マネキンのローラさんのレビュー一覧
投稿者:マネキンのローラ
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2016/02/13 18:40
南ヨーロッパ紀行文
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村上春樹の小説は苦手なのですが、エッセイは好きで、特に紀行文は好きですね。「遠い太鼓」は1980年代終わりに3年間、村上氏が奥さんと一緒に仕事を兼ねてギリシャ、イタリアなど南ヨーロッパを移動しながら生活した記録です。
私はヨーロッパが好きで、特にイタリアなんかはご縁がないのが悲しいですがすごく惹かれるば場所です。村上氏もその魅力を彼の独特の表現でとてもいい得て妙!に書いています。シンプルで表情豊かで人間らしく暮らせる街。イタリア車というのは故障の代名詞でとんでもない代物だが、なんとも表情豊かで愛着わく人間と同じようなもの。またこの先も住もうとは決して思わないけれど、後々ずっと覚えている印象の強い街。
だいぶ昔に書かれたものなので、現代の感覚からはずいぶんと思い切った表現をするんだなぁ~という箇所もいくつかあるのも面白い。歯に衣着せぬ村上氏の愛情こもった南ヨーロッパ紀行をぜひおすすめします!
2016/05/23 12:38
BBCのシャーロックにそっくり!
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火村教授と有栖川有栖のコンビシリーズは初めて読みましたが、私はあまりおもしろいとは思いませんでした。
唯一おもしろい!と思ったものはしかし、最後の「ロジカルデスゲーム」ですが、これはBBCで放映されたSHERLOCK の最初のシリーズの「ピンク色の研究 (Pink in Study) 」にそっくりですね。(私はそれこそ本物の「緋色の研究」を読んでませんのでそちらに似ているのかもしれないけど)。
最後に犯人と探偵が毒の入った瓶をめぐり、心理ゲームをする。
有栖川さん、SHERLOCKからいわゆる、インスピレーションをもらったのでしょうか??多分、BBCの放映の方が先だとは思うのだけど。。
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