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Meimuさんのレビュー一覧

投稿者:Meimu

6 件中 1 件~ 6 件を表示

最後の王妃

2016/02/14 17:30

共感

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

コバルト文庫を読まなくなって久しいですが、あらすじに惹かれて購入。何処か遠いところのお姫さまや王子さまのお話というだけではない魅力がありました。主人公が王妃という身分に縛られた人生から自らの意思を持ち新たな人生へ踏み出していく姿を素直によかったと思えました。

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狼の王子

2016/02/14 23:36

虚しい非日常

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お決まりの日常に刺激的な存在が現れたら?きっと胸が弾んで楽しくなるはず。アイルランドの地方都市で暮らす姉妹もそう思っていた。そして現れた悪意と奔放さを持ち合わせた存在がもたらしたのは期待を裏切る結末だった。偶然、配達不能郵便の中から姉フィオナの日記を手に入れた郵便局員ナイルのよって姉妹の身に起こった出来事が明かされていく。彼も日常に心を惹かれ事件の核心に迫っていくが、非日常に触れる代償を負わされていく。シリアスな空気で物語は続くが、希望を感じさせる展開と事件の真相を追っていく冒険という要素が最後までページをめくらせてくれた。

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黒山

2021/04/16 21:19

別たれた流れは元に戻らない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1801年李氏朝鮮はキリスト教徒を迫害した。拷問の末、棄教した学者・丁若銓(チョン・ヤクジョン )は黒山(フクサン)島に流刑になる。流刑地で迫害を逃れて潜伏する姪の婿・黄嗣永(ファン・サヨン)のことを思う。信仰と迫害から離れた黒山で丁若銓は海に生きる魚類に興味を持ち「チャ山魚譜」(チャサンオボ ; チャは玄を2つ並べた文字)を記す。黄嗣永は逃亡の身で朝鮮半島のキリスト教徒を救うべく北京の大司教に宛てた帛書(絹布に書かれた文書)をしたためる。
信徒が苛烈な拷問を受け、肉体だけでなく精神を引き裂かれていく様は私たちに共通した出来事をいくつも思い出させるだろう。「島原の乱」、遠藤周作の「沈黙」、そして更なる昔、ローマ帝国から迫害を受け殉教していった初期のキリスト教徒たち。1801年にキリスト教徒、朝鮮半島の民衆を苦しめたのは朝鮮王朝だったが後には宗主国となった日本に代わる。暴力は連綿と受け継がれていく。我が身を襲った嵐は過ぎ去っただけで収まったのではないのだ。

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逢沢りく(上)

2016/02/14 17:52

ヒトはいつから私になるのか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

親が言うから。周りがそうだから。そんな風に始まった価値観から自我が芽生えていく。主人公の逢沢りくの内面はトゲトゲしさが目につきます。しかし彼女を取り巻く人々にもそのトゲがないわけではないでしょうが、物語は終始彼女の内面を追っていきます。何気ない出来事が彼女に与える変化と結末が胸を打ちます。

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黄昏に眠る秋

2021/04/14 01:03

蛇行を繰り返しながら真相に近付いていく

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

NETFLLXで北欧を舞台にしたサスペンスドラマを観て北欧ミステリに興味を持ち本作を読み始めました。
スウェーデンのエーランド島で起こった少年の失踪事件と島民から長年に渡って恐れられてきた男の真相が明かされていきます。エーランド島は1972年にスウェーデン本土と結ぶ橋が開通したことで別荘が建ち夏の間は観光客で賑わうようになったそうです。失踪事件はこの橋が開通した年に起こったことになります。
タイトルにある秋は観光客が去り、島に居るのが旧くからの住民だけになる季節です。失踪事件から20年以上経過した秋に事件の手がかりが少年の祖父・イェルロフの元に届きます。
この話は誰に心を寄せるか、登場人物に共感できるかは読者により変わるでしょう。息子を失った絶望に囚われたユリア、事件の真相を追求するイェルロフ、島民に忌まれ続けるニルス・カント。彼らは時に偏見や誤解を持たれながら放っておかれる私たちの内の誰かです。
読み終わってから知ったのですがこれは4部作の第1作目だったんですね。島の描写は作者の創作が混じっているとのことですがエーランド島の物語がまだあることが嬉しいです。地名をGoogle mapで確認しながら島で撮られた写真を見ながら読むとよさそうです。

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初恋の世界 9

2021/04/14 23:17

少女漫画のハッピーエンドは結婚なの?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本という国に対等な二人のパートナーシップを支援する制度も法律も不足しているために葛藤を経て「結婚」を決意するという経過に虚しさを感じました。まだ結末を迎えていないので作品の最終的な評価はしませんが物足りません。「婚姻」という旧来の制度が最も合理的で誰もが幸せになれるわけではないということを描いてきていたと思っていました。

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