アジア坊さんのレビュー一覧
投稿者:アジア坊
一九八四年 新訳版
2017/01/09 22:03
やっぱり今読むべき
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
近未来の管理社会を描いたディストピア物の、言わずと知れた古典的名作ですが、「ビッグブラザー」や「ニュースピーク」などに象徴される管理社会、独裁政権社会の怖さよりも、モノのインターネット(IoT)のような情報化社会の行き着く先の世界の怖さを知るために、今こそ読むべきだと思います。
落語と私
2017/01/09 22:16
永遠の名作
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
もはや改めて述べるまでもないかも知れませんが、落語に関する著作の中で、これを越えるものは将来ももう現れないことでしょう。言い尽くされて来た事ですが、元々は児童向けに書かれたこの書物、大人ですらも完全に読みこなすには相当の心構えが不可欠です。易しい文章でここまで落語の素晴らしさを熱く語った「落語と私」、何十回読んでも、読むたびに感動で胸が熱くなります。
ギリシア神話 改版
2017/01/09 22:09
ギリシア神話を読むならこの本で
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
例えば聖書と違ってギリシア神話の決定版原典というものは無いわけなので、なるべく主要なエピソードを過不足なく収めている本を探しました。日本人著者による解説や感想を含まないものの中で、最も理想に近かったのがこの本です。
アクロイド殺し
2016/01/17 21:55
やっぱり普及の名作
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ミステリファンなら知らない人のない今更ながらの名作。
「アクロイド殺しをミステリ初心者に薦める無邪気さ」という意見もありますが、私は是非初めてミステリを読む人に薦めたい。
このトリックに関する論考で知られる笠井潔氏が解説を書いておられるのも今を感じる。
ただし決して未読の方は、解説を先に読まないで!
ウルトラセブン研究読本 円谷プロ傑作SFドラマを徹底インタビューと秘蔵資料で大解剖!
2016/01/17 21:22
久々の保存版「ウルトラセブン本」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
セブン関係の本は数多あれど、同工異曲の「セブン本」ばかり何十冊出版されても買う気がしませんでした。
この本は、まだ健在のセブン出演者へのインタビューも含めた新資料・新情報に満ち満ちています。
ピット星人やゴドラ星人が化けた女性役の女優や、「アンドロイド0指令」のアンドロイド少女役の方へのインタビューなど、セブンファンには驚異的な内容です。
未読ならば是非購入を!
満潮に乗って
2017/07/15 21:33
地味だけれども面白い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
私事ながら高校生の頃に読んだ時には全く印象に残らず、ストーリーも犯人も
一切覚えていませんでした。
この新版で解説者の中川右介さんが中学生時代に読んだらとても読みやすかった
と書いておられるのを読んでさすがだなあと思いました。
あれから何十年、大人になって読んでみたら、読みやすいだけでなく地味は地味でも
滋味に満ちた魅力的な物語と登場人物。
じっくり読めば、きっと楽しめる名作です。
イソップのお話 新版
2017/07/15 21:26
イソップを読むならこの本で
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
人生の機微と皮肉に満ちた大人が読んでも楽しめるイソップ物語。
この岩波少年文庫版は全編の大半を収めている上に
文章は易しく、挿絵も楽しいのでとても読みやすいです。
しっかりとたくさんの話を読みたいけれど、岩波文庫版ではちょっとしんどいなという方に是非お薦めです。
木曜日だった男 一つの悪夢
2017/02/12 15:02
この新訳はおすすめ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
チェスタトンの新訳が相次いでいますが、好みや評価は様々でしょう。チェスタトンに限っては、旧訳の方が古めかしくても良いという場合が多いのですが、「木曜の男」に関しては、光文社のこの新訳の方が読みやすくて内容も理解しやすくなっています。
挑戦する仏教 アジア各国の歴史といま
2016/01/17 22:04
アジア仏教の今を知るなら、この一冊
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
アジア仏教関係の本も乱立状態になりつつある昨今、満遍なく各国の仏教状況の今を過不足なく網羅して、なおかつ他書に見られない貴重で面白い情報を含んだ良書です。
ソフトカバーで読みやすい体裁ながらの、この内容。
アジア仏教の研究を始めたい方には必読の書。
千日回峰行を生きる
2016/01/17 21:41
一味違った回峰行の本です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
飄々とした優しいお人柄が魅力の光永圓道大阿闍梨の初の著作です。
気取らず等身大の「阿闍梨さん」の淡々とした語り口の中に、仏教とは何か、天台宗の修行とは何かというテーマがだんだんと見えてきます。
千日回峰行に関する最も新しい情報も含んだ貴重な一冊。
井月句集
2016/01/17 21:31
井月句集の決定版
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昔は知る人のみぞ知るといった感のあった井上井月ですが、だんだんと評価は高まり、認知度も上がって来ました。
そんな中での岩波文庫収録は井月ファンには驚きと喜びをもって迎えられたことでしょう。
学術的でありながら読みやすく、分かりやすく、作品を網羅。
正に井月句集の決定版です。
江戸川乱歩全集 第30巻 わが夢と真実
2017/02/12 15:11
難点は一つ
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乱歩作品の定本テキストとなりつつある光文社文庫版全三十巻。私の希望としては第二十八、二十九巻の「探偵生活四十年」上下を最終巻に持ってきて欲しかった気がしますが…やはり乱歩は素晴らしいです。
奇商クラブ
2017/02/12 15:06
なぜか復刊
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近頃チェスタトンの新訳が相次いでおり、とうとう老舗の創元推理文庫自身が新訳を出し始めましたが、なぜか少し前に出たこの「奇商クラブ」だけが旧訳の復刊です。ちょっとほっとしています。
妖怪談義
2017/02/12 14:45
永遠のロングセラー
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こんなに妖怪ブームになる前からずっと文庫で出ていたこの作品。学術文庫は偉いなあと思います。何十年も前に初めて読みましたが、柳田の独特の文体がじわじわと妖怪とは何かを考えさせてくれる構成は今読んでも素晴らしいものでした。
