さきんさんのレビュー一覧
投稿者:さきん
2016/01/28 18:21
だいすき
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
一穂先生のデビュー作。
繊細なガラス細工みたいな表現力はさすがです。先生の書く人たちって、一途で不安がりでとても不器用に恋してるんですよね。言い換えれば、とても重い。けれど、そんな自分の気持ちが相手に受け止めてもらえていることを知っていて、もちろん自分も相手の重い気持ちを受け止めている。お互い決してぶれずに真正面から向き合ってる。読んでいるとなんだか二人が愛しくて切なくて、泣きたいような気持ちになります。
海辺のエトランゼ (on BLUE comics)
2016/01/18 13:16
美しいなぁ
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本屋で美しい絵に惹かれ購入。
読む前にまずとんでもなくツルッツルで分厚いカバー表紙の手触りに驚愕。撫で回してしまった。それに関係あるかわからないけど、発色が尋常でなく綺麗。
そして本編。ほわっとした絵柄に似合うきらきらした話です。ほっぺにチューに萌えた。でも最初は孤独なツンデレくんで登場したのに、次でてきたときは天真爛漫な微アホに変身したことに、頭がついていかず暫し呆然。
もっとゆっくり徐々に焦れったく近づいていくと思っていたので、そこは個人的に少し残念かな。
2016/02/18 21:56
大ヒット!
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
かわいさんは個人的に合う合わないがでかい方なので、購入を考えたのですが、オオアタリー!!面白かった!何気ない日常や会話を丁寧に積み重ねて関係を進める描写は、やっぱりかわいさんならでは。
攻のロクデナシ具合がちょうどいい塩梅です。軽く要領よく生きてる彼が少しずつ格好よくなっていく様子がもう!
本当に素敵な楽しそうなデートをしてて、もっと二人のデートをひたすら読みたいと思いました。
2016/01/17 18:10
初読み
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
はじめまして、な作家さん。
前半部のオタク全開の愉快な仲間達と思考回路に吹き出しつつ、まだまだ無知なシンの可愛さにノックダウン。やばい、なにこの可愛い生き物。
…と思っていたら、蜜月は過ぎ去りあれよあれよとあの展開で、さらにあれよあれよとシンはボールになり、さらにあれよあれよと…。怒涛の展開についていけないかと思えば、しっかりと描かれる心情にすんなり感情移入したまま読み終わりました。少ーしご都合主義じゃね?と思わないでもないですが(笑)
最初の拾われたシンと、ボールに入れられたシン。同じ存在でありながら違う存在でもある二人の「シン」に主人公は二度恋をして、シンにとって二つの恋はどちらも初恋だったのか、と読み終わってしみじみ噛みしめました。
2016/01/15 13:09
タイトル&表紙買い
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
なんて綺麗なタイトルと表紙なんだ、と購入。
読み終わって手繰ったのはどちらだろうと、余韻に浸りつつ考えてしまった。瞳に星を湛えた鴇沢を昴が引き寄せたのか、星の名をもつ昴を鴇沢が引き寄せたのか…。
再開すべくしてしたんですね、きっと。
何かドラマチックな展開があるわけではないので、人によっては退屈に感じるお話かも。でも淡々と静かに日常を描きながら、決して透明感を失わない文章が素敵でした。
エッチシーンはあんまりエロくはないけど、それを楽しむ話じゃないので問題なし。
2016/02/18 22:21
再読
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
学生時代に読んでの再読。スプーンでツルンと情景をすくいとるような描写は、さすがの恩田さん節炸裂。もっともっととページを捲る手が止まりませんでした。美しく聡明で謎めいた少女を書かせたら、恩田さんの右にでるものはいないんじゃあないでしょうか。
わかばのテーブル
2016/10/25 08:12
ふゅーじょんなのに、
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
BLカテゴリなのに、BL要素一切なし。彼女に振られてヤケ気味、生活能力低め青年と一途で優しい幼稚園児のごはんが繋ぐ交流物語。ふんわりキラキラした表紙の世界観そのまま、優しい人たちしかでてこない穏やかな話なので読んでて癒されます。
おにぎりを箸で摘まんでかぶり付く主人公の元カノゆきちゃんが魅力的すぎる。
くどいようですが、BL要素一切なし。元カノとまだ良思いなのが駄々漏れで、おそらくヨリ戻します。というか、戻してほしい。
なぜふゅーじょんからの出版なのか…。いや、それはいいんだけれど、BLカテゴリはどうなんだろ、 BLと勘違いして読まない人がいるだろうことはもったいないなぁ。
雪の下のクオリア
2016/06/09 23:20
新作
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紀伊さんの新刊。わーい!
絵ももちろんなんだけれど、言葉の選び方…というか主人公二人の会話がとても印象的な一冊です。ああ、好きだ…。
2016/04/03 21:47
センスが良い
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言葉の選び方のセンスが良いなあ。口にだしても語感がいいというか
と、読み終わって気づきました。読んでるときは吹き出すのを堪えるのに必死で。書店員さんの日常を独特のテンションや言葉使いで書いています。びっくりするくらいにシュールなんですが、でもそれがとても上手くはまっていて可笑しい。
MIRROR 宝井理人イラスト集
2016/01/21 08:22
届いたー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
近所の本屋にはなく、アニメイトまでは遠いしなーとhontさんで注文。昨日届きました。言わずと知れた宝井さんのイラスト集。
きらきらした箔押しが施された表紙にまずうっとり。タイトル通り鏡の欠片が舞っているみたいです。
そしてドキドキしながらページをめくり、隅から隅まで舐めるように見ました。テンカウントイラスト半分くらい、あとは花のみぞ知るのイラストや小説の表紙などが収録されていました。この柔らかく優しく、繊細な雰囲気は宝井さんならでは、です。 はー、美しい。
春風のエトランゼ 1 (on BLUE comics)
2016/01/18 17:47
こちらのほうが好きかな
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海辺から引き続き読了。
沖縄から駿の故郷、北海道に舞台が変わりました。
底抜けに明るく陽気な沖縄より、ほんのり明るく凛と静かな北海道のほうが二人には似合う気がします。まぁ、どちらもにぎやかではありますが。
両親との和解はあっさりしすぎ?と思ったけど、考えたら桜子ちゃんとの破談→帰郷まで6年あるわけで。決して短くはないその時間で、両親が理解できないなりに反芻して受け止めることが出来ても不思議はないのかな、と。時間てしかほぐれない気持ちってあるし。自分の息子のせいで、ある意味キズモノになってしまった桜子ちゃんが駿を決して憎んでいない、ってのもデカイんだろうな。
2016/07/16 00:51
うわああ!!
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き、喜多尚江さんがBLジャンルにいる、しかもピアノの恋人の続編?!…発見した瞬間、軽くパニクってしまった…。BLBLしてたらどうしよう、くんずほぐれつエロってたらどうしよう、BL大好きだけどエロも大好きだけど……喜多さんにはそれを求めないよ…と恐々ページめくりました。
そんな嫌な予感は大外れで良かった、本当に良かった…。多少BL方向に寄せてはありますが、これくらいなら。それより、まるで童話を読むような軽やかで優しい世界観で、やっぱり喜多さん…好きだ…。特別絵が上手いわけでもなく、めちゃくちゃ話が面白いわけでもないのに、なにか惹き付けるものがある作家さんです。
ケンガのキャラクターが結構変わってる…、とも思いましたが、色々のりこえて素をだすようになったのかな。考えたら14歳だもんね。
こちらからでも読めることは読めますが、花ゆめコミックからでてるピアノの恋人を読んでいる前提で描かれているので、そちらから読むのがベストです。二人の関係性や距離感がわからなければ、たぶん意味不明にイチャイチャしてる話になるかと。
そして、それより…ネコニーハイ…
2016/07/10 01:26
笑った
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重度の人肌フェチ攻×汚部屋製造人受
いっやー、笑った笑った。世間知らず故にいろいろ危なっかしい女王様受が、とんでもなく可愛らしくて読んでて楽しかったです。
2016/04/25 17:50
共感
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がっつり恋愛だけしてる甘い話ではなく、恋だの夢だの現実だの、色んなものに振り回されてしまう青年たちの青臭いくらいの青春ものに読めた。多かれ少なかれ誰もが通る道なんだろうな、こういうの。
2016/04/18 20:58
なんか凄いもん読んだ
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読み終わって何か凄いもん読んだ、と暫く放心状態に。ハッピーエンドめでたしめでたしのそのあとまで描ききったのは凄い。
