imikutoさんのレビュー一覧
投稿者:imikuto
「超」整理法 情報検索と発想の新システム
2017/05/12 10:56
かつての超人気のビジネス系ハウツー本
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「ハウツー物」なんていうと失礼かもしれない。
初版第1刷で読んだが、それまで新書本に裏切られていただけに、読後興奮気味だった。
いまでも記憶に残っているのが、イベントごとに封筒に関係書類を入れ、時間を軸にして並べる整理法。その他、情報満載だった。
自分が購入した本が、その後になって売れ出したということも気に入っている理由。気持ちいいものだね。
本書が売れ出してから、タイトルに「超」がつくのが増えてきた。
著者も調子に乗って、出版社に乗せられ、たくさん出したようだが、これには追い付けなかった。ビジネスとはいえ、出版社もほどほどにしないとね。
とはいえ社会人にも、専業主婦にも、学生さんにもおススメの1冊であることには違いない。
靴のお手入れ新常識 革靴は水で洗う!スニーカーが何倍も長もち!
2018/11/27 10:00
すばらしい実用書
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靴を洗う、この発想に驚き!
タイトルだけで売る、安っぽいノウハウ本ではなく、手順を写真でていねいに説明してくれる、靴手入れの実用指南書だ。
しかも、どんな靴の種類にも対応している。
革靴を濡れ雑巾で試してみたが、全く問題なしだった。
本書を手元に置き、読みながら靴を手入れしていく。少しずつではあるが、つやが出てくる。
これがたまらない喜びだ。まさに至福のひとときだ。
2023/02/28 14:46
おもしろい純文学
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宮本氏は歳を重ねるにつれエンターテインメント作家になっていったが、これは最初に本書のようなおもしろい純文学を書き、芥川賞を獲ったからだろうか。おもしろいけどエンターテインメント文学とはいえない。
それまでの筆者の読書経験からすれば、スケールが小さい、些細な描写にこだわりすぎ、作者は多くの大衆に読まれないことを好む、そしておもしろくない、これらが純文学の特徴だった。
それが本2作で激変した。そんな作品だった。40年ぐらい前だろうか。
まず、泥の河。
少年を描かせれば、この作家がピカイチではないかと思う。
登場人物からすれば、ジュブナイルとまではいかないまでも、教科書に載ってもよさそうなものだが、背景が大人向けなので、そうもいかない。
時代は1950年代中盤、もはや戦後とはいえない経済成長期のはず。でも、描かれる場面は貧しさが満載だ。実体はこれが正しいはず。筆者の少年期である、1960年代であっても、高度成長期に似合わない貧しい光景をさんざん見てきた。
著者が本作を書いたのが1977年だから、おそらく同年代の人たちに郷愁を覚えさせようと書いたのではないだろうか。
そして2020年代に突入した今となれば当然に、50~70歳の世代ならノスタルジーを感じるはず。
本の内容だけでなく、とんでもなく変化のある時代を生きてきたんだなと大昔の自身の少年時代を思い出して感慨にふけるのではと思う。
あらすじには触れなかったが、こんなレビューや解説を読むより、あらゆる年代の人たちには読んで感慨に浸ってほしい。
泥の河よりも少し年長の少年が登場する蛍川もよくできているし、映像的でテーマもわかりやすく、人気という点では、本作に軍配が上がるかも。
でも個人的には、泥の河が断然よかった。
どちらの作品も、地味だが、とにかくおもしろい、というのが2作に共通した感想である。
Yの悲劇 改版
2022/05/30 10:57
紛れもない代表作
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紛れもないクイーンの代表作であり、人気作でもあると、いまも思っていますが、レーン四部作の他3作が本作より劣るわけではありません。
万人受けするのがどれか、というと本作なのでしょう。
万人受けするといっても、犯人像や舞台としては異質のような気もします。
クイーン入門ならまず本書でしょう。つぎに他3作。そして国名シリーズかな。
マニアックなファンからすれば、国名シリーズがいちばんかもしれませんが・・・
国内では(おそらく国外でも)、クリスティーにリードされがちなクイーンですが、本書をきっかけとして、多くの読者に読み継がれることを期待します。
国内の横溝正史ですら、再ブームは訪れそうにないから、クイーンがブームになることはもうないでしょうね。
せめてクリスティー文庫に倣って、クイーンの文庫全集を地味に作ってもらえればなぁ。
七つの会議
2021/10/29 14:55
連作短編の完成形
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いや、これはもはや短編集とは言えない。長編以上に長編要素があるといってもよいが、映像とはちがう短編らしさはもちろんある。
映像も観たが、やはり原作小説は池上氏らしさがストレートに伝わってくるのがいい。当然なのだが。
社会派ミステリーにはちがいないが、これほど面白要素が詰め込んであれば、万人が楽しめるベストエンタメ小説と言えるのではないか。
会社勤めのある人なら、共感できる箇所もおおいにあり、ただただ楽しい小説というわけでもない。
とにかく、けなす箇所は一切ない。
最近は池上ブームもやや下火かとも思うが、すぐに新作が出てきて騒がれるだろう。
これからも、東野氏とともにミステリー界を牽引してほしい。
五弁の椿 改版
2021/10/28 10:45
立派なコピー作品
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パクリといえば聞こえが悪いので、やはりオマージュ作品というべきだろうか。
ウールリッチの「黒衣の花嫁」を真似て書いたという話は有名。
「黒衣」も読んだが、本作のほうがはるかに出来がいい、と個人的には思う。
この時代では、大作家でも、気に入れば、コピーしてしまう人は多い。島崎藤村、江戸川乱歩・・・
海外作品を日本文化に溶け込ませて完全に自分のものにして、そして読者を楽しませてくれれば、それで勝ちということか。
本作は、とにかくサスペンスフル。そしてミステリーでもある。
さらに人情物でもある。それはどうかなw
PGA最優秀ティーチングプロが考案した「クォーター理論」ゴルフ たった1球でゴルフが変わる日本一のレッスン!!
2021/07/03 10:33
ワンダフル
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この1年で5,6人、10冊以上のレッスン書を読んできたが、これがベストか。
こういう考え方もあったことに驚いた。
ボディターン要素と、アームローテーション(手打ち)要素に分ければいいのだ。
おそらく多くのアマチュアは混合型なのだろうが、意識的にやってる人は数少ないだろう。
要素に分けてから組み合わせているのがよい。
しかも理論がわかりやすく、骨盤や股関節、肩甲骨のことも言わないし、コックのことさえ言及はない。
いたってシンプル。
この発想でいいのだ。
果たして上達するかどうかはまだわからないが、自分流にアレンジしながら進めていきたい。
本の読み方 スロー・リーディングの実践
2017/06/02 09:54
速読本よりずっといい
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速読法に真っ向対決!!
そんな感じすらする。
どうせ読むなら字面を追うだけの読書では物足らないし、得るものも少ない。
森鴎外の「高瀬舟」もじっくり読めばこんなに面白いのか。
本書を机に置き、そんな環境で、常に遅読を心掛けながら読書をすれば心に響くような読書ができるかもしれない。
たしかに速読したいときもある。
だから速読と遅読とを使い分けをすればいいだろうが、速読したいような本はそもそも読まなければよいのだ。
と思わせてくれる、かつてないベスト読書法本だった。
本好きには一読の価値あり。
シャーロック・ホームズの冒険 改版
2017/01/27 13:42
ミステリーの古典といえばコレ!
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本書の中で最高傑作はどれだろうか?
やはり1作は選べないなぁ。
せめて3作に絞るとすれば、月並みだが、「赤髪組合」「まだらの紐」「唇の捩れた男」だろうか。でもまだまだある。
とにかくみな楽しめる。
ホームズといえば少年少女向けという感があるが、決してそうではないこともわかる。
内外の多くの推理作家が、ドイルというか、ホームズを敬愛している。
私立探偵本格物、短編連作スタイル、そしてあのとんでもないストーリー展開、これらの特徴点は世界中でまねされ、今ではどこでもすぐに読めるようになった。おおいに結構なことだ。
ホームズスタイルを参考にした作品には、出来がいいのが多いから、その後にホームズを読めばホームズ物の粗が見えてしまう(笑)。
という意味からも、これからミステリーを読み始めようと考えているなら、まず本書からにしてほしい。
週刊 ダイヤモンド 2016年 1/23号 [雑誌]
2016/02/15 10:14
これからは絶対、数学だ!!
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数学が得意とか好きだとかいうわけではありません。
もちろんかつては好きだったのですがね。
表紙を見て即買いでしたね。
数学そのものの知識はさておき、こんな情報を仕入れることはできません。
数学五輪だとか、世界における日本の立場だとか、就職先だとか・・・
学者以外では理学部ならまず教師が思い浮かびますが、
米国ではグーグルだそうです。これからは引っ張りだこになるのでは。
少子化時代の雑誌といえば
小中高生の親向けなら、プレジデントファミリーか
あるいは塾情報特集の雑誌が一般的ですが、
本誌が案外、親御さんにはお奨めかもしれません。
五體字類 改訂第4版
2019/01/31 11:18
歴史の積み重ねを感じる良書
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本屋で立ち読みしたり、人に見せてもらったりしたことはあるが、購入は初めて。
調べるために目的の漢字を拾うだけでなく、ぱらぱらとめくりながら見つけた字を見るだけでも楽しめる。
よくぞこれだけ集めたものと、ただただ驚くばかり。
同じ漢字なのに、王義之や王献之をはじめ過去の書家たちによる多数の字体が存在する。
本書を毎日のように眺めるだけでも書道の上達につながるのではと思うし、自分ならこう書こうという勇気も湧いてくる。
今では、書店には多くの書道字典が並んでいるので、目的に合わせれば、もっとすごい字典も見つけられるだろう。
シャイロックの子供たち
2016/05/07 13:24
さすが!!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
作者お得意の連作短編集。
銀行が舞台の群像劇スタイルの連作推理小説です。
痛快性や爽快さこそなく、やや暗めだが、満足度は高い。
こういう作品こそ池井戸作品らしいのではと思います。
でも本書は茶の間の映像作品としてはちょっと地味で物足りない。
ドラマでしか氏の作品に接していないファンには、本書のような作品をぜひ読んでもらいたい。
2022/01/27 14:54
いつまでも心に残る作品
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
荒廃した戦後という背景抜きには語れない推理小説です。
この点が読ませるミステリーとなっている所以でしょう。社会派ミステリーとして申し分なしです。
さらに、冒頭が素晴らしい。冒頭の1ページを読んでしまえば、あとは一気呵成に、という感じ。清張さんはこういうところがじつにうまい。
ただ欠点といえば、中途の真相にたどりつくまでの素人探偵の捜査過程をすぐに忘れてしまうところ。何回か読んだけれど、どんな感じだったかはっきりと思い出せない。
多少の本格(謎解き)要素もあったとは記憶しているのだけど、まったく思い出せない。
ラストはもちろん覚えているのですけどね。
アメリカ人が語るアメリカが隠しておきたい日本の歴史
2017/04/24 16:02
多くのアメリカ人に読んでもらいたい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本書の内容が少しずつ国内に、そして外国にも浸透することを期待する。
日本人は自虐史観から解放されるべきなのでしょう。
ようするに日本人は、大陸系のアメリカ、韓国にくらべ正直すぎて、控えめで、謙譲の心が強すぎるということでしょうか。
これらは日本人の美徳とも言えるし、国民性として沁みついているものだから、すぐに捨て去るにはいかないですけどね。
でも、本書の内容が本当なら、アメリカ人や韓国人に対する評価、認識は今すぐ変えるべきなのでしょう。
ケント・ギルバート氏の著書と似たところがあります。ケントは洗脳という言い方をしています。
表現はいろいろありますが、二人とも長く日本に住んで、やや日本寄りの立場で事実を公表してくれることはうれしい限りです。
多少のリップサービスはありそうですが、二人の主張がかなり似通っているので、内容の信頼性は高いように思います。
本書の著者であるシュラー氏と、ギルバート氏との布教活動で、アメリカに洗脳された日本人の脳みそを元に戻していってほしい。
そしてアメリカ本土にも知らしめてほしい。
ちなみに本書は、対訳書なので、そのまま米国版になりそうです。
時事英語の勉強にもなるかもw
新明解国語辞典 第7版 小型版
2016/04/11 11:24
結局これに。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
さんざん迷ったあげく、いちばん売れているらしいこの辞書を子どものために買った。
三省堂だけで何冊もあり、岩波など他社でも評判のいいのが多くある。
本屋で適当な単語を選び、それについて全辞書を引いたりもしたが、
1,2語だけではほとんど意味がないような検査だなぁ。
使い方の例が載っている辞書が個人的には好みだが、
使うのは中学生なので、無難に、一番人気のものを選んだ。
独特な表現が使ってあるということで、好まれているようだ。
親は老眼気味なので、標準サイズにしたかったが、親が使うことはない。
だから結局、子どもの要望もあって、小型版にした。
評価云々以前の問題で、字が小さすぎて見えない!
