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プラきちさんのレビュー一覧

投稿者:プラきち

49 件中 1 件~ 15 件を表示

生頼範義 緑色の宇宙

2015/11/13 14:13

謎に包まれた画家の膨大な画業の一部が明らかに

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今年10月、79歳で亡くなった日本を代表するイラストレーターの作品集。70年代から「日本沈没」のポスターや「ムー」などの雑誌、「信長の野望」に代表されるパッケージ画で一時代を築く。「STAR WARS」のポスターで世界的に知られながら地方都市に在住し、同業者との付き合いもほとんど行わず、インタビューもほとんど残っていない。30年以上前の「徳間書店」の画集に驚くべきプレミアムが付いていたので、ファンには待望の本!

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輸送潜水艦伊号第361型列伝 命を繫いだ12隻の航跡

2021/03/10 00:02

地味な潜水艦の中でも地味な型式の全貌がわかる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本海軍の潜水艦で一番知られているのはイ号400型だろうが、この本に取り上げられているのはその対極にあろうかという艦である。大戦中に物資輸送を主任務として建造され、大きさは他のイ号と比べると際立って小さい。終戦間近には特攻艇「回天」の母船として沖縄や南方戦線に投入された。私は363号について個人的に調べてきた。見識の優れた艦長の元、沖縄方面に出撃した際はあえて回天を使わず、通常の魚雷で交戦した。生還した隊員のうちの1人は戦後京大の教授に就任、照葉樹林学の大家となった。艦は終戦後まで生き残ったが連合国の命令で回航中に機雷に触れて沈没し、艦長以下多くが亡くなった。しかし犠牲者数は諸説あり不明のままだったが、この本ではそのあたりの事情が詳しく載っている。この点を見ても本書の価値がわかるだろう。

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隼戦闘機隊 陸軍戦闘隊の花形 飛行第50戦隊

2019/04/26 05:53

期待を裏切らない写真集

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

菊池俊吉氏は大戦前後に活躍したカメラマンで、陸海軍機や戦車の写真集が複数、大日本絵画から出版されている。余談だが飛行機専門の版元であるK社が、菊池氏の(戦闘機飛燕の)写真集を出した時、そのデタラメな写真説明が話題になったことがあった。それらの誤りをただし、正確なキャプション付きの本を出したのが大日本絵画であり、その新刊とあれば間違いない。現在のデジタルの画像の画素数を超えるモノクロフィルムに写し出された旧軍機の美しさを堪能できる。次回はぜひ菊池さんが戦時中に撮影した軍用機のカラー写真集を期待する。昔K誌に載った「屠龍」などの写真は比較的鮮明だったことを記憶している。

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特攻からの生還 知られざる特攻隊員の記録

2017/06/10 18:42

壮絶な生還

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

特攻隊の生き残りとは、出撃途中に機材故障などで不時着、または引き返して命拾いをした人のことを言う。その機会が無かった兵士も含むと、かなり多くの人が当てはまる。しかしこの本の著者は敵艦を目前に撃墜され、救助された稀有の経験を持つ。同様の体験をしたのは、後にダンボールで有名なレンゴーの社長になり日本経済新聞「私の履歴書」にその体験談を書いたH氏くらいしか知らない。乗機が同じ銀河というのも興味深い。
特攻兵の心理を知るのにこれ以上の本はない。

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プラモはじめます! 誰でも驚くほど簡単に上達

2021/08/20 10:59

プラモ作りの裾野を広げる好著

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

動画サイトでお馴染みの著者による入門本。ただしマーブル塗装のやり方などベテランモデラーも目から鱗のテクニックが満載。文字も大きく写真も豊富で文章も分かりやすく、幅広い世代に受け入れられる内容だ。聞けば筆者は、プラモデルを使ったボランティアも企画中だとか。続編を期待する。

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神雷部隊始末記 増補版

2021/03/06 21:36

最も良質な特攻隊の記録書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

太平洋戦争末期、爆撃機「一式陸攻」に抱かれた特攻機「桜花」が沖縄周辺の連合国艦隊に向けて特攻攻撃を実施した。その経過を資料探索と証言で綴っている。10年ほど前に出た本に新事実と写真を加えた。私事だがこの本に出てくる門田上飛は、一式の訓練中私の実家に下宿していて、3年前に死去した亡父が繰り返しその思い出を語っていた。4月1日以来3回の特攻攻撃から生還し、戦後私も2回お目にかかった。ともに下宿していた吉田上飛は5月に戦死されたが、父はこの方により思い入れがあったようだ。「自分も予科連に行く」という父に、微笑んで何も言わなかったという。私は昨年鹿屋の資料館に行ってお姿を拝見したが、父にも見せたかったと心底思った。その吉田さんの最期は前作では簡単な記述しかなかったが、この増補版では若干詳しい記述がなされていた。私の父は戦時中門田さんから「吉田上飛曹は○○○」と伏字の葉書を受け取り戦死を知って、家族全員で泣いたと話していた。門田さんは戦後空の世界とは縁を切り、商社マンとして生きられた。600ページにも及ぶ大作だが、その裏にはさらに多くのエピソードがあることを知っていただきたいと思い、あえて書かせていただいた。

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志ん生一代

2019/04/25 00:40

ラストの場面の静謐さ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

40年前、朝日文庫に収録されたこの作品を暗記するほど読んだ。志ん生という不世出の落語家の生涯を、当時健在だった先代正蔵(彦六)などの関係者の取材や資料の掘り起こしで活き活きと描く。作者も含めてほとんどが鬼籍に入っている今も、この作品は登場人物がまるで今そこにいるかのような感覚を与えるのだ。ラストの最期の日の描写の静けさが心に沁みる。

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『永遠の0』を検証する ただ感涙するだけでいいのか

2017/06/11 06:05

永遠の0を読み通せなかった理由がわかりました

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幼少時から戦記物が好きで数百冊は読破してきた。それらのツギハギでできたような「永遠の0」は読み進めていくうちに気分が悪くなり、途中で投げ捨てた。そのためかこの本は納得しながら読むことができた。途中で特攻を志願する主人公の心理は、作者の百田氏自身も理解できないという点には特に同意する。なぜなら市販の戦記物の著者にそのような人物は存在せず、この点だけが作者のオリジナルだからだ。その解釈を読者に委ねる形で謎を作り、戦争や戦記物を に馴染みのない人たちに、感動のようなものを与えていたのだ。

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真珠湾奇襲1941.12.8

2017/06/11 05:41

再現模型が新鮮

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

真珠湾攻撃関連の本は多数あるが、それらとは一線を画す本。圧巻は市販のプラモデルやレジンキットで再現した日米の軍艦。現在では白黒で不鮮明な実艦の写真より、CGで紹介することが一般的だが、市販の模型で再現したのがかえって新鮮な印象を与える。

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一式陸攻戦史 海軍陸上攻撃機の誕生から終焉まで

2017/04/10 07:12

最後の優れた戦記

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日中戦争、太平洋戦争の主力爆撃機であった、一式陸攻の歴史をまとめた好著。数少なくなった生存搭乗員にインタビューを重ねた結果、興味深いエピソードも多く掲載されている。戦後70年以上過ぎ、同様の本を今後出版するのは不可能だろう。

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紫電写真集 水上機王国川西航空機の挑戦

2017/03/09 06:07

貴重な写真の数々

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旧日本軍機の中でも残された写真が限られていた「紫電」の詳細が公表された。試作機のため量産型と若干の違いはあるものの、複雑な構造の脚部など、模型ファン必見!

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娘に語るお父さんの戦記 小さな天国の話

2022/12/23 05:35

稀有な従軍体験

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

戦後活躍した人気漫画家による戦争体験談。爆撃で片腕を失う過酷な体験の一方で、現地人との交流など珍しいエピソードを優しく述べている。
その裏からは戦争の不条理さが強く浮かび上がってくるのだ。

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パチンコ

2022/11/04 23:10

パチンコにはまだまだ驚愕の歴史あり!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

戦前の新聞を読んでいる時に、しばしばパチンコの記事に出会うことがあったため、その歴史を知りたいと思っていました。この本を読むことでその背景がかなり理解できました。ある地方紙の記事には小学校の先生と生徒が隣同士で玉を弾いていたり、店の前に停めた自転車が道を塞いだなどとあり、日中戦争下でありながらのんびりした空気が不思議でしたが、その謎も解けました。

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最強の系譜 プロレス史百花繚乱

2019/11/12 06:23

プロレスファンを過去へ誘う本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

50代半ばの自分でも現役時代のテーズやゴッチの姿は、断片的な記憶でしかない。特別な試合でレフェリーとしてリングに上がっていたことは覚えている。この本は、半世紀の前の子供時代の憧れを、久しぶりに思い出させてくれた。

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R工廠超巧造艦ワークス 笹原大1/700艦船模型集

2019/04/26 06:47

繊細な艦船模型に脱帽です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

米に字を書くとは手先が器用なことの代名詞だが、笹原氏のテクニックはその上を行くと言っても過言ではない。1/700の模型では戦艦大和でも完成品で30センチほどしかない。その中に手すりや偽装用の草木を再現するなど、凡人プラモデラーが真似することは不可能なので、本書で目の保養だけさせていただいた。

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