redonさんのレビュー一覧
投稿者:redon
2022/05/28 16:05
少しだけ難易度高め
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具体的な土地の起伏を見ながら、地形というものがいかに作られるかを学べる。眺めるだけでも楽しいし、旅行の楽しみも増える。ただし説明なしに専門用語を使っているところがあり、素人にとっては調べる手間がかかる。
2022/05/28 16:01
ビジネス書的パパ入門
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まったく子育ての知識がない父親、または父親になる予定の人に最適。わざとだろうが、ビジネス書テイストが強いのが特徴。
2021/11/09 01:02
ケイパビリティ、不平等
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センのケイパビリティ(潜在能力)の概念、あるいは不平等論に興味があるならまずはこの本。注や解説が充実しており理解が深まる。
従来のアプローチ(所得の再分配、ないし機会の平等を重視)ではなぜ不平等への対処として不十分なのかを説得的に示している。経験に裏打ちされた思想なのだろう。
2021/06/08 00:18
「美学としてのヤンキー」という視点
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論の運びが独特で、説明できているか微妙なところもある。しかしヤンキーについての新しい視点を得られる有益な本。
「不良文化」と「美学としてのヤンキー」を分けて考えるという着想がすでに啓発的である。個々の不良を見ていても分からない、ヤンキーの美学というものが広く浸透していることに気づかされる。
紙の本こちらあみ子
2021/06/08 00:02
爽快なまでのすれ違い
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「ピクニック」「チズさん」は忘れがたい人物造形を見せるも、何となく腑に落ちない部分があった。
他方で表題作は冒険的ながら明快。あみ子というはみ出しものと、周りの人々のすれ違いを描ききっていっそ爽快である。きっと驚くので、表題作だけでも読んでほしい。
紙の本映画とは何か 映画学講義
2021/03/20 21:34
映画をみるレッスン
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今まで映画を批評したり学問的に論じたりする方法についてロクに勉強してこなかった。
それはそれで楽しいが、本書を読むことで、シーンの間の関係や映画史における意義などに敏感になることができた。特に『サイコ』の分析は模範例として記憶に残っている。
2019/11/23 22:49
ビジュアルで分かる会計学
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会計学のもっとも分かりやすい入門書はおそらくこれ。さすがに、これだけで財務諸表を読みこなせるようにはならないだろうが、これはこれで。
2019/11/15 23:34
法律の物語
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たった一つのストーリーをもとに、主要な法律を一通り解説することに成功している。よくそんな器用なことができたものだ。読み進めやすく、ブックガイドなど付録も充実。
紙の本日本一やさしい税法と税金の教科書 知識ゼロからでもスラスラわかる
2019/10/21 18:14
税法も税金も
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税金で損しない・得する本はたくさんあるが、本書の独自性は、税金のしくみ全体を税法まで遡ってざっと解説してくれるところ。イラストや図表の分量は多すぎず少なすぎず。
2019/10/04 01:25
経済学入門一歩手前
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経済の入門書というと、ミクロで一冊マクロで一冊に分かれて専門的な話をする本か、金儲けの本かになりがち。本書はどちらともまったく異なり、身近な事例から説き起こして、かなり広く経済に関わる領域について説明し、最終的に経済学へと接続する構成となっている。経済学入門一歩手前の、かゆいところに手が届く良書。
紙の本日本政治の第一歩
2019/10/04 01:04
日本政治を考え直す出発点
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日本の政治というと、日々のニュースなどでなんとなく知っている気になりがち。しかしニュースだけが情報源では、アベがどうしたとか共産党がどうだとか、あやふやで浅い語り方しかできないだろう。
週刊誌的な政治語りを卒業するには本書が最適。日本政治の歴史やしくみ、課題を改めて理解させてくれる。
2019/10/04 00:41
ついに出たポリコレ概論
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ポリティカル・コレクトネスは非常に今日的なテーマ。そのわりにはどんな本を参照したらよいか分からず、『欲望会議』などでなんとなく理解した気になるしかなかった。しかし本書の登場で、誰でもポリティカル・コレクトネスの来歴や問題点を概観できるようになった。ありがたい。
紙の本解釈学
2018/12/17 12:10
貴重な入門書
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ようやく廉価でコンパクトな解釈学の入門書が出た。もちろん不満がないわけではない。専門家としての著者のスタンスが色濃く出ているし、逆に訳者が専門外でしかも高齢なのが気にかかる。とはいえ、「説明と理解」のような解釈学の概念は、日常の経験を言語化する上でも非常に役立つ。本書が広く一般に読まれてほしい。
紙の本性差の日本史 新書版
2022/02/10 01:22
図録もほしい
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ケチらずに図録で大きい写真を見ればよかった、という気もするし、これくらいの情報量がちょうどいい、という気もする。両方ほしい。
明治政府の役人が女官を一斉解雇して愉快がった話、苦笑するしかない。いまの弱者男性論なども、こんな風に未来の歴史書に史料として載るのだろうか。
2021/06/08 00:27
さらに語根を増やそう
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前作と大きく異なるところはない。この方法でさらに語彙を増やしたい、と思った人は買うとよいだろう。じっさい語根はあれだけでは物足りない。
どうでもいいが、政治がらみの単語や例文が多めなのは著者の趣味だろうか。