枯甃さんのレビュー一覧
投稿者:枯甃
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明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト 改訂増補版
2016/03/11 15:08
維新の暴挙を暴く会津鎮魂の書
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
何が維新か! 学校教育で教えられた歴史がいかに酷いものかを痛感させられる。「勝者の語るものが歴史であり、敗者は汚名を被せられて廃棄される」ことを事実として示される。歴史へは複眼的な視点が欠かせない。会津鎮魂の念を持ってこそ日本人としての矜持を辛うじて守れようか…
日本古代史の南船北馬 『日本書紀』の造作を読み解く
2016/03/11 14:53
日本古代史の闇を照らす最善の書
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訳の分からぬ記紀の歴史の依って来る由来のみならず、これこそが正当な古代史であることが一目瞭然になる良書である。慌てて著者の本を6冊も購入するハメになった。しかし、初心者には難しいかも。
chainaや朝鮮半島の歴史に基礎知識があればスッと理解できる。それこそスーッと理解できる。それほど論理的で文章も理解しやすい。
「幻想史観」とはいうが、それは謙遜であろう。これこそが日本古代史の正しい姿である。古代史の闇に躓いた人に是非お勧めしたい。
外道まんだら 忘れられた聖と賤の原像を求めて
2018/09/14 05:18
おおらかな自然観
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大地から木の実が取れ、禽獣が生まれ、そして穀物の収穫があり……、このような大自然からのの豊かな恵みを次年度も願うにはどうすれば良いのだろうか?
このことを、sexから出産という人間の行為を自然と比較しつつ一体化して認識した古代人の思考や智慧が、この本に取り上げられた内容である。
集団のリーダーである男が自らの生産拠点(?)である陰茎を巫女に切断させるという自己犠牲をもって、その代償として次年度の豊かさを願うというのは古代人には当然の思考であったかもしれない。取り上げられている内容はキレイなものばかりではない。聖と俗が入り乱れた、それこそ「マンダラ」様かもしれない。古代から連綿として続く宗教心に関連するところもあって、そのおおらかさに何故かしら安堵する…。
「性」をこのような観点から取り上げて考察する文献は珍しい。しかも、サンスクリットやパーリー語など、広くアジアにまで視野を拡大して考察する視点は、著者の並々ならぬ見識を感じさせる。興味のある方は是非手に取ってお読みいただきたい。
死はこわくない
2016/03/11 14:58
最新の脳科学の理解にうってつけ
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脳死体験や死後の世界について分かりやすく話が進められている。
別段「死が怖い」から読んだわけではないが、脳の働きを知る上で有益だった。2時間ほどで読み終わる。
古代倭王の正体 海を越えてきた覇者たちの興亡
2016/02/27 15:36
海を越えて…??
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古代史を北東アジア全体から把握しようとする試みは正しいと思う。
しかし、大陸と列島とが今以上に行き来があったとする見解には、もっと説得力がいるのではないか? 船は?船の大きさは?そして、言葉は?一体どのような言語をしゃべっていたのか?卑弥呼を「ひみこ」と読むのは日本語のみだ。現代中国でも「ピミフ」のような発音をする。名前を聞いた通りに漢字で書けば「卑弥呼」となっただけで、これを「ひみこ」と発音したわけではなかろう。およそ列島在住者の名前らしくない。それを「日の巫女(みこ)」で太陽神と短絡につなげるなどはおよそ学者らしからぬたたずまいであろうか。語呂遊びの類であろう。このような例は随所に現れる。知的刺激としては面白いかもしれぬが、所詮「お遊び」の域を出ない。根拠と理由は他書にあるというから、それを読んだ後に評価すべきだと思うが、ベースに「騎馬民族征服王朝説」があるとするなら、推して量るべしと言えよう。北東アジアから日本史を眺めようとする意図が正しいだけに、その性急な論旨展開が惜しまれる。
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