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  3. Shigenobu Fujiokaさんのレビュー一覧

Shigenobu Fujiokaさんのレビュー一覧

投稿者:Shigenobu Fujioka

65 件中 1 件~ 15 件を表示

ビスマルクの生涯について丹念に追った労作

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

19世紀後半のプロイセンによるドイツ統一から、オーストリア、フランスとの戦争、その後のヨーロッパの政治的な安定を成し遂げたビスマルクの生涯について、丹念に追った労作。
ビスマルクを持ち上げるでもなく、批判ばかりするでもなく、是々非々で分析する著者の姿勢には共感できる。
ビスマルクの幼い時の両親との関係や、晩年の妻とのエピソードなど、その人間的な側面にも触れており、本の内容に厚みを持たせている。

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紙の本将来の哲学の根本命題

2016/02/29 21:41

現実に目を向けることが今後の哲学の課題であると論じている

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表題の他に2つの論文が掲載されているが、表題の論文が一番読み応えがあった。
哲学者の頭の中で起こる思考だけを重視するそれまでの哲学の伝統を批判。
実際の自然に起こる現実に目を向けることが、今後の哲学の課題であると論じている。
現代から見ると、実に当たり前のことで、拍子抜けしてしまう。
いかにドイツ観念論の影響が大きかったのかが、実感できる。

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紙の本実験医学序説

2016/02/29 21:37

時代を切り開いていった開拓者の影の部分の一端が垣間見える

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19世紀のフランスで活躍した、生理学者のベルナールが、実験医学の基本的な考え方について、まとめた本。
冒頭で、科学における実験の位置つけを論じ、続いて、生理学、医学への応用を、具体例を交えて論じている。
当時の社会には、生命には科学では解明できない部分があるという思想が根強かったようだ。
ベルナールは、また発展途上としながらも、将来はすべての生命現象は科学で説明できると強く訴えている。
訳者のあとがきによれば、ベルナールは、そうした科学的な思考が原因で妻とは打ち解けず、不幸な家庭生活を送ったという。
時代を切り開いていった開拓者の影の部分を垣間見たような気がした。

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紙の本はじめてのドイツ語

2016/02/29 21:33

格の厳格な適用がドイツ語の最も大きな特徴

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ドイツ語の初心者向けに、その特徴についてわかりやすく解説している。
文例も優しく、すらすらと読めるが、マスターするにはさらに多くの本を読む必要があるだろう。入門の入門といったところだろうか。
性とその人称の変化、格と形容詞と前置詞、格に基づく文の構造、の3つに焦点を当てている。
特に、格の厳格な適用がドイツ語の最も大きな特徴であることが、繰り返し述べられている。

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電子書籍身ぶりとしての抵抗

2016/02/29 21:28

自らの社会運動や社会に抵抗した人々についての文章を収録

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鶴見俊輔の文章を集めたコレクションの第2巻。
自らの社会運動や、社会に抵抗した人々について書いた文章を収録している。
バートランド・ラッセルやコンラッドといった、意外な人の名前も見られるが、文章を読むと、その意味がよくわかった。
中でも、中江兆民についての文章は、コンパクトながら、その人となりをよく表している。
中江兆民の数ある評伝の中でも、屈指の一つであることは、間違いない。

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紙の本古い医術について 他八篇

2016/02/29 21:20

ソクラテス以前としては唯一今日まで残った科学的な文章

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古代ギリシャの医者で、医学の父と呼ばれるヒポクラテスが書いたといわれるいくつかの文章を収録している。
現代から見ると、首を傾げたくなる記述もたまに出くわすが、宗教的な偏見などを一切廃して、徹底した観察と思考で人間の病の原因を追究している。
医学のみならず、ソクラテス以前としては、唯一、今日まで残った科学的な文章であるという。
それにしても、よく今日まで残ったものだ。

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広範囲な話題が取り上げられており学際的な楽しさがある

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先史時代の洞窟絵画に始まり、暦、アルファベット、印刷機、絵画、広告など、人間のコミュニケーションに関する様々な興味深いエピソードを、歴史の流れに沿って紹介している。
個々のエピソードは知られているものが多く新味はないが、広範囲な話題が取り上げられており、学際的な楽しさがある。
1949年に出版されているので、インターネット、スマートフォンなどの話題はない。
読者が自由に自分でこの後の部分を想像で補うのも、この本を読む楽しみかもしれない。

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紙の本ケーベル博士随筆集 改版

2016/02/29 21:09

多くの日本人を惹きつけたヨーロッパの典型的な教養人

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明治期の日本で長く東京大学で哲学を教え、多くの学生に影響を与えたケーベル博士の随筆集。
その教え子には、夏目漱石、岩波茂雄、九鬼周造、和辻哲郎などがいる。
ケーベルは、ロシアに生まれ、チャイコフスキーにピアノを習い、その後ドイツに居を移して哲学を教えるようになった。
ハウプトマンの勧めで日本に来たが、始めは3年で帰るつもりが、生涯を日本で過ごすことになった。
随筆の内容は、音楽、哲学、宗教、学生への言葉など、各方面に渡っている。
あの当時の、典型的な、ヨーロッパの教養人という印象がする。
多くの日本人が彼に惹きつけられたのもそうしたところに原因があるのだろう。

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紙の本蕪村書簡集

2016/02/29 21:05

蕪村ファンにはどの書簡も楽しく読める

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リクエストにより復刊された、蕪村の書簡集。
俳句について、絵について、家族などの私事についてなと、様々なテーマについての、およそ250の書簡を収録している。
芭蕉の書簡には文学的な趣きがあるが、蕪村の書簡は飾り気がなく人間性がよく表れている。
蕪村が大阪生まれであることを示す貴重な書簡なども収録されており、蕪村ファンにはどの書簡も楽しく読める。

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電子書籍ヒトラーとナチ・ドイツ

2016/02/29 20:59

ヒトラーとナチスについての入門的な内容の本

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ヒトラーとナチスについての入門的な内容の本。
ヒトラーの生涯を軸に、ほぼ年代に沿って、いかにヒトラーとナチスが政権を獲得し、そして崩壊したのかを解説している。
なぜヒンデンブルクがヒトラーを首相に指名したか、なぜナチス政権の初期時代を人々が高く評価するのかなど、所々で、筆者独自の見解を述べている。
巻末には、各国語の多くの書籍が挙げられており、より深く知りたい人々のガイドにもなっている。

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電子書籍ハイデガー 存在の歴史

2016/02/29 20:56

人物としての思想家としてのハイデガーの入門書

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人物としての思想家としてのハイデガーの入門書。
生涯の流れに沿いながら、人生の主な出来事やその思想の変化を追っている。
若い時のカトリック教徒としての保守的な思想形成や、ナチス政権誕生時の積極的な政権への関与に、多く触れているのが、この本の大きな特徴になっている。
巻末には、主要な著作の概要の紹介、ハイデガーの理解に欠かせない重要な用語の解説などが付いている。

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貴重な歴史の証言

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20世紀のロシアを代表する作曲家ショスタコーヴィチが晩年に語った内容をまとめたもの。
スターリン政権の中で、芸術家がどのように生き延びたのかを表す貴重な歴史の証言でもある。
同時代の同じロシアの作曲家、ストラビンスキー、プロコフィエフについて、語っているのも興味深い。
西側の資本主義社会については、唯一のアメリカ旅行の経験をもとに、意外にも批判的に語っている。

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紙の本自伝と書簡

2016/02/29 20:50

デューラーの文章を集めたアンソロジー

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15世紀から16世紀にドイツのニュルンベルグを中心に活躍した、デューラーの文章を集めたアンソロジー。
自らの祖父や父、自分のことを書いた自伝と、絵の注文主への手紙などが収録されている。
デューラーの一族は、ハンガリーの出身だったこと、父は金細工の職人で子供にもその後を継ぐことを期待していて、デューラーが絵描きになりたいと言った時に、悲しみながらも好きなようにさせてくれたことなど、興味深いエピソードが語られている。
ニュルンベルグ市が約束の年金を払わないことに際して、皇帝カール5世に催促の手紙を依頼するデューラーには、その絵から想像されるのとは、少し違った人物像が見え隠れしていて、興味深い。

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紙の本モーセと一神教

2016/02/29 20:47

心理学の立場からユダヤ人としての集団心理学を分析

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晩年のフロイトが、ユダヤ人として、そして精神科医としての立場から、モーセについて独自の見解を展開している。
前半では、モーセが古代エジプトの第15王朝の応答に関係する人物であるという、歴史的な内容について述べている。
後半では、それに加えて心理学の立場から、ユダヤ人としての集団心理学を分析している。
一般的には、フロイトは個人の心理学、ユングは集団心理学、と言われているので、意外な内容に驚かされた。

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あまりよく知られていない人物であるのでとても楽しく読み切れた

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戦後の西ドイツを牽引した政治家アデナウアーの生涯を概観している。
日本ではあまりよく知られていない人物であるので、とても楽しく読み切れた。
戦前はケルン市長を長く勤め、ケルンの君主と呼ばれていたこと、
徹底したソビエト嫌いで、アメリカやフランスとの関係強化に努めたこと、
ナチスのユダヤ人迫害を公に謝罪して、イスラエルとの関係改善を実現したことなど。
いずれも、日本の戦後の歩みと対比させてみると、色々と考えさせる内容が多かった。

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