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蜜蜂さんのレビュー一覧

投稿者:蜜蜂

15 件中 1 件~ 15 件を表示

残念

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

序盤の2人を大切に書きたかったのかもしれないが長すぎてだらけたのと、ページがなくなったのか話が尻すぼみに感じた。
序盤が丁寧だったからこそ「この人のことはどうする?」「二人はどう解決するのか?」など、途中の疑問や物語のキモとなる部分の解決があっけなさすぎる。だからこそ、広げた風呂敷を無理やり畳んだ感が強い。なにより「こんな展開なら彼らはここまで悩まなかったのでは?」と感じる結末になってしまい残念。

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紙の本九尾狐家妃譚 仔猫の褥

2016/03/18 00:11

続編希望!

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙とあらすじを読んで購入してみたけど…結構おもしろかった♪
最後の黒幕ネタバラシがあっさりすぎて物足りないけど、2人(匹?)の今後が読みたいなぁと素直に思えた。きっと仔供と取り合うんだろうなとか、2人目はどうなったんだろ?とか。

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【ネタバレあり】地雷表現

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

好みの問題だけど、個人的に嫌いな表現である「獣姦」があるため、最後まで読むのが苦痛になってしまった。
人語を話すので獣ではなく人に近いし、設定としては神様のようなものだから厳密には獣ではないのだろうが、わざわざ犬の姿で人間とするという表現が無理だった。

あと、神使(しんし)は神ではなく、読んで字のごとく「神に使役される」存在のはずだが、その辺りの設定がめちゃくちゃ。
「(神ではないが)そのようなもの」といったり、「神様だ」と言い切ったり、話に合わせるためなのか、毎回設定がブレるのはどうかと思う。
仕える神のいない場所に連れて来られ、意味をなくして消えるはずだった神使(攻)が主人公(受)の信仰によって救われて、という感じに話を進めることも出来ただろうに…残念。

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【ネタバレ】時迅がクズ男に成長

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今まで「時迅は何だかんだ言いながらも梓一筋なとこが良い」と思っていたので、この展開にビックリ。ここまで一気に最低な男になるキャラは初めてでした。


【以下、ネタバレ】
今までは拒まれたとしても原因を探って解消するというポジティブさや、父親のような不義理をしない誠実さが時迅の魅力で大好きでした。

…なので、まさか梓の親友・凪砂と関係を持つなんて!
しかも最初は後悔していたのに、信頼しきっている梓を見ているうち「やきもちを焼かせたい」という理由で何度も不倫するなんて、読みながら何度「バカなの!?」と思ったか。例え一度だろうと梓が知ったら傷つくことは分かるだろうに。

確かに実際の平安貴族は複数の妻を持つこともありますが、この作品は「平安時代を舞台にしつつも主人公カプは一途にお互いだけ」という少女漫画の暗黙の了解通りの作品だと思っていたし、それを期待していました。
なので、裏切りの理由やその後の対応を見ていて時迅が父親譲りのクズだと感じ、一気に大嫌いになりました。
もう梓は時迅にさっさと見切りをつけて、尚侍から天皇の嫁になればいいと思います。
梓が気になるので次巻も買いますが、緋桜白拍子シリーズは全て処分しようと思います。一途だった頃すら見たくない、それくらい時迅を嫌いになった一冊でした。

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設定は面白いのに…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

31番目のお妃候補として選ばれたフェリアが、マクロン王と心を通わせていく物語…だが、おかしな部分が多くて残念。

・王の宿泊=お手付きなのだから、不本意な相手とそうならないよう王が一番警戒してるだろうに毒見役がいないのはおかしい。
・準備金の件は、騎士隊長に事態が発覚した時点で王へ報告しなければならない問題なのに放置する点。その時のフェリアの発言も報告しない理由にはならない。(もし報告したのに対処してないなら王が無能)
・女官長vsケイトのシーンでフェリアが「皆 人任せね」と言うが、その場で一番位が高いのは31番目でも王の妃候補であるフェリアなはずだから、皆が彼女の判断を仰ぐのは当たり前。むしろ己の立場を自覚せず、領主の妹のままのつもりでいるフェリアが愚かすぎる。

まだまだあるが、特に気になったのは上記の3点。
そして共に国の責務を生涯背負える妃を求めてる割には、マクロン王は自分の感情を優先しすぎ。己の言動ひとつで周囲にどんな影響をもたらすか、理解してないような軽率な言動が多すぎる。自分の選択次第で国が傾く可能性もあるのに…正直、愚王の部類だと思う。

自分は未読だが原作のある作品なので、自分の引っかかってる点が原作からおかしいのか、コミカライズするにあたっていろいろ削った結果なのか分からないが、詰めの甘い作品だと感じた。世界観やキャラの性格などがきちんと確立していれば、すごく面白い設定だと思うだけにもったいない。

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【ネタバレあり】自己中の集まり【原作未読】

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全員が何考えてるの?って思う行動ばかりで、登場人物の誰にも感情移入できない。

まず、主人公のシルヴィア。婚約破棄したいと姉が言ってると、いくら「小さいころから交流があり本当の兄のように慕ってる」とはいえ、婚約者本人に言う!?
素直で健気っぽく描かれてるけど、考えなしで相手を思いやれないタイプだと1話目で個人的に感じた。

次に、急に婚約者が変わることになったフェルナンド。完全に主人公の力目当てで、恋愛感情があるように見えない。主人公に婚約破棄の相談をされた時点で「シルヴィアを婚約者にしたい」って描写があればまだしも、主人公の再生魔法を見てすぐ「シルヴィアを婚約者に」と言いだし、後で「最初からシルヴィアを婚約者と決めていた」って言っても力目当てとしか思えない。
本心が分からないままなのに、婚約したら急に口説き出すところも違和感しかなくて…むしろ気持ち悪い。

そして、主人公の姉・イザベラ。婚約破棄したいのは嘘だった、っぽい描写が随所にあるけど、「才色兼備」で「何でも器用」なわりにどうなるか想像しなかったみたいで浅はかすぎる。その後も「妹を見返す」ために、他国に婚約者のいる自国の王子に手を出すとか…ヘタすればお家断絶もある愚策だけど?愚かすぎる。

最後に、主人公の国の第2王子・アルヴィン。王族の結婚は国同士の外交手段の一つでもあると理解してないクズ…だと思ってたけど、最後のニックの台詞で最初から利用されてた可能性が出てきたので、無能なだけかもしれない。

久しぶりに、出てくる主要キャラを誰も好きになれなくて『こんな国、さっさとなくなればいいのに』とすら思った。
原作はきちんとしてるのかもしれないし、漫画でも今後ちゃんと解決するのかもしれないが…不快過ぎたので自分はもう読まない。

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ダメ人間の集まり

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最後まで読んで、登場人物のほとんどを嫌いになる…という経験をした作品(苦笑)

まず主人公の明日美。強烈なトラウマや男性恐怖症があるという設定なのに、ホイホイ男の誘いにのって現実逃避をくり返す。自分のトラウマと向き合おうとするも、専門医じゃなく男に頼る。「傷ついた人間同士、自然と惹かれ合って~」と正当化して、好きでもない男と初Hするなど…言動の辻褄が合わない。話が進むにつれ『好きだと言われれば誰にでもなびくただのビッチじゃん。このコのどこがいいんだろ?』と思うように。正直『最後はみんなに捨てられれば良かったのに』とさえ思う。

次に都築。とある出来事により「自分は幸せになる資格がない。これからは償って生きていく」と言ってるわりに、しょっちゅう明日美に手を出す。他に好きな人がいるくせにキスしたり、「Hしよう」「結婚して幸せになろう」と言ったり…お前、本当は反省してないだろ!?という言動を繰り返す。そのくせ、好きな相手が海外にいくのを引き止めないし、好きになってもらおうという努力もしない。最後まで終始残念なタイプ。

そして潤。明日美を愛していたから、明日美の秘密を知らされてショックなのはわかる。だからといって、(未遂なのかもしれないが)真尋と浮気した時点で同罪。
でも基本、彼は明日美に振り回されて傷つけられつづけた被害者だと思う。個人的には明日美以外の女に目を向けて、もっと幸せになってほしかった。

あと真尋。そうだろうなと思っていたし、潤とのことも気持ちはわかる。だけど、そこまで思いつめる前に正直に告白すれば良かったと思うし、その機会はずっとあったはず。明日美はそんなことで他人を軽蔑するタイプじゃないだろうに、言わなかった理由がわからない。

あと明日美の母。諸悪の根源で、自分の思いに忠実に生きて『好きな人と一緒になるため娘をも捨てる』という姿は母親としては最悪だけど、女としては尊敬を感じる部分すらあった。なのに、急に手紙で「選択を誤らないで」「あなたをいばらの道に巻き込みたくない」とか…どの口が言ってんの? そもそも手紙の前半で「後悔はないしこれからもしない」って言ってるのに?? それに、この手紙自体が唐突すぎて作者の想定している結末へ向けるためだけに出てきた感が否めない。最後まで悪役を貫いてほしかった。

あと明日美の父。妻に不倫され「最初から愛してなかった」と離婚されたのはさぞかしショックだろう。大切に育てた娘が、元妻の不倫相手の息子とHしていたのもショックだったと思う。でも、だからといって娘の恋愛で余計なことし過ぎ。しかも、父親の軽はずみな発言でひっかきまわされるのが娘でなく潤なので余計にイライラする。

最後に尚良。主要登場人物の中で好きになれたのは潤と彼のみ。ただ彼も例にもれず、明日美を好きになるという乙女ゲー展開(笑) 女の趣味が悪いのだけ残念だなと。


Mariaさんの描くキラキラした純粋な恋が大好きなんだけど、これは好きになれなかった。う~ん…次回作に期待!

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続編アリ?

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

400ページ超えの分厚い作品なので、読み始める勇気がなく(笑)しばらく積んでいたんですが、連休も利用してやっと読み終えました。
読み終えての第一声は「…続編、あるのかな?」でした。
途中からそんな気はしてましたが終盤で開戦とか、話の落としどころとしては良いけど明確なハッピーエンドではないし、登場人物の1人は秘密を抱えたままで「どうなるんだろう?」と少しモヤっとしました。
ま、登場人物的にはハッピーエンドでしょうがww

作家の名前で読む前に期待し過ぎました。自分の想像通りの展開と結末で、とくに驚きもなかったのが残念。
個人的に「鏡に映った背中を見て桜が記憶を取り戻し(もしくは、そこで最初から知っていたことをほのめかして)ほくそ笑む」というのを想像してたので。

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【ネタバレあり】攻めに寄り添えるかどうか…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

続きものと知らずに読み始めましたが、そこは気にならなかったです。
ただ、攻・クラウスの一貫しない言動に引っかかってしまい…受・ルルに感情移入して読んでいくからこそクラウスのダメっぷりがいちいち目について、途中から「運命の片翼だけど、こんな男は捨てた方がいい!運命だからって好きにならなくていい!」と、ルルにクラウスを捨ててほしいと祈りながら読みましたw

クラウスをダメだと感じた理由はいろいろあるけど、最大は【ハダルを安易に信じたこと】につきます。
あの時の”指輪”を持っていたのは確かに運命の人だと判断する一助にはなるだろうけど、指輪以外にクラウスの名前やあの時の状況を知ってることがそろって初めて「あの時に約束した相手」だと確信するものだろうに…「指輪は持ってるけど昔のことは記憶喪失です」で、すんなりあの時の相手だと判断したのが理解できない。
親友だと思っていた人間に裏切られて殺されかけた過去があり、それからは「ルル以外は誰も信じられない」と思っていたのに、指輪だけですんなりハダルを信じたの?
「他人を安易に信用してはいけない」と身に染みて理解したんじゃないの?
死にかけても学習しないんだ…と、国を担う王族だからこそ愚か過ぎてビックリww

あと、クラウスが王位を継ぎたい理由もわからない。
『神が(王を)選ぶなら、人が(血筋で)選ぶよりはるかにマシ』と言ってたのに、王位を継ぐため”王の証”である”聖なる癒しの民”を探して放浪の旅をしているとか、言ってることとやってることが違い過ぎる。
しかも、『課せられた責務には跡継ぎを残すというものも含まれている』と言い出し、ルルを遠ざけようとするのも納得できない。
血筋で王を選ぶのは違うと思いつつも、今後も血筋で王位を継ぐことを変えようとは考えないんだ…と。
結局、ルルをないがしろにしてまで継ぎたい理由も出てこなくて、ただただ自己中で愚かなダメ男と、そいつと運命に振り回される健気な少年の話に感じた。

続巻で攻めが今回の印象をどれだけ挽回してくれるか期待してるけど、「ハダルに術をかけられ操られてた」とか安易に信じたのも納得できる余程の理由がなければ、変わらず愚かなダメ王のまま…むしろ、評価は下がり続ける気がする。
それぐらい今回の攻めは悪手を打ったなという印象で、久しぶりに1mmも好きになれませんが…最後まで読んで判断したいと思います。

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【ネタバレあり】王太子…なんだよね?【原作未読】

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

婚約破棄されたせいで親にも絶縁された貧乏伯爵令嬢が、内密に活動するためごはん屋を始めようとする王太子を手伝う話なんだけど…こんなに素顔をさらしてても全く正体がバレないって、王太子は引きこもりとかの設定なの?
普通は新年祝賀とかで1年に1回、王族は必ず国民に顔を見せるだろうし、ごはん屋は騎士団をターゲットにしてて、騎士団には王宮に出仕してる人もいるって説明があるのに、誰一人シェフが王太子に似てるとも言わない不思議。結構客と話してるのに。
リアルを引き合いに出して考えちゃいけないのかもしれないけど、そういうリアリティを無視すると話の説得力はなくなる気がする。
もしごはん屋でも変装してる設定なら、最初の夜会みたく分かりやすく描写しないと変装との違いが全く分からない。

そしてほぼ毎日、料理を作りに来れるほど暇な王太子に『…大丈夫?有能なの?』と心配になってくる。
王太子が人前にあまり出ないとか、王宮にいないことを誰かがバックアップしてるとかの設定があるとしても、王太子補佐官まで毎日外出してたら気付かれると思う。
あと、王太子補佐官が何人いる設定なのか分からないが、王太子が変装してても補佐官が変装せずに付き従ってたら正体バレバレな気がする。
彼等の活動は「知られては今までの成果が水の泡」になって「国はもちろん殿下の願いも達成できない」というほどの重要なものらしいが、ここまで脇が甘いと大した成果じゃないのでは?と思ってしまう。

まぁ、彼等のしてることが王宮内に黒幕がいる陰謀の調査・阻止など、国家存亡に関するような重要なものでないなら大丈夫か、とも思うので今後の展開に期待。

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合う人はものすごくハマる…かも?【ネタバレあり】

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2冊同時発売だったので、一気に読んだが…絵は綺麗だけど気持ち悪い話という感想。
でも絵は繊細で綺麗なので、感性の合う人はものすごくハマるかもしれない。



【以下、ネタバレ】


個人的に、姫宮がハチと最初に関係を持った理由が「飼ってた犬に似ていたから」というのが気持ち悪い。
つまり、姫宮は獣姦でも良かったってことで…このシーン以降、『姫宮=顔は綺麗だけどイカれた変態』というイメージが先行して無理だった。
ここを乗り越えられれば、少女漫画のような両想いなのに上手くいかない話かと。

そして、細かい部分の設定が荒くて気になる。
ヤンキーたちに猫を可愛がらせる理由はなんなのか?必要ないと感じる。
また、2巻で薔薇の話があるが、ハチがどの色を付けているのか分からない。(これはウェブ掲載時はカラーだったようなので、紙だけの問題かもしれない)
熊のセリフから白かと思われるが、「姫宮が特別じゃない」と分からせるなら赤じゃないと意味がないのでは?という疑問は残る。
あと着ぐるみのシーンも、どこから持ってきたのか?いつから着ていたのか?
実際にはあんなに都合のいい着ぐるみはないし、話のリアリティを壊しているように感じた。
そしてコメディ要素も多いが、その内容は好き嫌いが分かれるかと。自分は気づかず、そのまま読み流してしまうことが多かった。

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何が言いたかったのか【ネタバレあり】

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

10巻で完結した作品だが、結局なにを伝えたい作品なのか分からなかった。
『体から始まった関係に愛が生まれるか』というテーマなら関係ない余計な話が多すぎて中途半端だし、『過去のトラウマを克服する』ならトラウマが弱いし克服が早すぎる。ここまで何巻もかけて描きたかったのは何だったのか?何が重要なのか分からなかった。
しかも、親に料理を作ったことで交際許可が出るとか、急に全てが上手くいくのは都合よすぎる。描きたいことを詰め込みすぎてまとまらなくなったように感じた。
描きたいことを絞っていたら面白いかもしれない、と感じるからこそ残念。

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紙の本王様の犬と静かの塔

2018/04/15 04:13

【ネタバレ有】設定がコロコロ変わり、整合性がない

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あらすじを読んで気になっていて、某サイトの評価が良かったので購入…が、3分の1も読まないうちに買ったのを後悔した。
ファンタジーとしてもBLとしても中途半端でおかしな部分が多く、何がしたいか分からない。

主人公・徹の誘拐では犯人は捕まらないし、真相も「徹が話せる事を知られたくない」という王・コウライギの我が儘でうやむやに。『帝王学を学んでいないとしても、国王がすることか!?そのせいで、無関係な部下を処罰することに良心の呵責を感じないのか?』とコウライギに不信感しかない。
そして、コウ国では「瑞祥(吉兆の徴で、この話では徹のこと)が消えた=王である資格をなくした」という設定なのに、徹が3ヵ月以上消えてもコウライギが王でい続ける不自然さ。後継者が幼く譲位は出来ないとしても、コウライギには王の資質がないため制限されるなどの話があってもおかしくないのに、そういう記載は一切ない。

また、主人公の徹も最初は本当に言葉が分からなかっただろうが、途中からは分からないフリをしているだけなのに周囲の状況を理解しようとしない。
確かに「流されやすい性格」だという記載は何度も出てくるが、流されやすいのと意志薄弱に無能でいることは違う。

全体的に、護身術の先生が徹に一目惚れしたり、側近たちの恋愛模様など不要なエピソードが多い。「自分のそばにいない方が徹は幸せなんじゃないか」と思っていたコウライギの気持ちが変わった理由など、もっと書くべきエピソードを考えた方がいい。
そして重複するが、時間経過や設定・エピソードなどが、作者の思った通りに話を進めるためにコロコロ変わってしまい、物語としての整合性がない。


最後に…ネット公開していた作品らしいが、「瓜に火をともす」というPCでなら打ち間違わないだろう記述(ウリとツメ)などにも疑問を感じた。

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【ネタバレ有】 自分勝手な人間たちの恋愛模様

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

上巻の説明不足を補ってくれるのでは?と期待した下巻だったが…より混乱しただけだった(;´Д`)苦笑
幹が喬木を好きになった理由が一切でてこないので、「どうして喬木じゃないとダメだったのか」という根本的で重要な疑問が解決されないまま終了。

なにより、登場人物のほとんどが頭おかしい。
喬木は「こんなに言動が信頼できない攻っているんだΣ(゚Д゚)」とビックリ。
まず、幹に別れたくない思いを伝える方法がセッ○スって。外見は樹と一緒なんだから、セック○じゃ幹を選んだ理由にならない。不信感をぬぐえないと思わないのか?
あと、『もう嘘はつかない』と誓った翌日、フランス行きの話を隠すために嘘つくとか…なにも反省してないし、馬鹿にしてる。
幹の過去を聞いて『もっと早く知っていれば、俺の浅はかさがお前の苦しみに拍車をかけることもなかった』と言えてしまうところにもイライラ。幹を『樹の身代わりの人形』だと、『この容れ物を愛し続ける』と言い切ってた時に幹の想いを聞いて考えを変えるとは思えないし、幹を愛した今だからこそ言える薄っぺらな懺悔の言葉で不快だった。
話が進むにつれ、喬木を嫌いすぎて「喬木いらない。島崎だけで良い」と感じた。結構ドラマのある幹との出逢いだったし。島崎との方がドラマチックな話になった気がする。

幹もいろいろとチグハグ過ぎ。
『嘘つきはお互い様だから気にしないで』と喬木に言った翌日、自分の嘘は棚上げして喬木に一方的に不信感を持つとか…昨日とは別人?多重人格設定だっけ?と思うほど。
『頼れる人が他にいなかった』から付き合った先輩が、本当は樹を好きだったことで幹が傷つくのも納得できなかった。幹だって先輩を利用してたのに、一方的に被害者面することにモヤモヤ。描きたかった本来の意図とは違うのかもしれないけど。

あと、幹が喬木に過去を告白するシーンで同じ説明を繰り返したり、無駄が多いと感じた。

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誰一人、感情移入できない

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あらすじと他サイトの評価を見て購入。
上巻だけを読んだ感想ですが…私には合わないかな?と。
読めば読むほど違和感や疑問が出てきて、話の流れや登場人物の感情より気になった。

特に違和感が強かったのは樹。
幹が大好きで大切だと言いながらも、「こんな無神経なことよく言えるな」「お前が言うか!?」などと幹に対して攻撃的だなと感じるシーンばかり。
本当は普通な幹に嫉妬してて、憎しみに近い愛情を持ってるんだよね?と感じるほど。
そうじゃないなら、樹はサイコパスなんだと思う(苦笑)

主人公の幹も、樹の言葉だけで喬木を信じられなくなってしまう気持ちが分からない。
喬木の嘘をうすうす感じつつも、『喬木の言葉だけ聞いていればいい』『「何でもない」と否定してくれれば真実じゃなくて構わない』と望んでいたのに、あっさり喬木以外の言葉を真実として受け入れる。喬木はそれを肯定してないのに。
幹が信じていたのは何だったのか、最後に分からなくなるという尻すぼみな上巻。

喬木は帯の”極ゲス男”という評価通り(笑)で良かったが、最後の数ページで急に態度が豹変したので驚き&混乱しか残らなかった。
説明がなさすぎるので、その辺りは下巻で描かれるのかなと期待!

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