サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. 電子書籍ストア hontoトップ
  2. レビュー
  3. たっ君さんのレビュー一覧

たっ君さんのレビュー一覧

投稿者:たっ君

10 件中 1 件~ 10 件を表示

聖なるズー

2020/12/09 15:25

美しい私小説のよう

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「私には愛がわからない」
過去にDVと性暴力を受けてきていた筆者が、大学院におけるセクシュアリティ研究の一環として選んだテーマが「動物性愛」、動物と性交する人々だった。単身ドイツへと飛び、動物性愛者団体「ゼータ」のメンバーと接触、お互い疑心暗鬼の中、聞き取り調査を行う。はじめは、客観的な学術研究の一環としての行動であったが、寝食を共にしながら数週間にわたって多くのメンバーと話をするうちに、やがてそれは著者が自分の過去と向き合う心の旅となっていく。美しい私小説としても読める、おすすめの一冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

小説現代 2021年 04月号 [雑誌]

2021/04/23 10:23

高野秀行 『移民の宴 ミャンマー反クーデター編』

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

<ルポルタージュ>高野秀行『移民の宴 ミャンマー反クーデター編』が読みたくて購入。軍のクーデターに怒るミャンマーの民衆たち。東京のミャンマー料理屋に、その生の声を緊急取材。
 日本には今やミャンマー人が三万人も住んでおり、ミャンマー料理店は在日ミャンマー人の心の拠り所であり、その経営者の何人かは在日ミャンマー人社会の世話役で、日本における反クーデター活動を先導。
 新宿区曙橋の〈ゴールデンバガン〉のオーナー、モモさん。「ミャンマービールは軍関係の企業が作っているからもうお客さんに出さない。私たちも絶対に飲まない」「私たちの希望が全部なくなった!選挙で選ばれた人を捕まえるなんて絶対に許せない!」お洒落で賢く、凜々しいミャンマーの若い女性たち。社交的だが素朴で穏やかなミャンマー女性のイメージから離れた新世代が登場していることを実感させた。今、日本にいるミャンマー人は20代から30代前半という層がマジョリティをなすという。民主化は2011年から始まり、2013年頃から本格化した。経済が急成長すると同時にスマートフォンが普及し、ネット時代にも突入した。つまり、彼女たちは今の日本人の同世代と同じような自由と便利さを享受しているわけであり、そこが以前の世代と全く感覚がちがうことが見て取れた。それまでの世代は「私たちに民主主義を!」と求めていたが、今の世代は「私たちの民主主義を返せ!」と言っているのだ。持っていないものを求める感情よりも自分の所有物を奪われた感情の方がはるかに強い。(本文より抜粋)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

楽観主義は元気の秘訣

2016/07/20 15:13

楽観主義は心のエンジン

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前著において、楽観主義(Optimism)の魅力と、その力について紹介してきた著者が、今回さらに長寿社会における「健康」や「アンチ・エイジング」の秘訣や、仏教の視座から見る「四苦八苦」観とライフサイクルの関係、さらには夫婦和楽の方策までと、ややシニア向けに絞った内容で実践的に解説してくれます。
 また本書は後半、楽観主義は心のエンジンであり、立ち向かう元気・勇気の本である事を、ヘレン・ケラーの「楽観主義こそ、一切を成功に導く信念である」との言葉を紹介しつつ、彼女の生きざまを通して、その実践を紹介しており、私たちの背中を押してくれる一冊だと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

楽観主義は自分を変える 長所を伸ばす心理学

2016/07/19 14:13

元気の出る最新の心理学の本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

心理学者の著者が、楽観主義の魅力と、その力について、最近のポジティブ心理学や哲学の上から、平易に、わかりやすく書きつづったものです。著者は「楽観主義」とは、過酷な現実から目をそむけ、無責任に都合のよい未来を夢想することではないとしています。それは、さまざまな困難に遭遇したとしても、将来に対して、良い見通しをつけられるような考え方・生き方だという事を、豊富な日常生活の事例や最近の研究のデータを交えながら書かれており、元気の出る一冊となっています。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

新型コロナと貧困女子

2020/10/02 16:49

コロナによるセーフティーネットの崩壊

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「家父長制、長男信仰、男女の賃金格差、世代学費格差など、あまりに不平等な男女の待遇差や世代間格差は、常に恵まれた団塊世代が率先し、貧困で苦しむ女性や若者たちに自己責任論を浴びせ続けた。日本の大人(=団塊世代以上の層)たちは娘や孫の平穏や幸せ、明るい未来より、自分たちがさらに豊かに生きることを選択したことになる」「そして新自由主義的施策が始まると、自身の優遇された雇用だけを守りながら、娘世代、孫世代の労働を買い叩いた。そして貧困に陥った女性たちに自己責任論で反省を促しながら、”最後の救済”として肉体を提供するなら再分配をしてあげてもいい、という社会を作り上げた」(p.224)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

2021/04/27 14:52

「自閉症児は津軽弁を話さない」と言う臨床発達心理氏の妻に、大学で特別支援教育を教えていて、障害児心理学を専門とする私は「自閉症児の音声的特徴が独特だから方言らしく聞こえないだけ」と反論し、喧嘩になる。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1<自閉症は津軽弁をしゃべんねっきゃ>青森市とむつ市で特別支援学級の先生にアンケート調査したところ、「自閉症児は方言を話さない」という話は噂として広がっており、感覚とも一致しているという結果が出た。
2<北東北調査>秋田県と青森県にて地域社会の方言使用、IDの方言使用、ASDの方言使用を調査をしたところ、ASD方言を話さないという傾向が出た。使用語彙調査をしても、共通語語彙の使用と方言語彙の使用とにASDとnonASDとの間に明確な差が出た。
3<全国調査>全国調査ならびに京都・舞鶴・高知・北九州・大分・鹿児島での比較調査でも同じ結果が出た。「談話分析」よりも「印象評定」を使用した。
4<方言とは>(この章は言語学的)
5<解釈仮説の検証>1、音韻・プロソディ障害仮説;方言語彙の不使用を説明できない。2、パラ言語理解障害仮説;方言語彙の不使用を説明できない。3、終助詞意味理解不全仮説;ASDの方言不使用は、終助詞だけでなくあらゆる品詞にわたってみられる。4、メディア影響仮説;ASDがメディアから言語を学習する理由、方法が明らかでない。(この章は言語学的知識がないと難解であろう)
6<方言の社会的機能説>方言は21世紀の日本にもしっかりと根付いており、話者は方言と共通語のグランテーションの中から、人間関係の維持のために最も適切な表現様式を瞬時に選び使用している(方言の社会的機能説)。またこれは、ブラウン&レビンソンのポライトネス理論の言語ストラテジーにも通じる。ASDは社会性の障害を主障害とする。ASDの言語不使用は、方言の社会的機能を理解できず、状況に応じた使い分けができないからでは。
7<ASD幼児の方言使用>ADSが方言の社会的機能を理解できず使用しないとするならば、それらを理解いていない幼児の方言使用はいかなるものか。津軽地方の保健師に質問調査したところ、TDやIDの幼児は方言を使用するものの、ASDは使用しないという結果だった。
8<ASDの言語的特徴と原因論>ASDの言語上の問題。語用論(言語研究の一分野。言葉そのものよりもその使用法や表現形式、文脈解釈に焦点を当てる研究。例:Q・時計を持ってますか?A・4時20分です)障害。ASDの主要な障害領域。ASDの原因論の変還。心の理論(サリーとアン)。DMS-5。
9<家族の真似とテレビの真似>ASD幼児の方言不使用は、自然言語の習得・使用の問題。ASDの模倣は心的状態の理解に基づかないもの。
10<ことばと社会的認知の関係>言語習得のスキルとして「意図読み・意図理解能力(共同注意フレーム)」が重要。トマセンとバートン「トーマを探しに行こう」。ASDは、意図読みの困難があり、自然言語を学ぶのが難しく、意図理解なしの模倣や共同学習によって学び、方言主流社会においても共通語から言語を習得する。
11<かず君の場合>ADSの意図理解の弱さ、自然言語習得の困難さ。メディア媒体からの独自の言語習得。
12<社会的機能仮説再考>伝達意図(他社の意図的状態に対して人が何かを意図すること)の理解。
13<方言を話すASD>ASDも自然言語として方言は習得できるが、場面に応じた使い分けは困難。
14<「行きます」>ASDへの声掛けは「です・ます」が多く使われる。ASDへは相手の意図による行為の実行が機能していないと判断されている。ASDは相手が自分の意図に働きかけていることの弱さがある。意思決定機能が十分働いていないと見られている。
15<コミュニケーションと意図>ASDの言語やコミュニケーションの特徴。
<おわりに>「妻と私の論争には決着がついた」「この夫婦喧嘩は、私の完敗」「したはんで、いったべさ」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

少年と犬

2021/04/19 14:19

第163(2020上)直木賞受賞

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

43*18=774*308=238.392/596/4.0h
 「男と犬」2018.1初出。舞台は仙台、震災から半年後。家族のために悪事に手を染める和正、馳星周らしいピカレスク作品。多門は守り神であり、セラピードッグでもある。エロスとバイオレンスは少なめ。「多門はおれの家族だ。いくら金を積まれても、売ることなんてできない」
 「泥棒と犬」2018.4初出。仙台から新潟への逃避行。ゴミ山のスカベンジャー出身のミゲルはおそらくフィリピン人。イラン人運転手のハーミとの会話が絶妙。「泥棒となんかと家族になれるか―そう言われた気がした」
 「夫婦と犬」2018.7初出。富山市、夏。すれ違っている、勘違い夫と浅はかな妻。犬は何も言わないが、それを鏡として人は真実を見つけ出す。「トンパはその裁判官のようだった。私情を交えることなく意見に耳を傾け、判決を下すのだ」「そんなこと、気にするな―そう言われたような気がした」
 「娼婦と犬」2019.1初出。大津市、冬。最初の場面で、だいたいネタが見えてしまっている。岩手県で飼われていた4歳の牡犬。「あなたたちの魔法って、人を笑顔にするだけじゃないんだね。そばにいるだけで、人に勇気と愛をくれるんだ」お守りとメモが後に続かなかったのは残念。
 「老人と犬」2020.1初出。島根、冬。「犬は言葉はわからなくても、人の意思を見極めようとする。話しかけることでコミュニケーションが密になり、絆が深まっていく。いざというとき、何よりも役に立つのは人と犬の絆の強さなのだ」「弥一は人にとって犬は特別な存在なのだということを理解していた。人という愚かな種のために、神様だか仏様だかが遣わしてくれた生き物なのだ。人の心を理解し、人に寄り添ってくれる。こんな動物は他にはいない」「そうか。愚痴をこぼしている暇があるなら前に進めか」最後は切ない。
 「少年と犬」2017.10初出。熊本、春。釜石で飼われていた6歳。5年かけて移動してきた。感動的なラスト。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

一人称単数

2021/05/03 11:10

内容

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「石のまくらに」文藝界2018.7。19歳の大学生の僕。年上の、艶やかな肌に包まれた彼女とのなまめかしい一夜。羨ましいと同時に、自分には二度とこういった夜は来ないことを初めて気づかされ、愕然とする。1987年、「ノルウェーの森」を会社の仲間たちで回し読みをしていた20代の頃の私には、こんなことも望めてたし、実際にあったりした。3分の1世紀の月日、人は老い月日は戻らない。「あれから長い年月が過ぎ去ってしまった。随分不思議なことだが(あるいはさして不思議なことではないのかもしれないけれど)、瞬く間に人は老いてしまう。僕らの身体は後戻りすることなく刻一刻、滅びへと向かっていく。目を閉じ、しばらくしてもう一度目を開けたとき、多くのものが既に消え去っていることがわかる。夜半の強い風に吹かれて、それらはー決まった名前を持つものも持たないものもー痕跡ひとつ残さずどこかに吹き飛ばされてしまったのだ。後に残されているのはささやかな記憶だけだ。いや、記憶だってそれほどあてにはなるものでない。僕らの身にそのとき本当に何が起こったのか。そんなことが誰に明確に断言できよう?」
「クリーム」2018.7
「チャーリーパーカー・プレイズ・ボサノヴァ」2018.7
2019.8「ウィズ・ザ・ビートルズ」のLPを抱えていたあの美しい少女も、あれ以来出会っていない。彼女はまだ、1964年のあの薄暗い高校の廊下を、スカートの裾を翻しながら歩き続けているのだろうか?今でも16歳のまま、ジョンとポールとジョージとリンゴの、ハーフシャドウの写真をあしらった素敵なジャケットを、しっかり大事に胸に抱きしめたまま。
「ヤクルト・スワローズ詩集」2019.8
「謝肉祭」2019.12
「品川猿の告白」2020.2僭越なお願いかもしれませんが、愛に関しまして、つたない私的な意見をひとつ述べさせていただいてよろしいでしょうか?
「一人称単数」あなたは多分私のことを存じ上げていないと思う。「恥を知りなさい」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

日本の貧困女子 衰退途上にあるこの国のリアル

2020/10/29 10:48

後進国?

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『東京貧困女子。』の地方貧困女子バージョン。自作『新型コロナと貧困女子』の前説。
表紙に「衰退途上にあるこの国のリアル」とサブタイトルがある。裏表紙の解説に「「日本はもはや後進国である」最底辺に生きる女性たちの現状とは」とあるが、本文でそのような記述は一切ない。あえて言うならば、「はじめに」に「おそらく、日本はこのまま衰退途上を超えて後進国になってしまう」とあるだけである。後進国とはなにかも説明がない。豊かではない国、といった意味だろうが、最底辺の現状をルポするだけで、国全体を語るのはおかしいと思う。最底辺を救済する社会制度が整っていない国、という意味だろうか。それだったら、以前からそうだったのだろうから、先進国であったわけではない、ということになってしまう。よくわからない。
「貧困は、おカネが足りない経済的貧困を筆頭に、人間関係がない関係性の貧困、制度などを知らない情報の貧困と、それらが重なるほど事態が深刻になってくる。」
「貧しい経験をして苦労を知り、成長して這い上がるというロマンは過去の産物化フィクションであり、現在の貧困は固定された階層であり、一度組み込まれてしまうと抜けだすことができない」
「そして貧困層に落ちてしまった者はただただ苦しいままその日を乗り切るだけの日々が続き、その親元で育った子どもたちにも貧困が遺伝してしまう。」
「そんな、東京の貧困女子の苦境を聞くと、原因はほぼほぼ労働系の法律改正と国の制度変更であり、現在の政府が積極的に推進する新自由主義(民営化・規制緩和・市場原理・労働の自由化など)路線によって生まれた貧困と断定できる。人々の労働が人間のセーフティネットではなく、安くコキ使われる商品として流通させて起こってしまった。現在は悲しいくらいに人間の価値が暴落している。それに男たちの暴力が加わって、女性は人間性を喪失させるような苦境に陥っている。」
「たまたま優遇された層が、何も与えられない層に責任を押し付ける。それが現在の自己責任論の招待であり、非常にいびつな分断と憎悪を生んでいる。」
「おそらく、日本はこのまま衰退途上を超えて後進国になってしまう。それは豊かだった昭和時代に比べれば厳しい現実だが、諦め、受け入れてしまえば、そこまで最悪でない一面もある」(「はじめに」3~9頁)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

証言天安門事件を目撃した日本人たち 「一九八九年六月四日」に何が起きたのか

2021/05/25 14:53

ラングーン、北京、ヤンゴン

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1988年8月8日にビルマ、ラングーンの民主化運動に向けた国軍による発砲鎮圧があった。その1年後に中国で起きた国軍による同じく民主化勢力に対する発砲鎮圧は独裁政権のDNAとして、今ミャンマー、ヤンゴンにおいて顕在化しているのか。このまま香港、さらには台湾で同じことが続くのか。
「天安門事件を通じて、私は真の緊急事態においては、行きつくところ国民は自己責任で自分の安全を守らなければならないということを冷厳な事実として学ぶことになった。・・・戦後の我が国の弱点は、国民が外国から被害を受けた時のカウンターパンチを国家が行使しようとする気力を喪失していることである。(一等書記官=警察庁出向 南隆、p.13)」
「軍用車両がいとも簡単に火を吹き、燃え上がった。・・・素人に簡単に燃やされてしまう軍用車両が、どこの国にあるだろうか。それでは軍用車両の役目を果たせないはずだ。・・・当時の中国ではガソリンは重要管理品目で購入許可書が必要で、市民が簡単に入手できるものではなかった。そのガソリンがいとも簡単にビン詰めにされ、”火炎瓶”となって市内のあちこちに出現した。しかも、おかしなことに北京市内のガソリンスタンドは、どこも暴徒に襲われた形跡はなかった。それではあのガソリンは、いったいどこで手に入れたものだったのだろう。・・・しかも火を放たれ燃え尽きた状態で、車の背骨ともいえるフレームが溶け落ちていた。溶けてしまうような着尺なフレームを持つ軍用トラックなど聞いたことがない。どう考えても騒乱状態に近づいた市内の急速な変化にはどこか不自然さがあるように思えるのだった。(いすず自動車 渡辺真純p.91)
「この北京の大虐殺は最終的にトウ小平の支配を強化し、中国の近代化=市場経済の改革を伴った一党独裁制度の教義を固定化することになった。言い換えれば、中国式の権威主義的資本主義体制である。トウ小平の凶暴な抑圧への転換は、共産党が享受してきた左派の思想的正当性の終焉を運命付けた。軍と警察の国家権力、経済成長、狂信的な民族主義だけが支持の支柱になった。過去30年間で中国は強国となり繁栄した国に変貌したが、この教義は依然として変わらないままである。(ロサンゼルスタイム社 デビット・ホーリー、p.123)」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

10 件中 1 件~ 10 件を表示

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。