えんぜるさんのレビュー一覧
投稿者:えんぜる
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
紙の本現象学
2015/10/29 01:41
現象学入門の必読書
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
現象学における他の入門本よりは比較的に難しい表現の多い内容ではあるものの、非常に精細な検証によってフッサール現象学からハイデッガー、サルトル、メルロ=ポンティの現象学を概説している。
全体の半分をメルロ=ポンティの現象学について取り上げており、著者が重要視している思想であることが如実に感じられる。その検証では身体論への展開を論理立てて説明していて分かりやすい。思想だけでなく社会背景や生い立ちなども含めながら説明していて理解しやすい内容である
2015/10/29 01:50
哲学入門のための必携書
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
思想の流れを順を追って解説する非常に分かりやすい入門書。哲学にあまり精通しているわけではなく、これまでにも数冊程度しか哲学書に手を付けてこなかったが、興味のある哲学者の書籍をつまみ食いしてきた私にとって、その前後関係を把握するのに非常に有効であった。哲学者の思想がどのような経緯で生れたかがとてもよく分かる本。本の薄さの割に内容がぎっしりしていて、とても満足できた。しかしながら、そのような全体としての思想が既に理解されている方にとっては退屈かもしれない。これから思想・哲学を勉強する方に入門書としておすすめいたします。
紙の本都市社会地理学 改訂新版
2015/10/29 01:46
都市社会地理学入門書
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
都市社会地理学、とりわけソジャの提唱した社会-空間弁証法を軸に都市社会地理学における主要テーマについて議論している。経済的視点からのアプローチが目立つため、ケインズ主義をはじめ近代以降の経済思想については詳しく読んだ後の方が理解が深まる。しかしながら、全体を通して都市社会地理学の分野を広く浅く概観しているため目立って大きな発見はなく、値段の割に少し読み応えに欠ける。関連分野ごとの参考文献を豊富に提示しているため、まさに教科書として活用する書籍である。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |