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ぱこちゃんさんのレビュー一覧

投稿者:ぱこちゃん

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本ミッドナイト・ジャーナル

2016/02/27 13:34

「ジャーナル」とはなにかが、本書のキーワード

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

女児誘拐事件の被害者とその家族、捜査当局、そして新聞記者たちの営為を社会部新聞記者の目から捉え、小説として練り上げたところが、とても新鮮である。

また、新聞記者同志が交わす複雑な心の「貸し借り」、ベテラン記者から新人に伝えられる仕事の仕込み方、そして記者としてのメンツをかけて「とられたら取り返す」と息巻くような、同業他社との、あるいは支局と本社との競い合いなど、新聞の一読者には窺い知ることが出来ない、新聞社の「フツーでないところ」が見事に曝されているところも、また興味深い。

新聞社といえば暑苦しく男臭いものを連想してしまうが、本書では女性記者の折り目正しさと、ここ一番で見せるツッコミの鋭さもよく表現されており、女性活躍時代に入りつつある報道の現場の雰囲気が、よく伝わってくる。

冒頭から結末まで、一貫して楽しむことができた。

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巷間で話題の「あの」事件がモチーフになっているのでは?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

文部科学省の不正研究摘発チームに事務官として配属された水鏡瑞希が、大きな組織の壁やキャリア官僚の差別意識或いは嫉妬心を排除しながら、不正な研究補助金受給を企むオトナたちを追い込んでいく、「水鏡推理」シリーズの第2作。

第1作は水鏡瑞希という人物と不正研究摘発チームの役割を読者に印象づけることを主眼としていたためか、全体的に慌ただしい印象が拭えなかった。
大きなテーマで、もっとじっくりと不正者を追い込んでいくストーリーが読みたいな、と思っていたところ、この第2作が刊行された。

第2作を読み始めて気がついたのは、水鏡瑞希が少しオトナになっていることである。組織や上司とぶつかることが少なくなり、個人的な直感に基づく暴走もなく、きちんと文部省職員らしく振る舞っているのである。でも、持ち前の勘の鋭さと、自らの直感を論理的に整理し、推論していく「水鏡推理」の威力はいささかも衰えていないので、第1作からのフアンも安心して読むことができる。

ストーリーは現在巷間で話題の「あの」事件がモチーフになっていることは、読み進めるうちすぐにわかることである。「理系女子の星」大学院生、水鏡瑞希、マスコミの寵児を利用しようとするオトナたち、一見イノセントなインド人研究者、「インパクトファクター」など、登場人物やキーワードの活用展開は、著者の力量ならではだろう。
重たい話ではなく、最後には相応のカタルシスもあるので、スッキリとした読後感もある。これだけ盛り込んだ小説を700円足らずで読めるとは。

ところで本書を通じてよくわからない点が2つ。
ひとつは、本書のヤマ場で出てくる「ヒモの話」。ていねいな絵も添えられていたけれど、よくわからなかった。もっと真剣に読めば、水鏡推理のスゴさを一層深く楽しむことができたのかもしれない。
ふたつめは、文庫カバーの女性イラストと水鏡瑞希のギャップ。イラストの女性はしっとりとしたロングヘアーで、どうみても美人。水鏡瑞希は、本書を読む限り、若いけれどもそれほど美人ではない印象。みなさん、このギャップについてどう思いますか?

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