良知知行ゴウイツさんのレビュー一覧
投稿者:良知知行ゴウイツ
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電子書籍上司・友人・家族・ご近所… 身近な人の「攻撃」がスーッとなくなる本(大和出版)
2020/04/27 12:08
「攻撃」力が強い場合、いくら「困っている」のだなと思っても・・・
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筆者のいう「攻撃」する人は、困っている人であるというのは、卓見であると思います。私ごとですが、重要な他者との関係で、相手がそのとき、「しんどいんだ。大変なんだ」と考えることにより、自分の気持ちが少し楽になるという経験があるので、共感できます。
また、攻撃されているだけと感じていても、攻撃している場合があるという指摘もそのとおりだと思い、考えさせられます。
ただし、「攻撃」の頻度が高かったり、その程度が非常に強い場合、その相手が重要な他者の場合、どうすれば良いかわからず、悩んでしまうという実情もあると思います。
この種の本で具体的かつ深刻なケースに十分な内容で触れることはもともと困難なことであると思いますので、仕方のないことだと思います。
私は筆者の一ファンでもあり、この本は筆者の他の本と同様とても読みやすく、根本に優しさを感じます。あえて私見を述べたいところとして、困っているー>混乱しているという観点から見てみると、さらに見解が深まるのではないかとも思えますが。
電子書籍壊れた脳 生存する知
2020/05/10 12:00
高次脳機能障害についての非常に貴重な本です
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本書の意義は、まず、高次脳機能障害について、患者で、かつ、医師である筆者が、極めて冷静に、自らの症状を、具体的実体験と、脳に関する専門的知見を元に言語により表現されていることです。二つ目は、地域、身近な人々との関わりです。
序章 壊れた脳の中、教えます 1章 私は奇想天外な世界の住人 2章 脳に潜んでいた病気の芽 3章 病気を科学してみたら 4章 あわや植物人間 5章 世間はどこもバリアだらけ 6章 普通の暮らしが最高のリハビリ。
見えない障害であり、その程度、特徴が、個々に相当の差があり、性格が180度変わってしまい、攻撃的になってしまい、数分前に言ったことを忘れているなどと聞いたことかあります。誤解、偏見もありますし、障害者とその家族を守る医療、補償を含めた社会的基盤が極めて不十分です。
10年以上前のことですが、私が事件で関わった障害者の両親は、悲観して自殺してしまいました。
しかし、本書は、筆者の前向きさ(底抜けの明るさ?)、幼い子供、義兄夫婦の関わり方など、心なごむもの、認知運動療法など希望があります。非常に貴重な本です。評価は、4.5としたいのですが、選択できないようなので4とします。
また、山鳥重先生の解説は第1人者によるものであり、さらに「心は何でできているのか」角川選書、「言葉と脳と心」講談社現代新書を読みたいと思っています。
電子書籍NHK「100分de名著」ブックス 道元 正法眼蔵 わからないことがわかるということが悟り
2020/04/19 20:13
正法眼蔵そのものをまだ読んでいないですが、読みたいと思いました
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正法眼蔵を読んでおらず、ひろさんの言われることをよく理解できていないのかもしれませんが、ひろ さんの言われる「悟りと迷いは表裏一体」、あるがままを自覚した状態とは、いかなる心理状態でしょうか? いろいろなたとえ、方便でしか、言葉でよく表現できないものであろうと思います。実践をするほかないのであろうと思います。 仏性を活性化させるのが修行である、生活全てが修行である。だからこそ、修行するというのはうなずけます。
それでは仏性とは、何でしょうか? 本書の途中で、宇宙の真理であると言っており、抽象論に思え、どなたかもおっしゃっていて、私も過去におもったことがある仏教の冷たさ(現在私は仏教に冷たさを感じているものではありませんが)を感じてしまいましたが、最後まで本書を読むと、人間の仏性として捉えており、そのおおもとに慈愛があることがわかり、安心しました。良い本です。
電子書籍極上の孤独
2020/05/09 21:09
極上というタイトルは、読者の注目を引くための・・・・
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このタイトルは、読者の注目を引くためのものですね。筆者が提案したものでしょうか?とあれ、レビューなので、あまり批評的なことは書かない方がよいのかもしれませんが、新書168ページの第1章から第5章までのなかに52節が詰め込まれてあるためもあるか、エッセイであるためか、この1冊だけでは孤独というテーマについての深い思索のあとが感じとれませんでした。各節の見出しをみて、斜め読みし、感じるものがあれば、それについて自ら考え、他の本を読む方が良いと思います。
第1章 なぜ私は孤独を好むのか 第2章 極上の孤独を味わう 第3章 中年からの孤独をどう過ごすか 第4章 孤独と品性は切り離せない 第5章 孤独の中で自分を知る
第2章が、本のテーマずばりですが、感銘を受けるような内容ではありませんでした。
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