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  3. つよしさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年4月)

つよしさんのレビュー一覧

投稿者:つよし

79 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

日本会議の研究

紙の本日本会議の研究

2016/06/13 17:32

日本会議に乗っ取られた国

10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

安倍政権の閣僚の8割が関係していると言われる国内最大の右派組織、日本会議を動かしているものはなにか。まるでミステリー小説のように解き明かしたのが本書だ。キーワードは生長の家原理主義。新興宗教の信奉者たちがこの国の政治や教育や市民生活にじわじわと触手を伸ばしていく様子は不気味で背筋が凍るようだ。ただ、まだ全貌が明らかになったわけではない。続編を読みたい。

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紙の本

1★9★3★7

紙の本1★9★3★7

2016/01/19 13:19

辺見庸の集大成

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

辺見庸の思考、表現の全てがこの本に注ぎ込まれているといっても過言ではない。著者がたびたび言及しているように、自分の持ち時間が残り少ないことを意識して、妥協なきまでに、日本の過去、現在と自分の内奥を見つめている。1937年の時間が2015年の現在に流れ込み、2015年の時間が1937年に逆流しているかのように錯覚する。時計の針が巻き戻っている。歴史は何度でも繰り返される。そう気付かないうちに。

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紙の本

タックス・ヘイブン 逃げていく税金

マネーの暴走

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

極めて面白い。学者の空論ではなく、国際金融行政の一線に立ってきた筆者だから語れる具体論と明晰な視点だ。パナマ文書で注目されるタックスヘイブンがどこにあり、どう運営されているかはもちろん、本書の射程は、各国やOECDなどの国際機関がどう規制に苦慮してきたか、さらには金融危機の歴史やヘッジファンドが果たしてきた負の役割などにも及ぶ。マネーがいかに暴走してきたかが分かる一冊だ。

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紙の本

時間

紙の本時間

2015/12/03 10:00

戦争文学の傑作

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最初の一行から最後の一行まで緊張感が途切れることなく、戦時下南京の世界に引き込まれる。戦時という特殊な時間に、人間がどう変容するのか。自他に向ける眼差しは峻厳で透徹している。主人公は中国海軍部に務め、内陸部に逃げた兄の代わりに家を守っている。その実態は秘密情報機関のインテリジェンスオフィサーだ。スパイとして使っている友人が日本軍とのダブルスパイだと分かり、湖上のボートで対面する場面や、生き別れた従妹が日本軍にレイプされ、梅毒とアヘン中毒を患った後に主人公と再会する場面は南京虐殺という題材を抜きにしても胸にせまってくる。戦後70年に「復刊」された意義は大きい。

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紙の本

午後の曳航 改版

紙の本午後の曳航 改版

2017/02/04 01:00

青春小説の極北

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いやあ、面白かった。三島由紀夫がこれほど面白いとは。三島らしいナルシシズム、肉体美の観念はあるけれど、これは青春小説である。村上春樹の「海辺のカフカ」と似た読み味で、比喩の巧みさも村上春樹を思わせる。もちろん三島のほうが早いんだけど。本書に表現されているのは思春期の鮮烈な、透き通った感性と、その残酷さ、屈折、グロテスクなまでの死への傾倒である。三島はこの時からすでに、その身の内に死をはらんでいたのだ。

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紙の本

アメリカ・ジャーナリズム

米国における調査報道の盛衰

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

メディアを取り巻く激変は、米国では20年前に既に起きていた。ネット、ケーブルテレビなどの隆盛で「後退戦」を余儀なくされる米国ジャーナリズムの真髄、調査報道の実態が、生々しく描かれている。無駄のない達意の文章で、非常に読みやすい。現在でも十分に通じる内容で、著者の慧眼、取材力に感服する。

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紙の本

有田川

紙の本有田川

2017/01/21 12:30

ミカンがつなぐ物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『紀ノ川』に勝るとも劣らぬ傑作である。有吉佐和子の筆はどうしてこうも詩情豊かで、読む者の魂をゆさぶるのだろう。主人公の千代は幼少時、有田川の氾濫で流され、タンスの引き出しに載って川下の名家に流れ着いた。実子のように育てられた千代だが、長じてからその事実を知り、ショックを受ける。そして再びの氾濫で川に流される千代。川の流れにように荒々しい流転の人生を生きる千代とその家族たちの物語が、有田ミカンの歴史を通じて語られる。読んでいるうちに、無性にミカンが食べたくなる。

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紙の本

こころ 改版

紙の本こころ 改版

2016/12/27 00:30

近代文学の原点

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中高生の時分に読んで以来、20年以上ぶりに再読して発見したのは、村上春樹につながる近現代文学の源流がここにあったということだ。友情、愛、裏切り、死、孤独。夏目漱石は実に迂遠に、周到に、読者を焦らすように、核心へと筆を進めて行く。そしてあっけないほどの幕切れが深い余韻を残す。何度も読みたい、読むべき傑作である。この物事の続きが読みたい。

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紙の本

華岡青洲の妻 改版

紙の本華岡青洲の妻 改版

2016/12/12 12:59

比類なきストーリーテリング

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昼夜もなく夢中で読んだ。それほど面白く、感動的な物語である。要は稀代の名医、華岡青洲の立志伝なのだが、青洲の母於継と、妻加恵との反目、俗にいう嫁姑の争いが主軸となっている。互いに相手を疎ましく思っても、それをおくびにも出さない二人の心の動き、毒を含んだ会話、視線。息が詰まるような神経戦が実に生き生きとユーモラスに描かれている。有吉佐和子の語りの妙、ストーリーテリングの卓抜さに唸らざるを得ない。

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紙の本

箱崎ジャンクション

紙の本箱崎ジャンクション

2016/12/07 14:47

タクシー小説の傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

都心を走るタクシードライバーの視線、心の動きを緻密に描写し、まるで光タクシーに同乗しているかのような臨場感だ。男と男の縺れ合うような距離感、気だるい掛け合いがたまらない。面白く、やがて哀しい物語。

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紙の本

凍

紙の本

2016/12/01 23:46

壮絶な山岳小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いやあ素晴らしい。心が震えるというのはこのことだ。山野井夫妻のクライミングの壮絶さに、ヒマラヤの高峰ギャチュンカンの自然の峻厳さに、ただただ圧倒される。簡潔で平易で臨場感のある沢木耕太郎の文章も相まって、読んでいるこちらも垂壁にとりつき、吹雪に身をすくめ、凍傷に苦しんでいるかのような錯覚に陥った。

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紙の本

紀ノ川 改版

紙の本紀ノ川 改版

2016/11/12 20:46

豊穣な物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

見事というほかない。無駄がなく、豊穣なイメージに満ちた文体。紀ノ川の流れのように、優雅に、力強く物語が紡がれていく。豊乃、花、文緒、華子。明治から大正、昭和へとそれぞれの時代を生きる女系家族の絆が、おかしみと切なさを伴って描かれている。時が経っても色あせない名作である。

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紙の本

複合汚染 改版

紙の本複合汚染 改版

2016/10/29 20:41

現代に通じる啓発の書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

有吉佐和子の先見の明に驚嘆せざるを得ない。農薬、化学肥料、合成洗剤、排ガス……。私たちの生活を取り囲む化学合成品がいかに人体や環境を蝕むか、にもかかわらず国や企業はそれらの有害性に目をつむり、あるいはごまかしながら産業の名のもとに大量生産してきたか。そして戦争との密接なつながり。有吉佐和子の筆は、それらをかみ砕き、平易な言葉で解き明かすことに成功している。現在の放射能汚染もまた同じ構造だと感じた。

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紙の本

自衛隊のリアル

紙の本自衛隊のリアル

2016/09/20 23:59

腑に落ちる自衛隊論

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

傑作である。特定のイデオロギーに偏ることなく、徹頭徹尾、現場の自衛隊の実像、その変容をリアルに描いている。特に、自衛隊員の死をどう受け止めるか、というテーマが切実である。与野党の国会論議がいかに空疎か、しみじみ思い知らされた。自衛隊の存在を私たちの問題として考えるのに必読の書だ。

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紙の本

スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実

21世紀の「1984年」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ジョージ・オーウェルが『1984年』で警鐘を鳴らした国民が24時間375日監視される社会。それが米英の情報機関によって、ひそかに現実のものとなっていた。NSAの分析官、スノーデンによる内部告発と、それを受けて報道に踏み切る英紙ガーディアン。政府との攻防など、ジャーナリズムの現場が垣間見れて面白い。それにしても日本は監視、盗聴の対象になっていなかったのだろうか?

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