でぃーさんのレビュー一覧
投稿者:でぃー
2017/01/14 14:47
友達もあくまでも他者
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友達関係に悩んでいないだろうか。SNSの普及によって、複雑に絡み合っている人間関係。この人間関係で悩んでいる人にとっては「コミュニケーションの取り方」や「付き合い方」などのようなhow toをついつい知りたくなる。またそれが最大の処方箋だと思っているかもしれない。しかし、本書は社会学的な観点も取り入れながら友達との関係について考察している。どうすればいいかといった明確な答えは得られなくても、悩みの根源を整理することができ、スッキリした気分になり得る。
紙の本新しい時代の生活指導
2017/01/15 18:34
学習と学びは異なる
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「学習」と「学び」は違う。
前者が知識・技能の習得を重視するのに対して、後者は学習者にとっての意味を重視する。また学びは他者との対話を通じ、ものの見方や考え方、価値観を再構築する。そして自己と他者、世界との関係性をも新しく編み直す。新しい時代の教育を創造するうえで、このテキストは非常に有益であり、入門書として最適である
2017/01/15 03:06
教育実践
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教育実践を初めて読もうとする人にとってこの本は大変おすすめである。鈴木和夫氏は生活指導の分野においては大変有名な人物であると思う。それゆえ、彼の実践は多くの専門家が解説したり、読み解いたりしている。本書は4つの実践記録が収録されており、どれも刺激的なものである。教育も捨てたものじゃないと思わせてくれる一冊。
紙の本歴史を考えるヒント
2017/01/14 13:58
歴史を改めて学ぶ
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今まで小学校や中学校、高等学校で学習してきた歴史とはどのようなものであっただろうか。単に、重要な人物や出来事を暗記していただけではなかっただろうか。この本を読むと、歴史を「考える」重要性に気づく。それゆえ、大人はもちろん、高校生や学生にもおすすめである。歴史の考え方を学ぶことで、歴史の学び方が変わる可能性を秘める一冊である。
2016/04/20 17:35
便利!
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持ち運びできるうえ、赤フィルターを活用することで、通勤通学途中に効率的に学習できます。意味なども書いてあるので、わざわざ調べなくても済むので便利です。
紙の本東井義雄 子どものつまずきは教師のつまずき 主体的・対話的で深い学びの授業づくり
2018/07/28 21:40
前作に続く!
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前作にも、筆者は東井義雄に関する本を出している。東井義雄の教育観をさらに深く理解することのできる一冊である
2017/01/20 01:05
定番の過去問
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1年分の過去問が都道府県別に掲載されている。
この問題集への取り組み方は2通りあるだろう。
ひとつは、都道府県ごとにやる方法である。
どの都道府県からやるかは自由であるが、各都道府県の過去問を順に解く中で、どれだけ力があるかをはかることができる。
もうひとつは、分野ごとにやる方法だ。
法規系なら法規系をかためてやることで、分野ごとの出題傾向がつかめるだろう。
2017/01/15 02:47
続編!!
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本書は「教育を拓いた教師たち 戦後教育実践からのメッセージ―」の続編である。この本は、どの章から読んでも面白い。気になった人物、歴史、教科から読み進めるだけでもいいと思う。授業において子どもの「間違い」はどのようにお教師たちは、そして子どもたちはとらえているのだろうか。その「間違い観」を問い直す必要がある。間違いは本当に間違っているのか。子どもの間違いを他の人とは「違った」意見として尊重してくことが、学び合う関係性の構築につながるのではないか。
紙の本時代を拓いた教師たち 1 戦後教育実践からのメッセージ
2017/01/15 02:41
教師たちから学ぶ
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戦後、日本における教育は「教師」たちの実践によって進化を遂げてきたと言っても過言ではないだろう。著名な実践家たちの実践内容を丁寧に押さえてあり、戦後の教育実践史のテキストとしても、また教育の方法学のテキストとしても素晴らしい。15程度の人物が紹介されているため、それぞれ概略的な説明にとどまるが、ブックガイドもあり、そこで紹介されている本を手がかりに、さらに学びを深めていくことをおすすめしたい。
2017/01/15 02:28
子育ての歴史
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日本人のしつけは衰退したかというタイトルの本書。この本は、教育について社会学的に考察したいという者だけではなく、子育てについて一人で悩んでいる人にとっても救いとなる一冊であると思われる。家庭において母親に求められる教育する力や学校に過度に要求する、いわゆるモンスターペアレントなど、現代における教育を語る上で、歴史や社会から考えていく意義は大きい。
2017/01/14 14:52
良書
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タイトルは「商店街はいま必要なのか」となっており、一見すると商店街についてばかりかいてあるのかと思ったがそうではない。サブタイトルにもあるように「日本型流通」の近現代史について書かれているといったほうがよいだろう。百貨店や通販、商店街、スーパー、コンビニなどの歴史を社会的背景などについても触れながら論じられており、テキスト的でもある。
紙の本坊っちゃん
2017/01/14 14:38
名作
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わたしにとって夏目漱石といえば、「こころ」であった。「こころ」を初めて読んだのは中学校の頃で、当時は一回読んでもわけわからず、再読したがそれでもよくわからなかった。それゆえ、夏目漱石の作品は難解であると感じていた。しかし、「坊ちゃん」は非常に読みやすい方に分類されるだろう。なぜ読みやすいのか。それは、痛快な内容であるだけでなく、言葉のテンポ感の良さにあると思う。この作品は中学生からでも読めるし、ぜひ読んでほしい。
2017/01/14 14:22
鳥肌が立つ
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「子どもの自分くずしと自分つくり」は不登校やいじめ問題などを考える上で、ぜひ読んでほしい一冊である。学問的な本ではあるが、鳥肌が立つほど、胸に突き刺さってくるものが多い。学校に行かなければならないという強迫観念から不登校に追い込まれることに関して非常に鋭い考察がなされている。新装版というだけあって、旧書と異なり、本の保存もしやすくなっていると思う。
2017/01/14 14:10
今求められる教育とは
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全生研の主要メンバーである著者・竹内常一さん。彼の考察は非常に深いものがあり、現代の教育を根本から考え直す上で必読書である。指導とはどういうものであるかについて論じている章は、考え深いものがある。指導における関係性を問い直すことで、教室の中に、そして社会の中に新しい関係性を築くことが可能であると思われる。
紙の本アドラー『人生の意味の心理学』 決めるのは、あなたです
2017/01/14 13:39
非常に深いアドラー心理学
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ベストセラー「嫌われる勇気」の作者でもある岸見一郎さん。NHKテレビテキストであり、100ページ程度のものであり、一気に読み切ることできるが、中身は非常に深いものがある。「あなたが思っているほど、誰もあなたに期待していない」などなかなか痛烈なことばもあるが、よく読んでみると納得できるものが多い。流行のアドラー心理学を概略的につかむことができる一冊である。