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馮富久さんのレビュー一覧

投稿者:馮富久

6 件中 1 件~ 6 件を表示

中世の情報を、観点を変えて見直す

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昨年読んだ『日本の歴史をよみなおす(全)』 をさらに深掘りしたいと思い、買った本。

ですが、買っていたことをすっかり忘れていて、1年後にようやく読了。

さて、今回は日本のいわゆる鎌倉時代~江戸時代に焦点を当て、当時の平民(日常的な人たち)について、資料をもとに考察されています。

以下、個人的に印象的だったところ。

- 自由という言葉の定義は東洋(中国)から入ってきた「専恣横暴な振舞をする」というマイナスの意味の語義が、徐々に「拘束を受けない」という西洋的なフリーダム、プラスの意味の言葉に変わった
- 上記に伴い、もともと貧困を意味する「無縁」という言葉も「自由」を表す意味になってきた

というように、まず言葉の変化を時代とともに考察し、このあたりはいつの時代でもあることなんだろうな、と。すると原理主義的なアプローチと革新主義的なアプローチのぶつかり合いは当時どうやって解決していたのかなどまでちょっと想像を膨らませたり。

あとは、前作でも強く書いていた、「日本の平民=農民」という固定観念に対して、日本は「海民」であり、近隣の島国と積極的に交流していた国民性を持っていたという考え方。

今回はそれについて、たとえば、これまで多くの検証で使われている資料は、あくまで一般人が将軍などのお上に提出する書類であり、その内容自体にある程度のバイアスがあったのでは、逆に、お上が一般人を罰するときに召し上げる財産目録のほうが正しいという考え方のもと、その目録から一般人の生活水準を考えていくという、これはなるほど、という考え方などが多々書かれていて、目からウロコでした。

また、日本の国民性に関する記述で、島々の交流があったという1つの仮説として、尾張(名古屋)を挟み、東西の違い、さらに東(鎌倉)と西(京都)との対立には、東は九州との交流が深かった、西は東北との交流が深かったという、地域性からの考察なども大変興味深かったです。

話が変わって、2020年の次期学習指導要領でさまざまな変更が加えられている今(2017年)、たとえば鎖国という表現もなくすとか。そのあたりについても、こういった考察からの裏付けを増やすことで、きちんと変更していくこは意味があるんじゃないかと思っています。

網野さんの本は気づきが多いのでまた別のものも読んでみたいです。

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紙の本遊びの歴史民族学

2017/02/08 16:10

物理的要因のある遊びを考えた

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たまたまFacebookのタイムラインで見かけて購入.

はじめてhonto(のリアル書店)で購入してみました.購入ステップはもう少々改善の余地ありかな.

それはさておき,遊び(遊戯)を題材に,世界各地での状況を,歴史民俗学の観点でまとめた内容です.

竹馬や綱引き,相撲などなど,けっこう知っている遊戯が,いろいろな国でも行われていたり,また,もともと神聖な儀式だったりと勉強になりました.

前に見た映画『コン・ティキ』でも思ったけど,人の動きと,行動の伝達っていうのは本当にあるわけで,そういうのをこういった形で読み解いて勉強するのが面白いです.

でも,これ自体も昔は物理的距離があったから,という変化もあるわけで,最近はインターネットによって物理距離ではない要素が,変化要因になって伝達していくこともあり,なかなかおもしろいと思いました.

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ゲームの世界観とはちょっと違う?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読み始めたのは2015年末からで読み終えたのは2016年も半月を過ぎてからだったのですがちょっと時間がかかってしまいました。

内容は,スマホ位置情報ゲーム「Ingress」のバックグラウンドストーリーとなる,SF小説。

自分もIngressにハマっていたこともあって(最近はやってないけどw), ゲームの世界とクロスさせながら読んでみました。 ただ,あまりSFを読まないこともあって,ゲームの世界観と詳説の世界観がちょっと合わなかったです。

それから,今回はhontoの電子書籍で読みました。 理由は電子書籍のキャンペーンとして,Ingressの限定グッズがもらえたから。 こういうO2Oかつ電子書籍,コンテンツのコラボレーションはいいですね!

自分の仕事的にも参考になりました。

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電子書籍日本の歴史をよみなおす(全)

2017/02/08 16:05

”日本”について一歩踏み込んで考えてみる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今,いろいろと日本のことを知りたくて, 成り立ちから見た日本のことが書かれているこの本を読みました。

日本という国名が変わるかもしれない(必然性がない), 元々は農民中心ではなかった, などなど,けっこうセンセーショナルな書き方がしてあり,新しい視点を知ることができました。

今回電子書籍で読みましたが,紙版が観光されたのは1995年。

合本なので書き始めはその前から,となると, 当時としては(今もだけど)けっこうインパクトのある内容だったんじゃないかなー

途中に書かれていた,日本は地域によっては起業家体質を持っている, というのは今どきのヒトにとっては嬉しい見方なのかも。

いずれにしても,

百姓=農民

という思い込みが実は違うかもしれない,という視点が持てたことが良かった。

日本の歴史については,やはり海上交通(川も含む)をもうちょっと調べて, 産業や人口移動について調べてみたいところ。

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自分を取り巻く環境とコミュニティ

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ヒト・モノ・時間との接し方について、コミュニティという概念を軸に解説されている本。
自分自身がコミュニティの中でどういうところにいるのか、そもそも、コミュニティという言葉が持っている意味について整理できました。
とはいえ、かなり広く深い内容なので一回では理解しきれない部分も 苦笑

個人的には前半でのコミュニティの分類と定義、そして、後半の自然科学とコミュニティの関係に関する説明が興味深かったです。

これから少子高齢化が進む日本で、第二次ベビーブーム世代の自分の生き方・考え方の参考になりました。

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電子書籍多縁社会

2015/10/13 07:09

この先の縁・家族・コミュニティについて

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執筆陣たちが「無縁社会」のカウンタとして「多縁社会」をテーマにまとめた書籍。実例が多いこと、そして、誤解を恐れずに言えば3.11の危機感とは異なる自分ごととして考えられるテーマでもあり、興味深く読め、気付きがたくさんみつかりました。
縁と一口に言っても、家族・近所・会社・学校などがある中で、2015年の今がどういうことか、さらに、日本でも都心や郊外に触れてあるのはかなり勉強になりました。
また、あとがきに書いてあった「美味しいものがあるところに調査に行く、美味しいものはホスピタリティーであり、ホスピタリティーがあるところには文化がある」という引用文、かなり腑に落ちました。

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