kayokoさんのレビュー一覧
投稿者:kayoko
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2015/11/21 14:37
相手を思いやってるからこそのスレ違い
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
不器用なお父さんと、そんなお父さんに長年連れ添ってきたお母さん。そんな二人は成人してそれぞれ大人となった子供たちから見て“うまくいっている”と思われていたのだが、お母さんが可愛がっていた飼い猫が姿を眩ませたことをきっかけに、少しずつ二人の気持ちがすれ違っていく。
お母さんに気持ちを素直に伝えられないお父さん
お父さんの隣で言葉を飲み込んで頑張ってきたお母さん
そしてそんな両親の関係修復に悩みつつ、その過程で自信のことを見直すことになった娘・・・
それぞれを考えて思いやってこそ起こった物語を、1冊にまとめながらも丁寧に描いてあります。話の展開は早いですが、それを読みつつ自分の家族を思い浮かべて比べてしまうような作品です。
2018/04/04 02:57
物語の始まり
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
どうして主人公が愛に固執するのか?なぜ二人が一緒に暮らし始めたのか?今まで伏線として度々描かれてきた二人が出会うまでの過程がついに明かされます。
自ら望んだわけではないのに…その始まりが故に墜ちていく一人の少女。身体は母親となったのに、心がついていけず「どうして自分だけ」と絶望に染まり現実逃避に幸せを求める姿が見ていて苦しかったです。
また主人公も、何故感情が枯渇していて愛に異常なまでに固執するようになったのか。どうして彼女たちは普通に愛されなかったのだろう?その背景に同情してしまいました。
家族という存在が子供たちの人格にこれ程大きく影響してしまうのか、とアダルトチルドレンや機能不全家族という言葉を頻繁に目にする現代において感じるリアリティさに寒気を覚えました。
これから二人がどんな道を歩んでいくのか?まだまだ目が離せません。
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