部は完結していますが、海難審判の行く末、主人公のハワイ行き、捕虜第一号の父親のエピソードなど、残された構想はまだまだこれからというところで、未完となったのが惜しまれます。
紙の本条文の読み方 第2版
2021/10/30 14:47
法制執務のミニテキスト
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
初版は衆院法制局のメンバーが法学教室に連載したコラムをまとめたものという性格が強かったのですが、今回の改訂により法制執務の体系がコンパクトに示され、法制執務のミニテキストと言ってもいい内容となりました。
2021/04/17 19:57
民法研究レクチャーシリーズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
高校生対象のレクチャーを書籍化する企画の第一弾です。
瀬川先生は学生時代に北海道で聴講したことがあったのですが、現在は早大も退かれ、これが最後の授業となるかもしれない旨の御発言もあり感慨無量です。
法と社会の関係に対するまなざしはお若い頃と変わらぬものを感じました。
2021/02/27 20:54
類書に優る内容
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
書店では児童書コーナーに並んでいたのですが、基本設定の説明や放映日や映画の関係まで、この番組の大人向けのムックにも劣らない資料的価値のある内容でした。
2021/01/01 07:45
初心者目線を忘れず
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
SF作家の著者による囲碁エッセイです。
初心者だった頃に何がわからなかったか覚えているのが強みとお書きになっているとおり、囲碁の知識がなくても楽しむことができます。
私にとっての意外な発見は、川端康成『名人』のモデルとなった引退碁の対局相手が木谷明元裁判官のお父上の木谷實氏であったことが、本書によってわかったことです。
文庫化にあたり追加された還暦夫婦対談と文庫版あとがきに、御主人が定年を迎えられた後の暮らしぶりやコロナ禍の現下の情勢が反映されています。
紙の本日本アニメ誕生
2020/12/02 22:04
生き証人による貴重な歴史
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
80歳を超えた歴史の生き証人又は生きた歴史ともいうべき著者が『日本SF誕生』に続き貴重な歴史を語ってくださっています。
だだし、ヤマトや猿の軍団の放映が木曜夜だったとあるのは、私の記憶では日曜夜ですし、石津嵐氏の著作が「宇宙船シャーク」とあるのは、より厳密には「宇宙海賊船シャーク」だったと思います。
紙の本裁判官幹部人事の研究 「経歴的資源」を手がかりとして 増補改訂版
2020/10/18 15:04
最新データでリニューアル
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
最新データで旧版をリニューアルしたほか、旧版当時のデータについても精査され、より正確な記述及び付属資料となりました。
1点惜しまれるのは、裁判官の行政府省出向について、府省別人数等のデータはリニューアルされましたが、出向先での具体的ポスト名の記載がなくなったことです。