蓼喰う虫さんのレビュー一覧
投稿者:蓼喰う虫
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ご注文はうさぎですか? 5
2016/09/05 00:18
愛されている作品
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作品にとって何よりも重要なことのひとつはどれだけその作品に作者のインタレストがそそがれているか、つまりどれほど作者の思い入れがあるのかということだと私は思うのです。
本編の終わりにたびたび描かれた描き下ろし、あとがきのメッセージなどから作者であるkoi先生に気持ちが、私の感覚的なことなのですが、伝わってきます。
作中ではココアたちの成長が幾度もみてとれますがそれと同時にkoi先生の作家としての成長も垣間見れる、そのような巻となっております。
バビロン 2 死
2016/07/28 01:11
読み始めたのなら中断せずに!ただしホラーが苦手な人にはオススメしません。
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この小説はラストシーンが何よりも重要です。
紹介には自殺は罪か、それとも赦しなのか--とありますが、この2章においてはそれは豪華な飾りでしかないと言わざるを得ません。
すべてはただラストシーンにて読者を絶望へ叩き落とすためにあるのです。
それほどの力を持ったラストなのです。だからこそ途中で中断せずに読み始めたのならば一気に読みましょう。
期待以上の恐怖が味わえますよ。
明らかに野崎まど作品ではあるがかなり異質な今回のバビ
ロン2。型にはまりすぎず様々な試みを行う野崎先生のプロ意識には感心するしかないです。何より読者に媚びようとする意識があまりないのが良いです。このラストは大衆受けはするはずがないです、ありえません。それでも彼はやりきりました。そこをぜひ評価したい。
↓ネタバレあり
読後誰もが思うのが曲世愛、彼女の恐ろしさ。野崎作品特有の人を超えた様な存在に対する恐ろしさ。しかしこの曲世愛、彼女はあくまで人間なのである。「悪」の性質しかない人間なのである。人を容易く殺してしまう人間、我々はそのような人間を忌避しあり得ないと考えます、が
それでも作中の彼女の様な存在はこの世界において確かに存在しているのです。野崎先生はそれを教えたかったのかもしれません。そして彼女の提示した「ゲーム」の説明。そこからは自分がマイノリティであるのはおかしいとよね、という恐ろしき考えが読みとれるのは考えすぎでしょうか。果たして次章でどうなることやら。期待しかない!
2016/07/28 20:16
役不足のゾキと先輩の疎外感
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10巻はまるまる1巻かけての次なる展開の下準備の巻であります。岬一の戦闘員としての覚醒、マーヤと大鳥先輩の対比、アイラと龍兄の関係、そして凪に潜んでいたゾキという名のゴズの王弟の目的などなど。注目すべき事柄はたくさんある、のですがなんとも盛り上がりに欠ける気を抱くのはなぜだろうか。それはゾキが役不足であるから、そして先輩と岬一の絡みが少ないからだと私は思うのです。
まずゾキだが彼では凪の代わりとしてはどうも映えない。キャラはたっているのだが如何せん魅力をあまり感じません。読者としては岬一と凪の関係に注目するのが当然であります。しかしゾキの登場で凪の存在が薄くなってしまう。そこに物足りなさを感じてしまう。ただこのことは作者自身もわかっているだろうし、これからの話では岬一と凪の関係に徐々に焦点が移っていくはず。そこに期待したいと思います。
次に大鳥先輩。マーヤとの関係については深まっていくが今巻では岬一との絡みが少ないなと感じます。この物語の肝は何より岬一と先輩の関係であります。9巻では先輩は修学旅行で岬一と同じ場にはあまりいなかったとはいえ、彼女の心は岬一の方に常に向いていた。しかし今回はあまりにマーヤの方を向きすぎている気がします。マーヤとの関係は重要であるがもう少し岬一との絡みがあってよかったのではないかと思うのです。
ここまでほとんど批判だけですがこの巻が面白くないというわけではありません。不満というと上記の2点くらいでなのです。買う価値は十二分にあります。ただ好きな漫画だけに思うところがあった、というわけです。
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