yukiさんのレビュー一覧
投稿者:yuki
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2018/08/11 15:22
暗澹とする。
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私は決して犯罪など犯さないと思量しているが、果たしてその決意を貫けるだろうか。そうありたいとは希求するがこの先何があるかは神ではない身では断言する事は殆ど不可能だろう。私を含めこの国に住む人たちの無知と鈍感さに暗澹とする思いである。本書は様々な示唆に富みこの著者・阿部恭子氏の様な想像力的で行動力もある優れた人格の少なくない存在のいられる事がまだまだこの国もTHE END
ではなく救いとなっていると思う。被害者家族の為にも加害者家族への支援が必要であると云う提言は最もであると思います。
2018/07/07 15:00
書く事の凄み。
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先ず読み物とし面白い。刺激的で昂奮して一気呵成に読了した。活気のあった時代が羨ましい。互いにライバルとして意識し切磋琢磨し合った二人の天才・巨人の関係性が興味深い。探偵小説に対する愛情も深いのだなあ。第3の男・松本清張の登場にも関心がある。巨人たちの最期には思わず涙ぐんでいまう。出版業界の興亡まで掘り起こした著者の努力と熱意にも敬服する。史上最大のアイドル・山口百恵さんの評伝も読んで面白かった。中川右介氏の著作には信頼感がある。
2015/09/29 17:29
原初の読書体験
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中学生の頃熱中して横溝作品を読んだ。紙の書籍は古書店に売ってしまいましたので今回電子書籍の利点を駆使して30年以上振りの再読です。矢張り面白い。改めて感じた事ですが先ず文章が格調高く美しいです。最近の若い読者の為の作品は文章が酷くて私にとっては読むに値しません。文章の綺麗さも文学にとって必要ではないでしょうか? 中学生当時読んだのは角川映画の影響で金田一シリーズが殆どでしたので今回の読書体験は初体験と云っても良いものでしょう。しかし何故か郷愁的な昂揚感がありそれが文学の持つ力ではないでしょうか? 個々の作品の評価と云うよりも芸銃的に素晴らしいと思います。幼児の頃、絵本やおとぎ話やディケンズに感じたような本当の意味での読書の喜びに溢れています。巻置く能わずと云うか読み終えるのが惜しいような。それにしても日下三蔵さんと云う人は良い仕事をしていますね。この人の編集作品には安定感があると思います。筑摩書房さんにも良書を沢山刊行していてお礼を云いたいです。
2018/07/10 20:14
画期的な作品集
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天才・筒井康隆氏を敬愛しているので広瀬正氏の名前は古くから『幻のSF作家』として認識して来た。その幻の作品をこんな風に便利に読める事に先ず幸せを感じる。それ程本格SFに対して造詣の深い訳ではないが、執筆された時代を考慮した時かなり面白いし実験的な作品もあって高度だと思う。他の作品集も是非読んでみたいと思う。
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